車中泊にこれは要らなかった…!買ったけれどもお蔵入りしたギアたち | キャンピングカー・車中泊 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.06.10

    車中泊にこれは要らなかった…!買ったけれどもお蔵入りしたギアたち

    キャンピングカー外観

    終わりのないキャンピングカー快適化

    理想の車中泊を目指し、終わりのないキャンピングカーの快適化。それぞれのユーザーが楽しみながら試行錯誤していることと思います。

    私もいろいろなギアや便利グッズを試しては、やっぱり要らなかった、役に立たなかった……という経験が多数あります。

    振り返ると製品そのものに問題があったケースは皆無で、おもに「キャンピングカーに求める機能と逆行しているもの」「自分の性格上、使いこなせないもの」がラインナップ。

    “必要なものを正しく理解していない” ことからくる失敗がほとんどでした。実は同じ理由で過去にキャンピングカーを買い換えている私。恥ずかしながら、今回も失敗談を共有したいと思います。

    こんなに要らない、カセットコンロ!

    キャンピングカーとして8ナンバー登録をするには、加熱調理ができる空間と機器が必要です。常設である必要はなく、カセットコンロでもいいのですが、歴代のキャンピングカーの付属品や自分で購入したものなど、いつの間にかカセットコンロだらけに。

    カセットコンロ

    なかでも一目ぼれして購入したイワタニの「マーベラス」は、グランピングが意識されたスタイリッシュな外観と、しっかりした風防機能が人気の機種です。

    けれど、あまりにおしゃれ過ぎて日常使いには気が引ける。外国映画のようなケトルで湯を沸かすなら映えますが、脂が容赦なく落ちる焼肉などにはとても使えず、常に大事に「しまっておく」機種になりました。

    カセットコンロ

    結局、アウトドアで使うのには丈夫なケース付きで、ガンガン汚しても気にならない無骨な同社「風まる」が1軍に。逆に車内で使うにはコンパクトで取り扱いのしやすい「スリムプラス」に落ち着きました。

    洋服でもそうですが、おしゃれ過ぎると破損や汚れが怖くて使えなくなってしまうという実例。

    そもそも車中泊では、火気OKの場所ばかりに泊まるわけではなく、カセットコンロの登場機会はそう多くありません。

    「キャンプ場に滞在する」とわかっているときだけクルマに積めばOKで、普段はカセットコンロたちは自宅で留守番をしています。

    カセットコンロ

    オイルランタンやLEDオーナメント

    キャンピングカーを購入したとき、雑誌で見るような雰囲気抜群のキャンプサイトに憧れて購入した照明器具の数々。

    これからはどんどんキャンプをするから設営も上達し、自分だけの空間を演出できると張り切っていました。

    しかし、そもそもキャンピングカーのメリットは「時短」「電化」「設営・撤収の効率化」。手入れに手間のかかるオイルランタンや、ソーラー蓄電を考えながら配置するガーデンライトのたぐいはまったく活躍の機会がありませんでした。

    オイルランタン

    もともと車内からもれる室内照明がかなり明るいので、クルマ周りにイスやテーブルを配置するなら追加の照明は最小限でOK。クルマから電源をとれば、家庭用の照明器具も使えます。

    いまでは、さっと広げられて、さっと回収できるギアが一番という考えに変化。「装飾」や「雰囲気づくり」に労力を割けないという自分の性格を忘れていました。

    キャンピングカーは設営に手間をとられないぶん、豆からコーヒーを挽いたりブッシュクラフトをしたりと、効率を重視しない「遊び」の部分に時間をかけられるという考えもあります。しかし、生来の面倒くさがりである自分にはフィットしませんでした。

    硬派でかっこいいキャンプギアや、手間をかけることで愛着のわくキャンプギアはたくさんありますが、「自分の用途や性格に合っているか」が一番大事なように思います。

    キャンプサイト照明

    寝具の代わりにはならないウレタンカーペット

    常設ベッドを除くと、キャンピングカーの座席はソファでありベッドであり背もたれであり……と1台何役もこなします。どんな敷物が最適でしょうか?

    敷き布団とクッションを兼ねられるもの……とインテリアショップで探して敷いた、厚手のウレタンカーペット。たしかにフカフカで座り心地がよく、グッドアイディアだと思ったのですが、やはり寝具としての適性はいまいちでした。

    ウレタンカーペット

    厚みがあるので容易に洗濯ができず、就寝中の汗などの吸湿性にも劣る。使っているうちに皮脂で汚れてきたような気がして、なんとなく気持ちが悪くなってしまいました。

    やはり専用の寝具は抗菌性、吸湿性、速乾性などで利点があります。いまでは、もともとの座面+インフレーターマット+ベッドカバーで寝ています。

    ポリエステルのキャンプ用マットは拭くだけできれいになり、またベッドカバーは洗濯機で洗えるので手入れがしやすいです。

    キャンピングカー寝具

    狭い車内ではコンパクトなアイテムが便利

    このほかラジオ・照明・サーキュレーターがセットになった防災家電、折りたたみ鍋、ヤカンなども2軍へ。「置き場所がなくて邪魔」「ほかのもので代用できる」「めったに使わない」といった理由です。

    狭い車内ではとにかくコンパクトで取り出しやすく、すぐに使えるものが便利です。机や棚などの平面が少ないので、平置き限定のものや、傾けると不具合が起きるようなものはNG。

    サーキュレーター

    どこにでも「吊るせる」「挟める」「貼れる」ものが重宝します。必然的に小型軽量で、フックやクリップやマグネットが付いたものが残っていきました。頑丈でクルマの揺れに強いことも大事ですね。

    また無駄なものを買ってしまった……と猛省しながらも、まだまだ最適なギアを探す旅は続いています。

    私が書きました!
    フリーライター
    SAYA
    グルメ、トラベル、車中泊、クルーズなどの記事を執筆しているフリーライターです。バンコンタイプのキャンピングカーで全国を巡っています。太陽も昆虫も苦手なインドア派ですが、車中泊×観光の組み合わせに無限の可能性を体感中。車を拠点にした遊びの話題をお届けします。

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