旅の雨に抗わず、沖縄・小浜島「はいむるぶし」で家族と楽しむスローなひととき | 日本の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

旅の雨に抗わず、沖縄・小浜島「はいむるぶし」で家族と楽しむスローなひととき

2022.05.12

部屋着でテイクアウト晩ごはん

部屋着でテイクアウト晩ごはん。最高です!

私の旅スタイル

いろいろな旅のスタイルがあると思うんです。たとえば、朝から晩まであちこち観光。ホテルは寝るだけ の人とか。はたまた1か所に最低1週間はゆっくり留まりたい人、とか。

私は完全後者のタイプで、ガイドブック(いまはWEBですね)に書かれていない、突っ込んだ「私だけ」のアレコレを見つけたい。顔見知りがポツポツできて、その土地を発つころには、けっこうたくさんの人たちと仲良くなって、「じゃぁまたね」を言い合ったりしたい…。

な~んて旅をひとりで長年続けてきたのですが、働き盛りのサラリーマンの夫と結婚してしまいまして(笑)。せっかく沖縄に行くのに2泊3日~!? と目ん玉ひん剥きましたが、まぁ仕方ない。時間を気にしない旅は、彼がリタイアした後の楽しみに取っておきますか。

というわけで出かけた八重山は小浜島でした。ほらいわんこっちゃない。2泊3日全部雨だよ! 1週間あれば晴れの日も楽しめたのに~という気持ちは心のなかに収めて。しかし、ここにラッキーもあったのです。悩んで悩みまくってやっと決めたホテル(はいむるぶし)が、雨でもゆっくり過ごせる素敵な場所だったから。

間を持たせてくれる「ファミリー・フレンドリー」な仕掛け

西表石垣国立公園内の40万平方メートルの広大な敷地にある「はいむるぶし」。移動はカートです。雨のなか家族みんなでカッパを着て、なんだか冒険みたいで楽しい時間でした。

水牛池

センター棟の目の前にた水牛

センター棟の目の前には水牛がいました。

写真にはありませんが、池の横には「動物ふれあい広場」があり、ヤギやリクガメ、アヒルもいましたよ。また、池には魚がたくさんいるそうで、キャッチ&リリースですが釣りも楽しめます。

名和昆虫博物館

名和昆虫博物館の入口

最初、客室かと思って通り過ぎてしまいましたが、きゅっとUターンして戻ってまいりました。

名和昆虫博物館のなかに入る様子

建物のなかに入ってみましょう。

国内最古の昆虫博物館、「名和昆虫博物館」が手掛けたという「はいむるぶし分室」。八重山の蝶はもちろん、世界中の様々な昆虫が展示してありました。

調の展示に夢中になる子ども

生き物好きの8歳の長男は、まんまとハマっていました。ここだけでいったいどれだけの時間が費やせたか(笑)。

クイズコーナーもありました

クイズコーナーもありました。

長男(右)と私(左)、クイズに挑戦してみました。これは解答用紙

長男(右)と私(左)は、クイズに挑戦してみました。センター棟にあるレセプションに提出したら添削してくれましたよ。

参加賞のオリジナル・ファイルをいただいちゃいました

参加賞のオリジナル・ファイルをいただいちゃいました。いい思い出。

雨じゃない限り、絶対にやらない動き。 でも、旅先でのこういう「非日常」の時間って、すごく贅沢だと思うんです。

ホテルショップ

ホテルショップのお酒コーナー

センター棟に寄ったついでにホテルショップで今夜のお酒をゲット。

ホテルといえば売っている飲み物などちょっとお高いイメージですが、ここでは泡盛の4合瓶が700円前後、オリオンビールも228円と、コンビニと同じくらいの値段でした。

センター棟の玄関でお出迎えしてくれるシーサーもカッパ姿

センター棟の玄関でお出迎えしてくれるシーサー。毎日衣装チェンジしています。この日はカッパ姿で、雨…(笑)。

展望大浴場

大浴場の入口

さて、風呂でも入って冷えた身体を温めましょう。

丘の上にある大浴場。露天風呂がとくに最高で、西表島が目の前に。ふだんは早風呂で”カラスの行水”的な次男と私ですが、海を見下ろしながら珍しく長湯しました。夫と長男のこと待たせちゃったかなーと心配しつつ表に出ると、彼らもいま上がったところだと。おのおのの時間をゆっくり過ごせましたね。

と、雨降りでも間が持つ施設が敷地内にあちこちある「はいむるぶし」でした。なかでも私たちが一番気に入ったのは部屋でいただける食事です。

テイクアウト・ブッフェ

部屋にテイクアウトした初日の夕飯

初日の夕飯。部屋でゆっくりいただきました。これで私たちは味をしめてしまったのでした(笑)。

小さい子どもを連れた家族旅行で外食って、けっこう緊張すると思うのです。わが家の場合、もともとの体力がなくて、夕飯中の「食べ寝」がわが家の風物詩のようになっている8歳長男。一方でパワーがあり余っているエネルギッシュな3歳次男はというと、食べ飽きてウロウロしたくなるに決まっている。

部屋で遊ぶ子ども

エナジェティック次男です。大げさではなく旅行中、100回は椅子から飛んでいたと思います。

さてどうしようかな食事…、と悩んだ結果、ブッフェをテイクアウトして「部屋食」ができることを知り、移動でみんなが疲れている初日の夜、さっそくいただいてみることに。コレが最高以外のなにものでもなく!

最初に子どもたちにダーッと食べさせます。フルーツでしめたら、歯を磨かせます。仕上げ磨きも終わらせます。「あとは勝手に遊びなさい」と向こうに追いやります(笑)。YouTubeでもゲームでもなんでもやってこーい!

その後、大人はのんびりお酒をいただきながら、ダラダラ食べができる。つまり自宅と同じリラックスした夕飯がいただけたのです。時節柄「密」が避けられるのはもちろんうれしいですが、なにより客室でゆったりとした時間を過ごせるのが、この上ない幸せ。

テイクアウトは「お重」で持ち帰るのですが、1箱3,000円と安い。家族4人なら2箱で十分でした。そう考えたら6,000円のディナーなんて、ずいぶん安上がり。 お重ひとつにつきスープの器、飲み物の器も2セットずつ付きます。スープの器には家族全員分の八重山蕎麦を入れました。沖縄感もしっかり味わえます。飲み物はうちの子どもたちは水かお茶でジュースは飲まないので、レストランのスタッフさんにおすすめされた「フルーツ山盛り」にして。豪華なテイクアウト・ブッフェのできあがり!

シェフがその場で切り分けてくれるローストビーフ

シェフがその場で切り分けてくれるローストビーフ。

小浜島や沖縄県産の素材を織り交ぜた、琉球・和・洋スタイルの豊富なメニュー

小浜島や沖縄県産の素材をおりまぜた、琉球・和・洋スタイルの豊富なメニュー。好みに合わせたチョイスができるのがよかったです。

子どもたちが寝静まった旅の夜、静かないい時間

子どもたちが寝静まった旅の夜、静かないい時間。ん、そこのチェアで夫まで眠りこけています(笑)。

大満足の夕飯をいただき、翌朝もテイクアウトすることに。

ピクニック・ブレックファスト

敷地内のどこにでも持って行けて、景色とともに朝食が楽しめる「ピクニック・ブレックファスト」セット

敷地内のどこにでも持って行けて、景色とともに朝食が楽しめる「ピクニック・ブレックファスト」セットが用意されていました。ブランケット、保冷剤などもあり、いたれりつくせり!

天気が良ければ海を眺めながらとか、部屋の外のテラスで~、なんて思っていましたが、連日の雨なので(笑)。部屋に備え付けられていたBluetooth対応のスピーカーで、好きな音楽を聴きながら朝食をいただく。これはこれでまったりと、いい時間。

「はいむるぶし」では、食事を載せたカートで移動する

ブッフェといったらお皿を片手に歩きながらよそうイメージですが、「はいむるぶし」ではごちそうを載せたカートをゴロゴロ。斬新かつ安定していて素晴らしいシステム。

朝食付きプランを取りに行く筆者

こんな感じで持ち帰ります。朝食付きプランの場合、料金は宿泊料に含まれています。

朝は2日ともテイクアウトしました。2日目はこなれたもので、7時開店とともにレストランに向かうとガラガラ(初日は8時半に行ったので、まぁまぁ混んでいました)。食事もきれいに並んでおり、取りやすかったです。

カートにバスケットを載せてて部屋に戻ります

カートにバスケットを載せて部屋に戻ります。

玄関を開けるや「ウーバーでーす。お待ちどうさまでーす」と私が言うと、「今日のウーバーは早いねー」と長男にほめられました(笑)。

初日のテイクアウト。はいむるぶし自慢の「らふてーカレー」や蕎麦やタコライスなど。

初日のテイクアウト。はいむるぶし自慢の「らふてーカレー」や、蕎麦やタコライスも持ち帰りOK。NGなのは海鮮丼とか鮨とか足が早そうなモノくらいで、ほぼレストランと同じ味がいただけました。

これは2日目。毎日メニューも違う

これは2日目。毎日メニューも微妙に違って食べ飽きせずいただけました。

部屋までの出前サービスはなく、あくまでも「テイクアウト」でしたが、私はこのスタイル、本当に気に入りましたよー。というのも私は万年ダイエッターなので、「糖質・脂質控えめ、タンパク質多めなもの」を。はたまた子どもたちはパンとフルーツが好き。さらに夫は毎朝納豆を食べるetc、etc…。ジブンですべて選べるのがうれしかったのです。

雨でもこんなに優雅な時間が過ごせた「はいむるぶし」。晴れだったらどんなに楽しいのだろう。こうやってリピーターって生まれるんだなーと、南国の雨音のリズムに耳を傾けた2泊3日の旅でした。

宿泊施設情報

はいむるぶし

私が書きました!
旅のエッセイスト
国井律子
1975年東京生まれ。大学卒業後ラジオレポーターなどを経て二輪雑誌でエッセイスト・デビュー。現在は、オートバイのほか、旅、クルマ、自転車、サーフィン、スノーボード、アウトドアなど多趣味をいかしたエッセイを執筆中。ハーレーダビッドソン/スポーツスター1200xl、HONDA XR230、キャンピングカー所有。自転車はデローザ、寺田商会/minidisk、電動アシスト付きママチャリ。旅が好きなのと同時に、おうちも大好き。家での一番の趣味は収納。いかにラクするか考えること、「時短」という言葉も大好き。嫌いな言葉は「二度手間」。インテリア、ネットショッピング、お取り寄せグルメ・酒、手抜きおつまみ作りに熱心。「痩せたい」というのが口癖。飼い犬はボストンテリア。ふたりの男児の母でもある。https://ameblo.jp/kuniritsu/
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