デイキャンプに必要な持ち物とは?初心者にもおすすめのリスト10
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    2023.06.27

    デイキャンプに必要な持ち物とは?初心者にもおすすめのリスト10

    ミニマルにしたいからといってやみくもにギアの数を減らしたり、軽量にしすぎたりすると、せっかくのキャンプが苦しいだけのものになりかねません。
     
    大事なのは、できるだけ工夫された装備を選ぶこと。
     
    自分の楽しみを犠牲にしない範囲で、ギア類の数を減らし、小回りがきく装備をそろえるには?デイキャンプに必要な持ち物と選び方のコツを、アウトドアライターの高橋庄太郎さんに解説してもらいます。

    伝授してくれるアウトドアの達人は?

    アウトドアライター 高橋庄太郎さん

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    テント泊を愛し、一年中フィールドへ。著書に『テント泊登山の基本テクニック』(山と溪谷社)、共著に『"無人地帯"の遊び方』(グラフィック社)など。

    デイキャンプに必要な持ち物リスト

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    容量 35Lのバックパックを用意!

    (1)バックパック

    手軽なデイキャンプの計画ならば、ミニマルを目指しながらも少々荷物がかさばってもいいのではないかと僕は思います。

    とはいえ、持ち運びを考えれば、ある程度は軽量コンパクトにまとめたいものです。そう考えれば、バックパックに必要な大きさは容量30L前後が適当です。

    おすすめはコレ!
    グラナイトギア/ペリメター35
    ¥31,900

    問い合わせ先:ヴァーテックス 046(205)7391

    容量35Lの小型だが、下部のパネルの間には荷物を挟み込める。また、荷物の外付けもしやすく、帰りにたくさんのお土産を買っても余裕で収納できる。

    (2)マット(座椅子)

    荷物をミニマルにまとめるひとつの方法はマルチに使えるものを選ぶことですが、広げればマットに、接続すれば座椅子になる……なんていうギアは、まさにそのお手本。

    ゆったりと座って食事を作ったあとは、寝転んで昼寝するのもいいですね。

    おすすめはコレ!
    クレイジークリーク/ヘックス2.0パワーラウンジャー
    ¥14,300

    問い合わせ先:エイアンドエフ 03(3209)7575 

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    パンクの心配がないフォーム素材で、広げればマットに、バックルでつなげば座椅子型に。気分に応じて寛ぐスタイルを選べる。少々かさばるが、二刀流に活躍して有用だ。

    (3)保冷バッグ

    気温が高いと傷みやすい食材を運ぶバッグは、バックパックとは別に用意しましょう。

    手持ちで運ぶ際はバッグがつぶれると食材もいっしょにつぶれてしまうので、張りがある素材が使われていて、断熱材の厚みが十分なものを探してください。

    おすすめはコレ!
    ハイドロフラスク/8Lインシュレーテッドトート
    ¥7,480

    問い合わせ先:アルコインターナショナル 06(6563)7346

    6時間程度の保冷力が期待できる、分厚い断熱材で作られた保冷バッグ。持ち手がとても丈夫で、食材をたっぷり入れても安心だ。

    (4)食器セット

    食器はかさばる道具の代表格です。いくつもスタッキングできるものは複数持っていってもボリュームを押さえられますが、それ以上にかさばらないのは“折り畳みタイプ”。

    ただし形状がゆがみやすいので、食事を入れすぎたり、手で強く握ったりしないように注意して使いましょう。

    おすすめはコレ!フォッジルズ/スナップフォールドソロパック
    ¥2,310

    問い合わせ先:モンベル・カスタマー・サービス 06(6536)5740 

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    ポリプロピレン製で、スナップボタンで留めて使用する折りたたみ式の食器。3点セットだが、広げてまとめれば1㎝程度の厚みに収まり、小型バックパックにも入れやすい。

    (5)カッティングボード

    大きいほど使いやすいのが、カッティングボード。しかし、大型は収納時に邪魔になります。

    だけど折り畳み式には広げれば倍のサイズになるものもあり、大きな魚や長い野菜などを切るのにも便利。食材に合わせてカットするスペースを使い分けることもできます。

    おすすめはコレ!
    ベルモント/抗菌バタフライカッティングボード
    ¥550

    問い合わせ先:ベルモント 0256(36)1081 

    釣りのときは魚のサイズも測れるように目盛りが付いた、まないた。抗菌性があり、こまめに何度も洗うことがしにくいキャンプ場でも安心して使用できる。写真は半分に折られた状態だ。

    (6)テーブル

    アウトドア用のテーブルには、分解してパーツを重ねて持ち運びできる製品も数多く登場しています。

    ただ、足が長いタイプはパーツも長くて、収納には不利。それほど長い時間は使用しないデイキャンプでは、ロータイプのもののほうが現実的でしょう。天板の位置が低いため、安定感があります。

    おすすめはコレ!
    ベルモント/ヤマタク
    ¥9,900

    問い合わせ先:ベルモント 0256(36)1081 

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    収納時は105×280×24㎜、使用時はその倍ほどの大きさになり、素材は桐製。ハーフサイズのチタンの天板も併せて使用することができ、濡れたものも気楽に置ける。

    (7)焚き火台

    焚き火台もまた、細かく分解できて、小さく収納できるタイプがお勧めです。

    そのなかでもチタン製はとにかく軽量で、ミニマルキャンプ向け!チタンは高価な金属ゆえに価格は少々高くなりますが、錆びることがなく、ひとつ持っていると重宝します。

    おすすめはコレ!
    バーゴ/チタニウムファイヤーボックスグリル
    ¥15,900

    問い合わせ先:ケンコー社 06(6374)2788 

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    チタン製で重量160gと超軽量!上に乗せる網は、ソロに適した約20㎝四方の大きさだ。

    (8)クッカー

    クッカーも軽量なものを選ぶなら、素材はチタン。

    ただし熱の伝導性が低いために汁気が少ないメニューを作ると焦げやすく、その点には注意が必要です。

    手の込んだ料理を作りたい方、反対に焦げの心配をせずに気楽に調理したい方は、アルミ製のほうがよいかもしれません。

    おすすめはコレ!
    バーゴ/チタニウムボットHD
    ¥22,000

    問い合わせ先:ケンコー社 06(6374)2788 

    シリコン製のパッキンがつけられたスクリュー型のフタが付いているユニークなクッカー。しっかりと閉めれば汁が漏れないので、食べ残しを持って帰れる。

    (9)マグカップ

    簡素なカップは軽量ですが、温かいものは冷めやすく、冷たいものは温まりやすい。

    だから、のんびりと楽しむデイキャンプには、保温タイプのほうが似合っています。アウトドアではカップをひっくり返しやすいため、安定感のある底面が広いタイプがよいでしょう。

    おすすめはコレ!
    クリーンカンティーン/ライズ14ozマグ
    ¥4,950

    問い合わせ先:エイアンドエフ 03(3209)7575

    約400mlとたっぷり入る保温性マグカップ。風が吹く屋外でも飲み物の温度をキープする。重心が低く、安定感が高い形状に作られており、取り外し可能なフタも使いやすい。 

    (10)タープ

    強烈な日差しを遮るタープは、ミニマルなキャンプにもなんとか持っていきたいもののひとつ。

    ガイラインの使い方によって多様に形状を変化できるものは汎用性が高く、雨が降ってきた場合はテントのような形状にして水滴の吹き込みを抑えるなど、なにかと便利です。

    おすすめはコレ!
    ニーモ/スカラー¥29,700&ADJタープポールS
    ¥4,730

    問い合わせ先:イワタニ・プリムス 03(3555)5605

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    広げれば320×260㎝の大きさで、重量は460g。ソロやデュオで使うのにはちょうどいい、適度な小型タイプだ。設営の仕方によっては風雨をしのぐシェルターにも使える。

    デイキャンプの持ち物なら初心者も集めやすい!

    テントや寝袋を持っていく必要のないデイキャンプは、初心者やキャンプに慣れていない人でも始めやすいはず。

    まずは、こうしたデイキャンプ用の持ち物から集めていくのもいいでしょう。

    最大限に楽しく、でも荷物は軽く、この2つを実現する工夫を押さえて、キャンプを最高の体験にしてください。

    ※構成/高橋庄太郎 撮影/中村文隆

    (BE-PAL 2023年4月号より)

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