キャンプにいかが? 金沢のソウルフード「とり野菜みそ」がめちゃ美味しい!
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    2022.06.24

    キャンプにいかが? 金沢のソウルフード「とり野菜みそ」がめちゃ美味しい!

    「とり野菜みそ」を使った野菜たっぷりの鍋

    石川県のソウルフード「とり野菜みそ」を使った野菜たっぷりの鍋です。手軽調理で「キャンプ」にもピッタリ。

    結婚したら「ふるさと」ができた

    東京世田谷区で生まれ育った私です。何度か引っ越しはしたけれど、結局は地元が大好き過ぎて、生まれてこの方3km圏内の「It’s a small world」で暮らしてきました。

    2011年に夫と結婚。彼の故郷、石川県に急にご縁ができたのです。年に何回か日本海側へ行くようになりました。「ふるさと」ができたみたいで、なんだか結婚て意外と悪くないなぁと思ったものです。

    金沢といえば、東西の文化が融合し、海と山の幸に恵まれている場所。「おいしいもの」を想像する方が多いと思います。ブリ、エビ、のどぐろ、牡蠣などの「魚介」。金時草や源助だいこんなどの「加賀野菜」。「能登牛」などお肉だってあります。加賀料理にぴったりの「日本酒」。万年ダイエッターの私はあまり食べませんが、「金箔」を使ったスイーツも人気ですよね。

    なかでも私が気に入ったのは、「まつや」が製造販売している石川県のソウルフード、「とり野菜みそ」でした。金沢に行くたびに箱で買って持ち帰ったものです。

    まつや「とり野菜みそ」が生まれたわけ

    石川県のソウルフード、まつやの「とり野菜みそ」

    石川県は金沢出身の夫と結婚してからドはまりした、まつやの「とり野菜みそ」。

    このパッケージを見て、とり野菜って「鶏と野菜のメニューなのかな…」と一瞬想像しますが、じつは「もっと野菜をとりましょう」という意味を込めて名付けられたとか。

    というのも、とり野菜みその歴史は古く江戸時代にさかのぼるそう。まつや初代当主の松屋氏は北前船の廻船問屋を営んでいました。過酷な航海により身体をこわす船乗りが多かったようで、船上で栄養価の高い食事を摂らせるために考案したのがこの「とり野菜みそ」。昭和になってから商品化し、県内のスーパーなどでも購入できるようになったそうです。

    メディアで続々と紹介

    私が結婚した当初は、県内でしか買えなかった「とり野菜みそ」ですが、時代が私に追いついてきたのか(笑)、テレビなどで続々と紹介されました。日本全国の「異なる県民性」を紹介するあの番組とか、有名な大柄な女装タレントが「彼女の知らない世界」を紹介していくあの番組とか。

    そのおかげで「石川の魔法の万能みそ」は一気に全国区となり、近所のスーパーでも手に入るようになったのでした。どこでも買えるというのはなんとなく寂しい気もしますが、いえいえ、 食べたいときにスグ手に入ってラッキーですよね。見かけたときに備蓄しておけば、急なキャンプでも大活躍します。

    もしストックするなら、保存方法には「常温」と書いてありますけれど、今みたいな蒸し暑い時期には味噌の色が濃くなるので(品質には問題ないとWEBには書いてあります)、冷蔵庫で保管するのがおすすめです。

    市販の「とり野菜みそ」でキャンプ料理

    パッケージの裏

    パッケージの裏に作り方などが詳しく書いてあります。

    ちょっと肌寒かった梅雨曇りの週末、自宅のテラスでスタンダードな鶏と野菜の鍋を作ってみました。詳しくレシピを載せるので、キャンプ料理の参考にしていただいたら幸いです。

    準備した野菜と肉など

    クセのない味噌味なので、何を入れても基本的に決まるし、美味しいですよ。

    【材料(3~4人分)】

    • 白菜 1/4
    • ニンジン 1本
    • キノコ類(しいたけ、まいたけ、しめじ、エノキなど)
    • モヤシ 半袋ほど
    • 長ネギ 1/2本
    • 鶏モモ 1~2枚→わが家は万年ダイエッターの私がいるのでタンパク質補給のため2枚
    • シメの冷凍うどん 2つ
      水は少なめに

      水は少なめに準備。

    パッケージには水600~800mlと書いてありますが、野菜からけっこうな水分が出るので「500ml」でいいと思います。 コーヒーと同じで、濃ければ水を足せばOK。逆に薄いと醤油入れたり塩を足してみたり「沼」にはまるので注意。

    鍋のなかでみそを溶かす

    鍋の中でみそを溶かします。

    裁量を持ってテラスに移動

    準備が整ったのでテラスに移動しました。

    肉は多めに入れる

    肉は多めで~。

    肉を入れ、次に白菜、それからニンジン、キノコ類などを入れる

    先に肉を入れて、その次には白菜。それからニンジン、キノコ類などガサガサ入れていきます。

    ふたが閉まらないの野菜を投入

    「野菜をたくさん摂りましょう(初代まつや当主)」。ハイハイ、ご覧の通り摂りまくりです~。ふたが閉まらないほど!

    具材に火が通ってきたら、最後にモヤシを入れる

    具材にだいぶ火が通ってきたので、最後にモヤシを入れます。

    シャキシャキとしたモヤシの食感がおいしいです

    シャキシャキとしたモヤシの食感がおいしい。

    完成!

    さぁ、いただきましょう!

    ガツガツ爆食いしている息子たち

    ガツガツ爆食いしている息子たち。偏食な次男もとり野菜みそがあれば野菜をたくさん食べてくれる、母の「お助けメニュー」でもあるのです。

    ついつい空の色が変わるまで、テラスで夕飯を楽しみました

    ついつい空の色が変わるまで、テラスで夕飯を楽しみました。

    【隠し味】

    生姜の自家製冷凍キューブ

    わが家でマストな「生姜の自家製冷凍キューブ」です。

    生姜を足すとさらに味わいが増してオススメ。わが家の場合、冷凍してある生姜キューブを1個ポンと鍋に投入しています。余談ですがこの生姜、キャンプにもとても使えるのです。生姜が安いときに大量に手に入れて一気にすり下ろす→製氷器に入れてキューブ状に冷凍→ジッパー付きのジップロックで冷凍保管。

    スープや煮物、麺類などに活用しています。旅にも冷凍キューブをいくつか持参してキャンピングカーの冷蔵庫で自然解凍。イカ刺しやカツオの薬味でいただいたりも。寒いキャンプの朝、ジンジャーティーにしていただいたらポカポカしますよ。冷凍とはいえ、とても美味しいので、もうチューブの生姜は食べられません。

    【お好みで「味変」】

    ゆずのポン酢、七味唐辛子などの調味料

    ゆずの酸味をプラスさせたり、辛みを取り入れたり。お好みで「味変」。

    【鍋のシメ】

    シメに便利な冷凍うどん

    キャンプなら、扱いが簡単な「冷凍うどん」がオススメです。

    「酒飲み」、そして「万年ダイエッター」な私なので、その日の晩は炭水化物はいただきません(子どもたちにはおにぎりなど食べてもらいます)。鍋出汁を朝に持ち越し、「冷凍うどん」でしめます。乾麺のうどんでもいいのですが、塩分があり別茹でしなくてはいけないなど手間や調理器具が必要となります。気楽にポンと投入できる「冷凍うどん」がオススメです。もしくは米を入れて雑炊にしても美味しい。

    鍋用に用意したカット野菜を少し残しておき、うどんに入れると便利

    鍋用に用意したカット野菜を少し残しておくとボリューム満点、フレッシュな味わいのうどんになります。

    卵を投入

    落とし卵は万年ダイエッターのタンパク源。ひとり一個ずつ。

    フタをして数分煮込んだら卵がいい感じに

    フタをして数分煮込んだら、あら美味しそう。

    最後の一滴まで大満足な「とり野菜みそ」

    最後の一滴まで大満足な「とり野菜みそ」でした。

    【おすすめのアレンジ料理】

    ミョウガのとり野菜みそ漬け

    ミョウガのとり野菜みそ漬けです。

    料理というのもはばかられますが(笑)、旅先の市場などで「ミョウガ」が安い時期に大量買い。とり野菜みそで漬け込むと美味しいミョウガの味噌漬けができますよ。キャンプの夜のおつまみにいかがですか。

    私が書きました!
    旅のエッセイスト
    国井律子
    1975年東京生まれ。大学卒業後ラジオレポーターなどを経て二輪雑誌でエッセイスト・デビュー。現在は、オートバイのほか、旅、クルマ、自転車、サーフィン、スノーボード、アウトドアなど多趣味をいかしたエッセイを執筆中。ハーレーダビッドソン/スポーツスター1200xl、HONDA XR230、キャンピングカー所有。自転車はデローザ、寺田商会/minidisk、電動アシスト付きママチャリ。旅が好きなのと同時に、おうちも大好き。家での一番の趣味は収納。いかにラクするか考えること、「時短」という言葉も大好き。嫌いな言葉は「二度手間」。インテリア、ネットショッピング、お取り寄せグルメ・酒、手抜きおつまみ作りに熱心。「痩せたい」というのが口癖。飼い犬はボストンテリア。ふたりの男児の母でもある。https://ameblo.jp/kuniritsu/

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