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  • 文鳥文庫(村上春樹「四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」ほか、宮沢賢治、オー・ヘンリなど16短編)

    2016.02.19 b*p

    文鳥文庫が発行している小説は、どれも有名な作家ばかり。

    宮沢賢治に芥川、さらに大宰、漱石、谷崎、三島。ちょっと飛んでも村上春樹。

    いまさらと言うなかれ。

    発行している作品はすべて16ページ以内の短編ばかりだ。

    これを1冊の文庫にしようとすると1作品では成り立たない。

    だから一般的には「短編集」となるのだ。

    『走れメロス』がそんなに短いストーリーだと知っていましたか?

    16ページという短編だと、本の体裁に綴じてしまうと読みにくい。

    文鳥文庫では、読みやすいように蛇腹にデザインしている。

    ペラペラな本だけど、陽射しのいい日に日だまりで読みたくなるようなかわいい佇まい。

    そうか、そこが文鳥だ。

    注目は、村上春樹と柴田元幸訳のオー・ヘンリー。

    この2作品は、今回の収録にあたって改訂された。

    村上の文鳥文庫改訂版は、

    昨年行われた古川日出男主宰の「ただようまなびや 文学の学校」で、

    本人により朗読されたことでも話題になった。

    もちろん細かい表現の違いであって、ストーリーには変わりはない。

    が、マニアなら読み比べてみるのもいいだろう。

    収録作品は以下。

    第一弾

    『走れメロス』太宰治

    『注文の多い料理店』宮沢賢治

    『白』芥川龍之介

    『変な音』夏目漱石

    『堕落論』坂口安吾

    『檸檬』梶井基次郎

    『手袋を買いに』新美南吉

    『高瀬舟』森鴎外

    第二弾

    『刺青』谷崎潤一郎

    『雪もち』幸田文

    『四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』村上春樹

    『雨のなかの噴水』三島由紀夫

    『初恋』尾崎翠

    『メリイクリスマス』太宰治

    『賢者の贈り物』オー・ヘンリー/柴田元幸訳

    『バッタと鈴虫』川端康成

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