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  • 現役世代のキャンピングカーにこそ「ハイエース」バンコン!その5つの理由

    2022.10.23 SAYAキャンピングカー

    ハイエース外観

    バンコンとキャブコン、どちらがおすすめ?

    キャンピングカーの人気を二分するバンコンとキャブコン。前者はトヨタ/ハイエースや日産/(NV350)キャラバンなどのバンをベースに、おもに内装を加工したもので、普通車に近い乗り心地が特徴です。

    後者はトラックなどのキャブオーバー車に専用設計の居住空間(シェル)を架装した、見た目にも本格的なキャンピングカーです。

    はじめから目的がはっきりしており、軽キャンパーやキャンピングトレーラーに決めている、という場合は別ですが、手頃なバンコンにするか、思いきってキャブコンにするかは悩みどころでしょう。

    キャブコンイメージ

    車体の大きさのぶん居住性が魅力のキャブコン。

    ハイエース・バンコンを愛してやまない私ですが、キャブコンにはキャブコンのよさがあることは認めざるを得ません。とりわけ車両サイズと居住性は明確に比例すると言ってよいでしょう。

    座席とは別の常設ベッド、実用を前提とした本格的なキッチン、室外機つきの家庭用エアコンの設置といった贅沢なスペースの使い方は「キャブコンならでは」の強みです。車内で人が立って歩けることも居住性を高めるポイントです。

    しかしそれらとトレードオフでも納得できる、バンコンだけの魅力もあります。特に普段は仕事をしており、短期の旅行が中心の現役世代には適していると考えています。以下にバンコン、とりわけハイエースベースのバンコンがおすすめな理由を5つ示します。

    理由その1.普段使いできる

    トラックベースの大型キャブコンは、普段は電車移動であることや、日常使いのクルマを別に持つことが前提となります。まったくデイリーユースが不可能ということはないでしょうが、駐停車のしやすさや燃費を考えると現実的ではありません。

    特に平日稼働の現役世代の場合、キャンピングカーは週末しか使わない、長期休みしか使わない、という具合に休眠期間が生まれがちです。モータープール制度などで遠方に駐車している場合はなおさらです。

    その点、多くのバンコンは普段使いできます。中でもハイエースは機能性を追求したクルマ。キャンピングカーではない普通の乗用車や商用車として愛用している人が多いことも、それを証明しています。

    日常的に乗っていくことになるので、不調にも気づきやすく、月1回FFヒーターを点火するなどのメンテナンスも容易です。

    ボディーに大きく手を加えていない私の車両の場合、ぱっと見ではキャンピングカーに見えず、あまり人目をひかないことも気に入っています。

    駐車スペースが限られる、維持費をなるべく抑えたいといった事情にもマッチ。さまざまな事情で「2台持ち」が難しい家庭におすすめです。

    通勤などで走行距離を重ねるのは少々もったいないようにも思われますが、商用バンとして活躍するハイエースですから、耐久性は折り紙つき。私は最後まで乗り尽くすつもりでキャンピングカーを「日常の足」にしています。

    クルマのタイヤ

    理由その2.ベース車両の走行性能&安全性能が維持される

    ボディーのカットなど大きな加工をしていないバンコンの場合、ベース車両の走行性、安全性、耐久性などがそのまま維持されることも魅力です。

    たとえば私の2800ccディーゼルのハイエースでは、高速道路の追い越しや山道で加速に困るような場面はほぼありません。家具などで多少のバランス変化はあると思いますが、重心の不安定さを感じることも皆無です。

    一般的には「乗り心地が悪い」と言われる商用バン。たしかに乗用モデルに比べると分が悪く、後部座席の人には申し訳ないですが、意外にも「走らせるだけで気持ちがいい」というドライブフィールが得られます。

    乗り込むときの運転席の高さは、「足腰が弱ったら乗れないな……」と若干不安になりますが、視界の高さと同義。頑丈で視野の広いクルマでドライブをする、それだけでもストレスフリー。クルマとしての走りを楽しむことも十分に可能です。機動性が高いため、日程の限られた旅行にも重宝します。

    クルマ好きな人、運転そのものが好きな人、機械いじりが好きな人にもおすすめできます。

    駐車場イメージ

    理由その3.駐車場所を選ばない

    多くのモデルで高さ3m近くになるキャブコン。そのぶん車内で腰をかがめずとも移動できる、着替えができる室内高は大きなメリットです。

    私は現在の標準ルーフ・ハイエースを心の底から気に入っていますが、それでも中腰になってノソノソと移動するたびに「やっぱり家とは違う、クルマだなぁ」という実感を強くします。しかしその不便さと引き換えに、「どこにでも駐車できる」というアドバンテージが。

    ベンチレーター(換気扇)を含めても2.1m以下に抑えた車高は、ほとんどの自走式立体駐車場、地下駐車場、ドライブスルー、高架下などを通過できます。

    とりわけ市街地では、スロープで上っていく低層ビルのような立体駐車場がたくさんありますから、車高が多数派の範疇に収まることは行動の自由度を高めます。

    バンコンイメージ

    理由その4.手頃な価格

    ミニバンと変わらない手頃なライトキャブコンから、輸入車をベースにした高級バンコンまで、キャンピングカーのグレードはまちまち。そのため価格については一概に言えませんが、一般的にはバンコンよりもキャブコンのほうが高価格帯に属します。

    多くの装備を積むぶん電気系統も強化しなければいけませんし、給排水タンク、家電、ベッドマットなどすべてが大型化する傾向にあります。トヨタ/カムロード(ビルダー向けに販売されるトラック)などをベースにした大型キャブコンでは1000万円を超えるモデルも珍しくありません。

    その点、限られた装備でやりくりするバンコンなら、おのずと価格もシェイプアップ。頭ではいろいろな装備を思い描いても、「これ以上は積めない」という物理的な限界にあたるからです。

    マイカーローンなどを考慮した場合にも、乗用車を購入する範囲から大きく逸脱せず、ちょうど価格と性能のバランスがいいのがバンコンだと思います。ハイエースは中古車市場も活発なので、ベース車両を安く入手してのDIYも比較的容易でしょう。

    とはいえ、予算にまったく制限がない場合はこの項目は当てはまりませんね。

    バンコンイメージ

    理由その5.流通規模からくるスケールメリット

    多くの人が乗っている人気車種であるという事実には、大きなメリットがあります。

    実際のところ性能面だけなら、よく比較されるNV350キャラバンと大きな差がないと言われます。世界に通用するトヨタのネームバリュー、そしてスケールメリットこそが最大の差異でしょう。

    たとえば豊富なカスタマイズパーツがあること、どこでも修理やメンテナンスができること、代替部品が入手しやすいこと……リセールバリューの高さもよく指摘されます。若い世代ほど何台もの乗り換えを経験するはずですから、売却しやすさは大きな魅力です。

    過去記事でご紹介した「シンシェード」など、車種別カー用品を購入したいと思ったときにもハイエース用は大概用意されているので、車内のカスタマイズも柔軟に楽しめます。ハイエースパーツ専門店やドレスアップショップも多数。

    逆に特殊な車種になればなるほど汎用性がなくなり、メンテナンスの面では不利になります。珍しいカラーにしてしまったがために、板金修理のときに割増料金になった、なんてことも “クルマあるある かもしれません。

    運転席イメージ

    すべてがちょうどいいナローサイズのハイエース

    ここまで述べた利点は、車両サイズが小さいほどより顕著に感じられるでしょう。大がかりな加工をしていないコンパクトなクルマほど駐車場所を選ばず、価格が安く、日常使いをしやすくなります。

    逆にもともと大型のバンだと、キャブコンとの差異は少なくなりますね。たとえばバンコンのベース車両として定番のスーパーロング・ハイエース。

    ハイエースの中では最大の車両サイズが魅力ですが、場合によっては狭い路地を曲がりきれない、立体駐車場に入れない、といった欠点がキャブコンと同様に生じるでしょう。私も運転ではヒヤヒヤしました。

    反面、あまりに車両が小さすぎると居住性が犠牲になります。過去にライトエースをベースにしたバンコンで安眠できなかったことを記事でご紹介しました。

    クルマとして十分な走行性能があり、最低限の車内スペースを確保しつつ、道を選ばす普段使いできるコンパクトなサイズ。攻守のバランスがよいのが標準ボディーのハイエースかなと考えています。

    運転が得意であればワイド幅にしたり、立体駐車場を使わなければハイルーフにしてもいいですね。

    私はもし「1000万円あげるから、もう一度選び直していい」と言われても現在のクルマを選ぶと思います。それくらい私にとって「ちょどいい」オールラウンダーなのがナローサイズのハイエースなのです。

    私が書きました!
    フリーライター
    SAYA
    グルメ、トラベル、車中泊、クルーズなどの記事を執筆しているフリーライターです。バンコンタイプのキャンピングカーで全国を巡っています。太陽も昆虫も苦手なインドア派ですが、車中泊×観光の組み合わせに無限の可能性を体感中。車を拠点にした遊びの話題をお届けします。

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