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    2021.11.23 フジノ・キュー

    秋の釣りもので、人気の筆頭格とも言えるタチウオ。

    関西圏では12月末まで狙えるターゲットです。

    ルアーを使った釣りで楽しませてくれる魚ですが、冬の気配が近づき、海水温が下がり始めると、ルアーに対する反応が少しずつ鈍ってきます。

    そんな時にぜひ、試して欲しいのが、エサを使ったタチウオ釣りです。

    初心者の方でも、仕掛け(針やウキなどの魚を釣るための道具)を作る手順さえ覚えてしまえば、釣ることができます。

    今回はエサを使ったタチウオの釣り方をご紹介します。

    寒い時期はルアーよりエサの方が有利

    エサ釣りはまだまだ釣果が期待できます。

    魚によってバラつきはありますが、海水温が下がると活性が下がり、ルアーへの反応が極端に悪くなります。

    しかし、エサに対する反応は別。

    特にタチウオは、寒くなるとエサにしか反応を示さないことがあります。

    今の時期にタチウオを釣るのであれば、エサを使った釣りをオススメします。

    釣れる場所と時間帯

    浅場の港湾内にもタチウオは入ってきます。

    タチウオは夏の終わりから初冬にかけて、産卵のために全国各地の岸際に接岸してきます。

    沖向きの堤防やテトラ帯などが良い釣り場ですが、水深が浅い場所にも魚が入ってくるので、意外と港湾内でも釣れたりします。

    岸から釣れる時間帯は、夕方から朝方にかけてです。

    特に日が沈みきったあとぐらいから、魚の活性が上がるので狙い目です。

    タチウオのエサ釣りで用意するもの

    釣具屋さんに行くと、初心者の方でも、すぐに釣りが始めることができるように、ロッドとリールがセットになった、タチウオのエサ釣り専用のものが販売されています。

    仕掛けセットは必要な道具がまとめて入っています。筆者私物。

    仕掛けもウキ、オモリ、針がセットになった専用仕掛けが、販売されているので、始めはこの仕掛けセットを使うことをオススメします。

    ロッド(竿)とリール

    タチウオのエサ釣りはダイソーロッドとリールを使ってもOK。筆者私物。

    筆者はダイソーで販売されている振り出し竿と3000番のリールを使用しています。

    ライン(糸)はナイロンを使用しています。

    電気ウキ

    夜釣りに活躍する電気ウキです。筆者私物。

    タチウオのエサ釣りで欠かせないのが電気ウキ。

    電気ウキとは、ウキの中に専用の電池をはめ込むと発光するウキのことで、夜釣りで使われる道具です。

    暗い闇夜でも、遠目からウキの動きを目視できるので、魚がエサに食いつくとすぐに分かります。

    ウキ止めでウキをしっかり固定します。筆者私物。

    ウキの装着は、リールに巻かれているライン(糸)にウキを通し、ウキ止めというゴム製の道具を使って、固定します。

    ウキの下に、ケミホタルと呼ばれる発光体とオモリを装着すれば完成です。

    どんなエサを使うの?

    タチウオを釣るときのエサはキビナゴをオススメします。

    エサは釣具店で販売されているキビナゴを使います。

    キビナゴは水中に入れても、崩れにくく、針への取り付けもラクなのでオススメです

    仕掛けとエサの取り付け方

    タチウオ仕掛けは針周りが頑丈に作られているので、仕掛けが切られません。

    仕掛けはタチウオ専用のものを使います。

    タチウオは歯が鋭いので、ナイロンやフロロカーボンのラインだと魚が掛かったときに、すぐに切られてしまいます。

    仕掛けが切られないようにするため、針周りがワイヤーやチューブになっているものを使います。

    キビナゴの腹下から金具を通します。

    エサの取り付けは、針まで繋がっているエサ通しの金具があるので、それをキビナゴの腹下に刺します。

    そのまま、下にスライドさせて2本針にしっかり刺して固定します。

    キビナゴを貫通させて針に装着します。

    あとは、エサ通しの金具とウキ、オモリ、ケミホタルが装着されているメインラインを接続すれば完成です。

    釣具店で販売されている仕掛けセットのパッケージの裏に、仕掛けの作り方が載っています。

    焦らず説明書通りにセッティングすれば、大丈夫です。

    タチウオ釣りのコツ

    タチウオのエサ釣りはコツをつかめば、釣果を伸ばすことができます。

    タチウオがどの層にいるのかを探る

    タチウオがいる層にエサを送り込むのが釣果アップの近道です。

    タチウオを釣るのに一番大事なポイントは、どの層にいるのかを見つけることです。

    海面からどのくらい下にいるのかを少しづつ探りながら釣りをすると釣れやすくなります。

    ウキからエサまでを1.5m~2mくらいにし、しばらく反応がなければ、今度は2.5mくらいにするなど、小刻みに層を探っていきましょう。

    電気ウキが沈んだら合図

    ウキが沈むまで、しっかり待ちます。

    魚がいる層にエサを落とすことに成功すれば、魚がエサに食いついてきて、電気ウキが不自然な動きをします。

    沈んだり浮いたりを繰り返したあと、沈みきって、海中でウキが魚に持って行かれるような動きをしたら、すかさずロッドを上にあおってアワセ(魚を針にかけること)ます。

    しっかりした重みがロッドに伝わったら、あとは魚の引きを楽しみながら、リールを巻いてくればOK。

    魚を手前まで寄せてから魚を抜きあげてください。

    タチウオは素手で触ってはダメ

    魚つかみはタチウオをつかむのに便利です。筆者私物。

    タチウオを釣り上げたときに気を付けて欲しいのが、顔周りを素手で触らないことです。

    タチウオの歯はとても鋭く、手をかまれると大ケガになります。

    タチウオをつかむときは、必ず魚つかみを使いましょう。

    まだ間に合う!エサでタチウオを釣ってみよう!

    タチウオはエサ釣りで、まだまだ釣れます。

    晩秋から初冬になるとタチウオの釣果が少しずつ下がってきます。

    しかし、型は大きいのが多くなり、大物が釣れるチャンスでもあります。

    寒い時期でも、エサ釣りはルアーに比べると釣りやすく、まだまだ釣果が期待できます。

    タチウオを釣ってみたい!エサ釣りに興味がある!という方は、ぜひ、近くの釣り場でチャレンジしてみてくださいね!

    最後に

    初めての釣り場へ行くときは、釣り禁止の看板がないかを確認しましょう。

    釣りをする際は、ライフジャケットを必ず着用しましょう。

    ルールやマナーを守り、誰にも迷惑のかからないよう行ないましょう。

    私が書きました!
    ソルトアングラー
    フジノ・キュー
    週末になると関西圏の海辺に突如出没するソルトアングラーライター。趣味はもっぱら海でのルアー釣り。
    Googleマップを頼りに未開拓の釣り場を求めて沿岸を練り歩き、自然の美しさと過酷さに魅了された冒険家気質な釣り人。

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