ピストン西沢がチェック!三菱デリカミニは素晴らしい週末を楽しめるクルマだ | 試乗記 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.04.13

    ピストン西沢がチェック!三菱デリカミニは素晴らしい週末を楽しめるクルマだ

    クルマ大好きのラジオパーソナリティ、ピストン西沢さんがBE-PAL.NETで繰り広げる、遊びグルマの独断と偏見レビュー。今回は三菱の新型軽自動車、デリカミニについて語ります。

    キャンプのイメージで一枚。この写真だけで全て伝わりますね。

    こんにちは! ピストン西沢です。

    今回は充実した週末を送るための新型車を紹介するっす!

    元々兄弟車ともいえる日産 ROOXオーナーだった西沢から見たポイントとは?

    週末や趣味の延長でデリカミニを楽しめるか!?

    オートサロンで話題になったデリカミニがようやくデビューした。カタログを見ると「冒険にでかけよう」って書いてあるし、見た目もデリカD:5と同じイメージだし、車高も上がっていたりするから、BE-PALの人たちには大好物なはずだ。エンジンはNAとターボで、それぞれにFFと4WDの展開。そもそもが軽自動車以上のクオリティを感じるクルマだから、普通に使う分にはまったく申し分なし。そこで週末や趣味の延長でクルマを楽しむっていうことで考えると……。

    ポイント1 

    週末アウトドアの前に現場まで高速移動しなくちゃイカン

    目玉が鉄人28号だ(古いですw)

    この角度はまさにデリカD5。好きな人なら両方買っちゃうねきっと。

    まず運転支援システムのマイパイロットが高速道路の移動を楽にしてくれる上に、そもそもこのシャシーはとても乗り心地が良くて、静か。デリカミニは日産と共同開発したekシリーズをベースに持つ最新型で、いわば日産 DAYZ やROOX、さらにサクラも親戚みたいなもん。実は西沢はその日産3車種は全部買って乗ってるんすよ。共通点は軽自動車として破格の乗り心地の良さ。音、振動、突き上げ感、シート、ドラポジ、全てクラストップ性能。燃費は4WDのターボでWLTC 17.5km/Lだ。

    ポイント2 車高を上げて大きなタイヤを履いている 

    そしていざキャンプ場なんかについたときに威力を発揮するのが4WDに設定された5ミリ高い最低地上高。サスも専用で、これにより悪路走破性も上がっているし、何よりも見た目がそれっぽくてよろしい。その秘密はタイヤで、今までのROOXやekワゴンのタイヤは165/55R15の外径562ミリ。このタイヤだと高速道路で背の高いボディの動きを止めるには少々役不足。特にトルクフルなEVのサクラは完全に足りないのだが、車高を上げてサスも見直す中でタイヤもテコ入れした三菱はエライ!

    タイヤの大きさや車高の高さは、ホイールアーチを黒くしているので、意外に目立たない。

    デリカミニの装着タイヤはより大きな165/60R15で、外径は579ミリ。撮影当日は撮影会だったから、ちゃんとは乗れなかったが、それでも移動の時に大きくなったタイヤの乗り心地と、しっかり固めたサスがもたらず安定感を感じた。高速道路なんかでこの恩恵は受けられること間違いなしで、キャンプをはじめとした遠出には大きな要素となるっしょ。残念ながらこのサイズのタイヤ装着は4WDのみだが、できればFFにもつけてほしかった。

    コクピット周りは見慣れたekスペースやROOXと同じ。

    シート生地は撥水仕様で滑らず質感もGOOD!

    ポイント3 

    最低地上高が高くスライドドアで5ナンバー登録は魅力的

    後部座席もこの広さ。乗り心地も軽自動車トップレベル。

    BE-PALの読者には大事な最低地上高www 
    デリカミニの4WDは160ミリ。軽自動車のトップは調べたところジムニーっぽくてこれが205ミリ。そこから数えてタフトとかハスラーとか色々いるけど、スライドドア付きだとほとんどが商用車。ライバルはダイハツさんのタント・ファンクロス。こいつのAWDは165ミリだった。しかしタイヤが165/55R15と小さく、そこからすると5ミリ低くてもいいんじゃね?って感じもしますね。

    タント・ファンクロスは、アプローチアングル27°、デパーチャーアングル58。デリカミニの4WDはアプローチアングル29°、ディパーチャーアングルが47°とこちらも僅差ながら、タント・ファンクロスの勝ち。まあその差は微々たるもので、いい勝負にはなると思いますが。

    とにかくテントやイス、BBQコンロなんかを後ろのゲートから出すのは大変。でも商用車ベースのアウトドア仕様は、乗り心地やタイヤが厳しいぞというところで、デリカミニは人気になること間違いなし。

    リアゲートだけでなく、スライドドアも使えて、オフロードもいけるのがこのクルマの素晴らしいところ。

    ざっくりキャンプ道具を入れてみた。まだまだのるぞ。

    ポイント4 

    ルーフレールは当たり前でついていてほしい! その他アクセサリーが魅力的

    左がアクティブトーンスタイルで右がアドベンチャースタイル。

    軽でマッドフラップが似合うなんて、さすがデリカの名前を引くクルマだ!

    実は西沢の愛車だった日産ROOXには、ルーフレールの設定がありません。なので大きな荷物を積んで遠出は難しかった。スキーなんて4人乗ったらつめないもんね。社外品のルールキャリアでもいいかもしれないが、やはり純正で安全の上に安心を載せたいもんですわ。その点、このクルマをどう使うかということでは、間違いなく週末アウトドアの遊びを盛り上げる方向でアクセサリーなども揃えたい。

    デリカミニはアクセサリーも豊富で「アクティブトーンスタイル」と「ワイルドアドベンチャースタイル」の2種類があり、そこには得意のマッドフラップなんかもあるから楽しい。マッドフラップだけつけて「なんちゃってクロカン」の雰囲気も出しながら、ショッピングモールに行くのもカッコよし。ボディの塗り分けもこだわりがあって、愛着がわくクルマです。

    印象的なボディの切り替えは、なんと塗装だ。ここもこだわっている。

    屋根のキャリアはルーフレールあっての賜物。これがあるなしでだいぶ違うぞ。三菱さんありがとう。

    ということで、アウトドアが趣味に見えるクルマww が欲しい人にはうってつけ。そして本気でアウトドアするにもうってつけ。さらにデリカをD:5持っている人には、その子供感覚で、平日は奥さんのお買い物カーにするとか楽しすぎる。

    最後に価格は¥1,804,000から、ターボの最上級グレード「Tプレミアム」のFFが¥2,074,600。4WDが¥2,238,500となっている。これ買っただけで週末変わりますね。

     

    私が書きました!
    ラジオDJ、ミュージシャン
    ピストン西沢
    多数のラジオ番組にてパーソナリティを担当。ウィックに富んだトークが人気を集め、第48回ギャラクシー賞でDJパーソナリティ賞を受賞。一方で車好きとしても知られ、レーサーとしてインテグラレースやスーパー耐久などに参戦。日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考委員も務めた実績もあり。https://twitter.com/piston2438

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