【ナイフ・刃物の基本】山仕事の万能刃物「剣鉈(けんなた)」って何? - 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2016.12.02

    【ナイフ・刃物の基本】山仕事の万能刃物「剣鉈(けんなた)」って何?

    上が山師の剣鉈からと った型。「研ぎ減りし た鉈の型だから細身。 俺の鉈も減った分を勘 案して幅広に作ったけ ど、だいぶ細くなった」

    上が山師の剣鉈からとった型。「研ぎ減りした鉈の型だから細身。俺の鉈も減った分を勘案して幅広に作ったけ
    ど、だいぶ細くなった」

    剣鉈とは先端が刀のように尖った鉈のこと。しかし、遠藤さんの剣鉈は切っ先以外にも日本刀との共通点がある。
    「刃が日本刀と同じ“蛤刃(はまぐりば)”なんだ。刃の断面がハマグリのような形だと、刃こぼれしづらく、切ったものを左右に割り開ける。直径10㎝程度の青竹なら一刀両断だよ」

    「柄はウワミズザクラ。末 端から先まで繊維が通った ものを選ぶ。え? 曲がり はどうするか? 柄にったりの枝を山で探すのさ」

    「柄はウワミズザクラ。末端から先まで繊維が通ったものを選ぶ。曲がりはどうするか? 柄にったりの枝を山で探すのさ」

    遠藤さんは山に入ると、鉈一本で仕事のすべてをこなす。
    「鉈は柄に対して刃が浅く角度がつけてあることが肝心。この角度があると軽く振り下ろしただけでも刃が木に食い込んでいくんだ。そして、長い刃にも役割がある。切っ先で穴を穿ち、刃のカーブでは刃を滑らせて魚の腹などを開く。刃の上部で枝を払い、刃の元では細かい細工をする。剣鉈は、山での万能の刃物なんだ」

    ◎構成/藤原祥弘 撮影/木村文吾

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