キャンピングカー・オーナーで収納大好き!な国井律子が、愛車で実践している「車内整理術」 | キャンピングカー・車中泊 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • キャンピングカー・車中泊

    2023.03.07

    キャンピングカー・オーナーで収納大好き!な国井律子が、愛車で実践している「車内整理術」

    車内の雰囲気

    スノーボードに出かけたときの我が家のキャンピングカーの車内。夫と次男は滑りに行っています。

    趣味「収納」な私です

    ドアの裏とか壁面とか、「何をしまえるかなー」なんてことを考えたらニヤニヤ。好きが高じて昨年「整理収納アドバイザー」の資格、準1級まで取ってしまいました。その上の「1級」を取得すると、協会からお仕事の依頼をいただけるようです。今年中にはぜひ取ろうと思っていますが。来年にはまったく違う仕事していたりして…(笑)。

    なんて話はさておいて、キャンピングカーってクルマとしては大きいけれど、部屋として考えるととても狭い。家族4人とボストンテリアの豊がとりわけ小さなワンルームに、ぎゅぎゅうひしめき合っている状態です。超「密」です(笑)。

    キャンピングカー後方の様子

    勉強をしている長男越しに見る、後方2段ベッド方向の雰囲気。

    常に荷物が散らかりがちな車内。「アレどこいった?」「 コレどこいった?」 が始まる。こういう時間、ほんと無駄だしイライラします。とくにスノーボードなど道具の多い遊びのときが、イヤになるほど散らかりますね。

    イライラしないために

    • モノの所在をわかりやすくする
      →細かくラベリングしたり家族と収納を共有するなど

    • モノを重ねてしまわない
      →下のモノが見えなくなり「どこいった!?」が始まる
    • 景観を損ねない範囲で「吊して」収納
      →視覚的にモノがどこにあるかわかりやすい

      コートなどが吊せる「クローゼット」があるとうれしいなーと、いつも思うのですが、うちのような「寝ること」に重きを置いたキャンピングカーには、構造的に付いていない車両がほとんどです。先日幕張メッセで行われた「ジャパンキャンピングカーショー2023」にお邪魔してきたのですが、やはり見つからなかったですね。ハイ、私がキャンピングカーをチェックする箇所は、1にも2にも「収納」なのです。

      「ジャパンキャンピングカーショー2023」会場でチェック。気になった収納アレコレ

      2段ベッドの「ハンガーパイプ」

      後方2段ベッド上にあるハンガーパイプ

      後方の2段ベッドに設置された「ハンガーパイプ」。

      これ、ナイスアイデアですね! 2段ベッドの上段マットを撤収したり、ずらしたりすればジャケット類も吊せそうです。しかしそうなると、せっかくの2段ベッドが使えなくなるのかー。ブツブツブツ…。そんな具体的すぎる目線でキャンピングカーショーを巡っている人、いるかな。いたら友だちになりたい(笑)。

      VANTECH コルドバンクス

      ハンガーパイプがあった車両はこちら(写真がブレててすみません)。

      長物を吊せる「防水マルチルーム」

      防水マルチルーム

      濡れたモノをそのまま置ける「防水マルチルーム」。シャワールームやトイレにも。

      丈の長いコートやスノーボードウエアなど「長物」が吊せるのは、やはり防水マルチルームですね。ここにハンガーパイプを設置するのがベストですが、強力な「突っ張り棒」だと無理な力を壁に掛けてしまうので、ちょっと心配です。また、走行中の振動もあるので、ズレたりもします(経験アリ)。

      しかしながら「FFヒーター」の吹き出し口が、防水マルチルームにあります。冬場であれば、濡れたブーツや温泉で体を拭いたタオルなどを、ここに干しておいてヒーターを付けっぱなしで寝れば、翌朝にはカラカラに乾いています。現在、わが家のキャンピングカーは簡易トイレしか置いていない殺風景な空間となっており、まずはここをテコ入れしようかな。たとえば壁面に「ワイヤーネット収納」などを設置したら、いろいろ便利に使えそうです。

      エントランス・ドア収納

      ドアの内側にある収納

      ちょっといいなと思った、スマートな「エントランス・ドア収納」。こちらは、ハンガーパイプのところで紹介した車両と同じ「バンテック/コルトバンクス」です。

      ドア収納、わが家のキャンピングカーにも付いていましたが、上の画像のようなくぼみにはまる「ニッチ」タイプではなく、ボコッと張り出した形状でした。玄関スペースを圧迫、使っていて不便だと感じたので思い切って取り外しました。そう、収納には「引き算」も必要なのです。でも今は玄関ドアに傘を差せる、ささやかな「傘立て収納」を探しています。キャンピングカーはサイズ的にも「ひとり暮らしのワンルーム」用の収納から検索すると、ピッタリしたモノが見つかることもあるんですよね。

      シンク蓋

      蓋付きシンク

      場所に限りのあるキャンピングカーのキッチン。「シンク蓋」があると便利ですね。

      こちらはガスコンロ蓋まで付いていました。しかも流しの蓋とはセパレート!? こういう気の利いたカラクリについ心弾んでしまう私です。皆さんはどうですか? あら興味ない?

      スパイスラック

      スパイスラック

      心弾むといえば「スパイスラック」も同様。

      これ、あるとすごく便利なんですよ。走行中の振動でもバーがあるのでスパイスが落ちたりしません。以前乗っていたキャンピングカーには2段付いていて、本当に重宝しました。現キャンピングカーにも付けたいなー。

      ベースがハイエースの「セレンゲティ」。

      こちらの車両はベースがハイエースの「セレンゲティ」。

      大容量外部収納庫

      ワンタッチで開く外部収納庫。

      ワンタッチで開く外部収納庫。

      車外にある収納は、必ず出る旅行中のゴミなどをしまうのに便利そう。また、日帰りスノーボードでブーツなど、室内には入れたくない「濡れ物」を保管するのも良さそうですね。

      フック

      車内に取り付けられたアイアンのハンガー

      ハイエースベースの「バンコン」タイプに付けられていた「ハンガーフック」。

      フックって、なにかと便利なんですよね~。ジャケットかけたり、タオルを乾かしたり。こちらのSEDONAシリーズの「SUNRISE」には、フックが左右あちこちに付いていました。このクルマのビルダーさん、わかっていらっしゃるー。

      WORKVOXのSEDONAシリーズ

      WORKVOXで同じSEDONAシリーズの「LAKESIDE」。丸目がレトロ顔がかわいい「ハイエース」ベース。

      「ジャパンキャンピングカーショー2023」で取材しました

      「ジャパンキャンピングカーショー2023」は、2月3日(金)~2月6日(日)に幕張メッセで開催されました。私は2月3日の午前中「プレスタイム」にお邪魔しました。今後、各地で開催されるキャンピングカーのイベント情報は、下記のホームページでチェックできます。

      まだまだ発展途上な私のキャンピングカー収納

      スノーボードバージョン

      服はバンクベッドに吊して収納、乾燥。

      ウエア類は「バンクベッド」に吊して収納、乾燥。

      旅に出る都度、収納に「改善の余地アリ」と思ってしまう、私のキャンピングカー。ここ数年は、スノーボードのウエアはバンクベッドに吊しています。そう、このあたりの景観をもうちょっとなんとかしたいのです。

      洗濯ピンチを利用

      自宅で使っている洗濯ピンチを持参しています。生活感が…(笑)。でもプラスチック製よりマシかな。

      自作したパンチングボード収納

      水回りには、あと付けの「パンチングボード」を装着。強力両面テープで留めています。

      DIYで取り付けたパンチングボードには、歯磨き関係、顔を洗うときに使うヘアバンドなど、水回りで使う家族のものを収納しています。あえてしまわずに「見える収納」にしているので、子どもたちも食後には、ここから取って勝手に歯を磨いています。

      ダイソーのフックを利用した様子

      壁のあちこちにダイソーの「クリアフック」を取り付けて「モノの所在」をハッキリさせています。

      出入り口に近い場所のフックには「マスク」を引っかけて。

      子どものキャップ用フック

      子どものキャップ用フック。

      子どもたちの「キャップ無いんだけど」も防止(笑)。「モノの所在」を徹底!

      水回りの様子

      水回りの様子。冬場の「加湿器」はマスト。雪がある場所って意外と乾燥しています。

      停まっているときの水回りです。キャンパーの旅に欠かせないお尻拭き(現在、わが家は尻を拭くような赤子はいないので手指を拭いていますが、カークランドのモノが厚手で使える)。水やお茶もこちらに並べています。「母さんお茶!」ではなく、皆さん、セルフで勝手に飲んでいます。収納を家族で共有すると、母の仕事は減るのです。

      コンセント近辺

      タブレット、スピーカーなど「小型家電」は、コンセントの近くにひとまとめ。「どこいった」を徹底防止!

      ワイヤーネット収納

      入り口に近い壁面にはあと付けの「ワイヤーネット」収納。

      夜、外を歩くときに頭に付けるヘッドライトとか、ティッシュ、愛犬・豊の食器類、エアコンのリモコンなどは、入口近くのワイヤーネットに、ひとまとめにしています。頻繁に使うモノはしまわず外に出しっぱなし。

      キャンピングカーといえば、みんなでワイワイ車内でお酒を呑んだり眠ったり、「密」に過ごせる楽しい乗り物。一方で常に散らかる乗り物~。旅に行く都度「テコ入れ」しているのですが、次の旅ではどんな「改善の余地アリ」箇所が見つかるでしょうか。収納のことを考える。私にとって「至福のとき」なのです。

      私が書きました!
      旅のエッセイスト
      国井律子
      1975年東京生まれ。大学卒業後ラジオレポーターなどを経て二輪雑誌でエッセイスト・デビュー。現在は、オートバイのほか、旅、クルマ、自転車、サーフィン、スノーボード、アウトドアなど多趣味をいかしたエッセイを執筆中。ハーレーダビッドソン/スポーツスター1200xl、HONDA XR230、キャンピングカー所有。自転車はデローザ、寺田商会/minidisk、電動アシスト付きママチャリ。旅が好きなのと同時に、おうちも大好き。家での一番の趣味は収納。いかにラクするか考えること、「時短」という言葉も大好き。嫌いな言葉は「二度手間」。インテリア、ネットショッピング、お取り寄せグルメ・酒、手抜きおつまみ作りに熱心。「痩せたい」というのが口癖。飼い犬はボストンテリア。ふたりの男児の母でもある。https://ameblo.jp/kuniritsu/

      NEW ARTICLES

      『 キャンピングカー・車中泊 』新着編集部記事

      キャンピングカーの内装に注目!バンや軽、DIYスタイルまで一挙紹介

      2024.04.14

      新型キャンピングカー「ベルーガ」は普段使いもイケる!フレックスのハイエースがベース 

      2024.04.13

      最安グレードは180万円台!軽キャンパー「ミニチュアクルーズ」の姉妹モデル、「ミニチュアボックス」の中身は?

      2024.04.02

      日産・キャラバンがベースのキャンピングカー「UTONE300」は上下2段ベッドが広いぞー!

      2024.03.24

      キャンピングカー「フィーカ」はハイエースの広さを生かした8人乗車・3人就寝仕様だ!

      2024.03.13

      winpy-jijiiさんが夫婦で改造したキャンピングカーがすごい!製作期間2カ月半、改造費30万円以下

      2024.03.04

      キャンピングカーの中でなに食べてる?子連れ車中泊旅のリアルな食事事情をご紹介

      2024.02.18

      アネックスのポップアップルーフ付きキャンピングカー「UTONE(ウトネ)500-ER」はハイエースで多人数就寝を実現!

      2024.02.18