快適に冬キャンプを楽しむための結露対策6選と便利グッズ2選 | アウトドアの知識 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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  • 快適に冬キャンプを楽しむための結露対策6選と便利グッズ2選

    2022.12.16 のまどう

    テントの表面に発生した結露。

    冬キャンプで朝起きるとテントの内側がびっしょりと濡れていた、という経験はありませんか?それは冬キャンプの大敵である結露という現象です。

    結露がおきると、ひどい時にはテントの天井から水が滴り落ちてくるため、最悪の場合荷物がびしょびしょになってしまいます。そうなれば道具が傷んでしまいますし、乾かすのにも手間がかかります。

    そんな厄介な結露を減らすためには、事前の対策が必要です。

    本記事では結露ができるワケと結露対策を6つ、さらに結露対策グッズを2つご紹介します。冬キャンプに出かける際はぜひ参考にしてくださいね。

    結露が起きるワケ

    夏に冷えたビールの缶をクーラーボックスから出してしばらく置いておくと、表面にびっしりと水滴がつきますよね?

    同じ現象が、冬キャンプではテントの内側で起きています。

    結露の原因は、テントの内側と外側の温度差。テントの内側の空気中に含まれている湿気が、外気に冷やされて水滴になり結露が発生するのです。

    結露が発生しやすい条件は以下になります。

    • テント内側の空気が湿気を多く含んでいる
    • テント内側とテント外側の気温差がある
    • 湿気の逃げ場がない

    ちなみに、テント内の湿度が50%の場合は、テント内外の気温差が約10度で結露が発生し、テント内の湿度が80%の場合は、気温差が約3度でも結露が発生すると言われています。

    つまり、湿度が高いほど少ない気温差で結露は発生してしまいます。

    逆に言えば、意図的に上の条件とは真逆の環境をつくることで結露を軽減できるのです。

    結露を軽減するための対策6つ

    結露が発生しやすい条件を参考にしながら、結露を軽減するための対策を見ていきましょう。

    1.テントを乾いた場所に設営する

    日の当たった芝サイトの様子。

    よく日の当たるテント場。

    テントは水辺から離れた、よく日の当たる場所に設営しましょう。林間などの日陰が多いサイトに設営する場合は、地面に直接触れて湿気を含んでいないか確認し、湿気が多い場所は避けましょう。

    また、ウッドデッキ上のサイトならば、地面からの湿気が少ないため結露を軽減できます。

    川や湖、海の近くのキャンプ場は、高原や平地のキャンプ場と比べて湿気が多い傾向があるため、注意が必要です。

    2.地面に防水性の高いグラウンドシートを敷く

    結露の原因となる湿気は、主に人間の汗や呼吸の際に発生する水蒸気と、テント内の地面から立ち上る水蒸気です。

    ワンポールテントの床や、2ルームテントのリビング部分など地面がむき出しになっている場所には、防水性の高いグラウンドシートを敷くことで湿気を抑えられます。

    3.結露しにくいテントを使用する

    ウッドデッキの上にコットンテントが設置されている。

    コットンテント。

    使用するテントを見直し、結露に強いテントを選ぶのもひとつの手です。

    結露に強いテントの条件は以下の3つになります。

    ベンチレーションが多いテント

    ベンチレーション(換気口)のアップ画像。

    ベンチレーション(換気口)

    結露対策のためには、できるだけベンチレーションが多いテントを選びましょう。

    ベンチレーションとは直訳すると「換気」ですが、テントのパーツでは「換気口」を指します。

    おすすめは下部と上部にベンチレーションがあるテントです。冷えた外気を下部から取り入れ、テント内の暖まった空気を上部から効率よく排出できるからです。

    コットンやポリコットン素材のテント

    コットンやポリコットン素材のテントは、結露に強いテントです。

    コットン素材は水分を吸収する特徴があります。そのため、ナイロン製などの化繊素材とは違い、結露が発生しても水滴になる前に水分を吸水してくれます。吸水された水分はテントの外にも蒸発するので、結露を軽減できるのです。

    ダブルウォールテント

    ダブルウォールテントの内側の様子。

    ダブルウォールテント。インナーテントとフライシートの間に空間があるのが見て取れる。

    ダブルウォールテントとは、インナーテントに防水性のあるフライシートを被せた二重構造のテントのことです。インナーテントとフライシートの間に空間があるため、フライシートの内側に結露が発生しても、居住空間になるインナーテントの内側は濡れにくい作りになっています。

    ダブルウォールテントはさらに結露対策として、張り綱をすべてピンと張った状態で設営するのがおすすめです。手を抜くと、フライシートとインナーシートが密着してしまい、結露がインナーテントの内側にしみ込んでしまうからです。

    4.こまめな換気を行う

    テントの入り口の画像。窓の部分がメッシュになっている。

    こまめに入り口を大きく開けて、換気をうながすのも結露対策には有効です。

    冬キャンプは寒いので、防寒対策をしてテントの中に籠りがちになってしまいますよね?

    テントを完全に閉めて籠ってしまうと、湿気の逃げ場がなくなるため結露が発生しやすくなります。

    対策として、新鮮な空気を取り入れるために、こまめな換気を心がけましょう。常にベンチレーションの一部を開けておくのも有効です。

    5.水蒸気の発生しない暖房器具を利用する

    灯油ストーブを締め切ったテント内で使用するのは、一酸化炭素中毒の恐れがあるため、もちろん厳禁です。

    その点、電気を使用するセラミックヒーターや電気毛布などの暖房器具は、使用時に一酸化炭素が発生しないので、テント内でも安心して使用ができます。そして水蒸気も発生しないため、比較的結露を軽減させながらテント内の適度な暖かさを確保できます。

    6.テント室内の防水対策

    ポータブルバッテリーなどのガジェット類や寝袋(特にダウン)などの濡れに弱いものは、あらかじめ防水対策をしておきましょう。

    ガジェット類は濡れてしまうと故障の原因になります。ドライバッグや収納ボックスに入れて防水対策をしましょう。

    ダウンの寝袋は水に弱く、濡れてしまうとロフト(ふんわり感)が無くなってしまい、ダウン本来の性能を発揮できなくなります。防水性のあるシュラフカバーに入れて使用すれば、寝袋の濡れを防ぐことができます。

    結露対策の便利グッズ

    最後に、結露対策の便利グッズをご紹介します。

    吸水タオル

    結露をタオルでふいている様子。

    吸水性の高いタオルならば、結露がスムーズにふき取れます。

    冬キャンプには吸水性の高いタオルを用意しておきましょう。

    マイクロファイバーやポリビニルアルコール製などのものがおすすめです。水分をみるみると吸収してくれるため、スムーズに結露をふき取れます。

    雨の日のキャンプでも活用できますので、ぜひお試しくださいね。

    サーキュレーター

    サーキュレーターが机の上に置かれている。

    サーキュレーター

    テント室内の換気をよくするためにはサーキュレーターの使用もおすすめです。

    テント内の暖かい空気は上部に溜まります。

    吊り下げ式や、マグネットでテントの壁面に固定できるタイプのサーキュレーターをテント上部に設置して換気を促すのがおすすめです。

    結露対策を万全にして快適な冬キャンプを楽しもう!

    冬キャンプで結露を完全におさえるのは簡単ではありませんが、軽減はできます。

    ご紹介した対策を参考にして、快適な冬キャンプをお楽しみくださいね。

    私が書きました!
    アウトドアライター
    のまどう
    行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物です。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中です。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。

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