200万円以下で手に入る軽キャンパー「ラクネル・リリイ」で外遊びに彩りをプラス
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    2023.03.16

    200万円以下で手に入る軽キャンパー「ラクネル・リリイ」で外遊びに彩りをプラス

    アルミチャンネル材を使用した独自の架装が特徴のラクネルシリーズ。

    関心度の高い軽キャンパー

    一般社団法人日本RV協会が毎年発行している「キャンピングカー白書」の2023年版が2月に発行されました。これによると、関心の高いキャンピングカーのベース車両の1位はハイエースで54.2%と半数以上。次いで軽自動車が16.8%というデータがありました。また、タウンエースが5.6%と急上昇しているのも興味深いものでした。

    今回はハイエースではないですが2位だった軽自動車ベースのキャンピングカー、いわゆる軽キャンパーのニューモデル「ラクネル・リリイ」を紹介していこうと思います。

    このラクネル・リリイを製造する「メティオ」は、1997年創業のキャンピングカービルダー。「遊び方・自由自在」をコンセプトにラクネルシリーズを展開。ハイエースやアトレーをベースにした「バンツアー」をはじめ、タウンエースベースの「レイ」、エブリイベースの「レスト」など、さまざまなモデルをラインナップしています。

    今回はダイハツのハイゼットカーゴをベースにしたニューモデル「リリイ(ハワイ語で小さくて可愛いの意味)」をじっくりと見ていきます。

    ベース車にはハイゼットカーゴを採用

    METIO「Rakuneru LiLi」乗車定員:4人/就寝人数:2人。アイスブルーの純正カラーにホワイトのアクセント。ルーフラックはオプション。

    2021年1220日にアトレーワゴンとハイゼットカーゴが17年ぶりにフルモデルチェンジされました。これに合わせアトレーワゴンは5ナンバーから4ナンバーに変更され、名前もアトレーになりました。2台とも4ナンバー登録で、違いはどこなのかというと価格面はもちろんのこと、外観や装備、スマートアシスト機能であるACCLKCの有無といったところに違いがあります。また、アトレーはターボエンジンのみのラインナップになっています。

    豪華仕様なのがアトレーで、装備を必要最低限にしたものがハイゼットカーゴという違いがわかったところで、「ラクネル・リリイ」のベース車両はハイゼットカーゴ。商用軽ワンボックスながらもボディカラーは7色を用意しているのがうれしい点です。

     

    明るい色遣いで爽やかな印象のインテリア

    セカンドシートと荷室のマットで対座のリビングに。軽自動車でも床に足を下ろしてくつろげるのが自慢。

    さて、さっそく内装をチェックしていきましょう。

    と、その前に「ラクネル」シリーズの特徴を説明すると、ベッドや家具のフレームにアルミのチャンネル材を使用するオリジナルの製造法を採用しています。これらフレームを使いベッドマットや家具類を搭載。このアルミフレームは高強度で耐久性があり、軽量化が計れるのが大きな魅力となっています。

    リリイについてもセカンドシートから荷室にかけてアルミフレームを配置。そこにマットを置いてベッド展開したり、軽キャンパーでは珍しい対面対座でのリビング展開もできるようになっています。

     

    ベッドサイズは約1950×1200㎜を確保。サイドとバックドア側にカウンターがあり、就寝時もコップなどが取りやすい。

    フレームの下部分は収納スペースとして活用できる設計で、荷室の左右にはキャビネットを搭載。キャビネット内にはオプションでDC冷凍冷蔵庫を装備することも可能。リアのクオーターウインドウは有孔ボードが標準で装着されており、小物を引っかけたりするのに便利。着替えや食器など入れにちょうどいい上部収納棚はオプションで用意。

    リアクオーターウインドウは有孔ボードが装着(オプション)され、使いやすいようアレンジできる。

    オプションでDC12V冷凍冷蔵庫を搭載可能。カウンターの上蓋を外して飲み物などが取り出せる。

    注目は左右スライドドアに標準装備されるオリジナルのアクリル2重窓(オプション)。断熱性のアップに加え、シェードや網戸も備わり快適度がグンとアップします。軽キャンパーとしては珍しく、キャンピングカーとしてはもちろん移動中に後席の人も喜ぶ装備です。

    オリジナルのアクリル2重窓。窓の開閉はもちろん、シェードや網戸モードにも切り替えられる。

    ほかにも車中泊のスタイルに合わせた豊富なオプションを用意。サブバッテリーやインバーター、走行充電システムなどの電装系についても好みのサイズや容量のものを搭載できるようになっています。

    ベッド下に電装システムの搭載も可能。休憩・就寝時も手が届きやすいようキャビネット横にスイッチ類を集約。

    上部収納棚・換気扇・LEDダウンライトはオプション。必要に合わせて選べる。

    愛らしいスタイルに清潔感あふれるインテリアなど、男女問わず気軽に車中泊旅ができるのが「ラクネル・リリイ」。価格は191万円〜と、200万円を切るリーズナブルさも嬉しいところ。気になる方は是非ともショーや展示場でチェックしてみてください。

     

    メティオ    048-791-2111

     

    私が書きました!
    編集者・ライター
    伴 隆之
    大学卒業後、自動車専門誌の編集者として勤務し、その後独立。1999年から2年ほどカリフォルニアに住んでいたこともあり、アウトドアと旅が趣味。ニュージーランドでのキャンピングカー旅が特に好きで南北計4回ほど走破。現在は旅やキャンピングカーを中心にアウトドアやオートバイなどの誌面や動画を製作。愛車は1967年式イノチェンティ・ランブレッタと日産エルグランドをベースに自身で製作した車中泊カー。

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