
東海地方を中心に、テレビ難組ではレポーターを務め、イベント出演などでも大活躍のかほなん。今回は、山で切り出した丸太を薪にするために使っている”斧”を紹介してもらう。
かほなんが、数種類を試して選んだ斧とは?
「みなさん、こんにちは。かほなんです。今日は、山で薪を割るために買った斧を紹介します。購入するときには、長野県安曇野市にある『ヤマショー』さんのショールームに出かけて、種類の違う斧を比較して決めました。柄が木でできているクラシックなものや、少し短めの万能斧などを比べて選んだのが、『ハスクバーナ/スプリッティングアックス S2800』というモデルです」

かほなんが選んだ『ハスクバーナ/スプリッティングアックス S2800』。オレンジ色の柄の部分は、FRP(強化プラスチック)でできている。
かほなんは、活動している山でチェーンソウで木を切り出し、短く切った丸太を斧で割り、薪にするために斧が必要になったという。では、かほなんが選んだ斧の特徴を紹介してもらおう。
ヘッド部分の十分な重さと、テフロン加工で気持ちよく丸太を割れる
「この斧のスペックは、ヘッド部分の重量が2.5kg、長さが70cmあります。柄はFRPでできていて、中が空洞になっています。ヘッドは重く、柄が軽いので、重心が刃のほうにあるため、とても振りやすいです。丸太を割ったときのバランスが良く、狙った場所に命中しやすいところもいいです」
「木の斧は、狙いが外れて、刃ではなく柄の部分が丸太を打ってしまったときに折れやすいそうです。この斧は、その弱い部分に金属製のプロテクターが付いているので、誤って柄の部分を丸太にあててしまっても壊れにくく作られています。刃はテフロン加工されているので、丸太に入ったときに滑りやすく、サビにも強いです」
持ち運びに便利なカバー付き
「このモデルは、ヘッドの後部がハンマーとして使えるようにデザインされています。木のクサビを打ち込むときなどに便利そうですね。そして、もうひとつ。カバーがよくできています。刃でケガをしないようにするカバーをかけると、そこがグリップになっていて、持ち運びがとっても楽なんです」

持ち運びやすさを考えてデザインされたカバーを装着したところ。
購入時の価格は、14,817円。プロ仕様のなかでもハイスペックな商品だという。では、続いて斧の使い方を紹介してもらおう。
どうやったら斧で薪を上手に割れるのか?
「斧の振り方は、左手でグリップエンドをしっかりと握り、右手でヘッド近くを軽く握ります。足を肩幅より少し広く開いて、斧を頭の上まで振りかぶり、ヘッドの重みを利用して、一気に丸太に向かって振りおろします。両足のバネを使って上から下へ振りおろすイメージです」

振りかぶるときには、右手はヘッドに近いほうを握る。

脚をしっかりと開いて、ヘッドが頭上にくる位置まで斧をふりかぶる。

ヘッドの重量を利用して、斧を素早く振りおろす。右手は、グリップエンド側に移動していく。膝を曲げるとしっかりと力が伝わる。

ヘッドは丸太に入ると、気持ちいいように「スパンッ!」と割れた。
丸太の置き方は?
「丸太は薪割り台の先の方に置きます。ヘッドは、丸太の中心より先のほうにあたるように狙います。太い丸太や硬い木の場合、1回で割れなければ、刃を抜いて、丸太を回して、亀裂を手前に置き換え、再度、振りおろせば割れます。丸太は、使いたい太さになるまで、何度かやってだんだんと細く仕上げていきます」

丸太を割るときには、薪割合を使う。

丸太は、薪割り台の先に置く。ヘッドをあてる位置は、丸太の先の方を狙うと割りやすい。
薪割りでストレス発散!
「薪割りは、爽快で、快感です。ストレス発散にもなるので楽しいですよ」

「薪割り、めっちゃ楽しいですよ~!」
商品情報
ハスクバーナ/スプリッティングアックス S2800
価格:14,817円
長さ:70㎝
ヘッド重量:2.3kg
総重量:2.958㎏
ヘッド素材:高炭素鋼(テフロン加工)
輸入元:ハスクバーナ・ゼノア https://www.husqvarna.com/jp/
(取材/構成:yamabon)
↓↓↓かほなんが実際に斧を使い比べて選ぶ様子を収録したムービーは「さばいどるチャンネル」で公開されています。ぜひ、ご覧ください。
