キャンプや非常時に欠かせない夜間の明かり。
懐中電灯と水の入ったペットボトルを使えば、ふわっと光が広がるランタンを簡単に作ることができます。
ペットボトルの周りを可愛くデコレーションして、世界にひとつだけのランタンを作ってみませんか。
ペットボトルランタンとは
今回紹介するペットボトルランタンは、2本のペットボトルを縦に重ねて作ります。
下のペットボトルには懐中電灯をスイッチオンにした状態で上向きに入れ、上のペットボトルには水を入れておきます。
懐中電灯の光が水に乱反射して広範囲を明るく照らし出す、という仕組みです。なお、懐中電灯の光源自体は紙に隠れるので、柔らかい雰囲気を楽しめますよ。
ペットボトルランタンの作り方
さっそくペットボトルランタンを工作していきましょう。
必要な材料と道具(ランタン1個分)
- 使い終わったペットボトル(500ml) 2本
- 懐中電灯
- A4サイズのコピー用紙
- セロファン
- マスキングテープ
- カッティングボード
- セロハンテープ
- カッター
- ハサミ
- ペン
- 水
手順
1.ペットボトルをカットしよう
まずは懐中電灯を入れる下の部分を作りましょう。
ひとつのペットボトルを、底部から「使用する懐中電灯の長さ+5cm」の高さのところで水平にカットします。
切り口は鋭く危険なので、セロハンテープを巻いておくと安心。
なお、この時点で、もうひとつのペットボトルには、水をいっぱいに入れておきましょう。
2.コピー用紙に穴を開けてデコレーションしよう
続いて、ランタンの外装、いわゆるカバーの部分を作ります。
コピー用紙を縦にして、カッティングボードの上に置きます。完成時に光の一部が外に漏れ出るよう、好きなかたちの小さな穴を開けていきます。
下絵を描いてから、カッターで繰り抜くようにカットするとうまくできます。その後、穴を開けた部分には、裏面から色付きセロファンを貼りましょう。
なお、子どもがカッターを使うときは、大人と一緒に作業するようにしてください。
穴の切り抜きが完成したあとは、用紙にペンで絵を描いてみたり、マスキングテープを貼ってみたりして、自由にデコレーションしましょう。
ペンは、はっきりした色味のものを使うのがおすすめです。
3.紙をペットボトルに巻き付けよう
きれいにデコレーションしたコピー用紙を、ペットボトルランタン本体に巻き付けていきます。
画像のように、いったん水の入ったペットボトルを、1でカットしたペットボトルの上に載せます。
水の入ったペットボトルを丸々包み隠すような位置に、紙を巻き付けることになります。位置を覚えておきましょう。
紙を巻き付ける位置が確認できたら、2つのペットボトルを離します。
水の入ったペットボトルに、コピー用紙を隙間なくぴったりと巻き付け、3〜4箇所程度セロハンテープで固定しましょう。
4.2つのペットボトルを組み合わせれば完成!
1でカットしたペットボトルの中に、スイッチを入れた懐中電灯を上向きに入れます。
その上に水の入ったペットボトルを載せ、ずれないようにグッと押し込めば、ペットボトルランタンの完成!
手作りランタンを早速使ってみよう
できあがったオリジナルのペットボトルランタンを、暗いところに持って行って使ってみましょう。
自由研究にもぴったりなオリジナルのランタン
セロファンを貼った部分は鮮やかに、用紙の部分はやわらかく、それぞれ灯ります。自分がデザインしたランタンに、子どもたちも大喜びです。
今回イメージしたのは「夜空に輝くお星さま」。暗闇に黄色く輝くお星さまが印象的な作品に。
こちらのテーマは「部屋」。コピー用紙に穴を開ける際に一部をつなげたままにすることで、開け閉めできるドアを作成したそうです。
扉を開けてみると、中はセロファンによって焚き火色に彩られていました!
試しにA4のコピー用紙を2枚組み合わせて高さを出してみたところ、2枚目まできちんと光が届きました。これは大作ができそうですね。
なお、用紙を使わずに工作する方法もあります。油性ペンで水の入ったペットボトルに直接絵を描いて照らし出すだけでも、十分楽しめますよ。
水に牛乳を混ぜればおしゃれなランタンの完成!
ここで、遊びごころのある楽しみ方をひとつ。水に牛乳をちょっとだけ混ぜ入れると、乳褐色の柔らかい光に大変身します。
牛乳は、水が薄〜く濁る程度の量で大丈夫。カルピスウォーターのイメージで、少しだけ混ぜてみましょう。
ペットボトルランタンが役立つシーンとは?
工作する時間がない、道具が足りない、といった場合でも、ペットボトルランタンは即席で作ることができます。
ペットボトルのラベルを剥がして、下から懐中電灯やスマートフォンの光を当ててみるだけでも十分灯りは広がります。
キャンプ中のランタンとして
例えばキャンプシーンでは、水のペットボトルを持参している方も多いはず。
ランタンをうっかり忘れてしまった場合の応急措置としても、いいかもしれません。
停電時の防災対策として
また、停電時の灯りとしても役立ちます。
作り方を覚えておけば、ろうそく代わりに。災害時などでも慌てず対処できるでしょう。
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オリジナルランタン作りに挑戦しよう
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コピー用紙とセロファンを使い、ペットボトルの周りを可愛くデコレーションして、世界にひとつだけのオリジナルランタンを作ってみませんか。