
なにをしていると思いますか? ハイ、キャンピングカーのサブバッテリーの「充電」です。15m延長ケーブルで3階のわが家から。
夢のクルマ、それが「キャンピングカー」
キャンピングカーがあればどこにでも行ける。寝られる。楽しめる!
そんなイメージがあると思います。実際そうですが(笑)、旅への出発前にいったいどんな準備をしているのか?リアルな様子をお伝えします。
①サブバッテリー充電

旅に出る前の日、夫と協力し合って3階のベランダからキャンピングカーのサブバッテリーを充電しています。
走行中もある程度は充電できるのですが、エンジンを切れば完全「オフグリッド状態」になるキャンピングカー(一応、天井にソーラーパネルも設置してありますが微々たる発電ですよね)。エアコン、電子レンジ、ドライヤー、冷蔵庫、もろもろ電子機器の充電などキャンパー内で電気を使う機会は多く、100%の充電状態にしておきたいものです。
②給水

わが家のキャンピングカーのタンクは120L。
直接飲みはしませんが手や食器を洗ったり、夏場だとサーフィン後にシャワーを浴びたりと、なにかと水は必要。満タンにして出かけます。120Lくんでおけば、夏場で無い限り3日は余裕でもちます。

普段は、キッチンの蛇口ホースを延ばして使用していますが、逆サイドには本格的なシャワー設備があります。
③おのおのの旅準備

手荷物は家族1バッグずつ。左から次男、私、長男、夫。
「睡眠」にこだわったわが家のキャンピングカー。大人はひとり1ベッド確保、子どもたちは運転席の上の広々とした「バンクベッド」でふたりで寝ています。おのおのの手荷物はそれぞれの寝床に置いています。着替え、洗面道具、子どもの場合はオモチャ(トミカやパズル)や学校の宿題などが入っています。
④その他、旅準備

家で使っている「ブルートゥース対応」のスピーカーを持参しています。

スマホやカメラの「充電器」類。延長コードは使用頻度「高」。
車内にはコンセントが4つ。自宅と同じような環境で電化製品が使えます。
⑤下ごしらえ

出発前、食材が余ってしまったとき、時間にゆとりがあるときは下ごしらえしてから出かけます。

冷蔵庫をギュウギュウにして出発。ワインやハイボールや、お酒もいろいろ持っていきますよ!
旅先での限りある「水」とキッチンの「スペース」と、そして「時間」。料理は極力したくない私です。なによりふだんからキッチンで奮闘しているのだから、旅の空では遊ぶ時間を確保したい(笑)。家から下ごしらえしていくとずいぶん時短になりますよ。よく用意していくのは以下。
- ネギみじん切り
- 生姜すりおろし(冷凍キューブ持参)
- 大根おろし(冷蔵庫を開けるたびちょっと臭います)
- さらし玉ねぎ
- ちぎって水洗いしたサラダ

この3種類はいろいろ使えます。旅の食事をアップグレード。

前の晩の鍋出汁にドサッと大根おろし。朝食は「みぞれうどん」に。
だいたいの調理は「電子レンジ」があればなんとかなります。なのであえて常設コンロは設置せず、「カセットコンロ」で私は十分。コーヒーやカップ麺用にお湯を湧かしたり、鍋をこさえたりするだけなので。炒め物などは(気乗りしたときだけ)外でやっています。車内でやると匂いが大変!

スーパーで買った「ナマコ酢」にも大根おろし。いい酒のアテ。

持参のサラダ菜とさらし玉ねぎに、市販のささみをほぐしたサラダ。栄養バランス抜群。
なるべくならば皿も洗いたくない私です。100均の「紙皿」を愛用。

レンチンできる紙皿、便利ですよ!
「初代」キャンピングカーの時代を振り返る

波のない午後、四万十川の沈下橋までドライブ。
初代(新古車)のキャンピングカーは、2008年に当時ものすごい勢いで夢中になっていた「サーフィン」のために購入。そのときは独身貴族(笑)だったので、本当に「寝るだけ」仕様でした。唯一キャンピングカーっぽい設備といえば、「冷蔵庫」くらい。なので出発準備も普通のクルマとほぼ変わらなかったです。2,000ccに満たない排気量で、上り坂の高速道路がほんとキツかったですね…。
ときを経て、結婚出産。もうちょっと設備がちゃんとしたキャンピングカーが欲しくなり、頻繁に「キャンピングカーショー」に足を運んでは何年も掛けて吟味、厳選。2015年、私の要望がすべて詰まった現在の2代目に出あいました。

いつぞやのキャンピングカーショーにて。

こちらもキャンピングカーショー。まるで家みたいなキッチンですが、きっと私はこのクルマでも料理しないだろうなぁ。
2代目キャンピングカーには、電子レンジ、冷蔵庫、エアコン、大容量水タンク、シャワー、サイドオーニング、およそすべての設備が整っています。ちなみにトイレは防水ルームにて「ポータブルトイレ」を使用。次男の急な「おしっこー!」も大丈夫。
設備も気に入っていますがエンジンがパワフル。排気量3,000cc以上あるトヨタの「ディーゼルターボ」、しかも四駆なので、雪山もスイスイ。歯を食いしばってアクセルを踏んでいた初代とは大違いで、今度は逆にスピードオーバーを気にしています(笑)。
雪山といえば、もうなにもいじらなくて済むような「完パケ」車両を買ったつもりだったのですが、まさか4歳の次男が雪山にドはまり。結局「FFヒーター」を取り付けました。「雪山車中泊」については、またの機会に書こうと思います!
