今回のテストは岩場が多いことで知られる奥秩父の乾徳山(けんとくさん)。あえて岩にゴリゴリと押し当てながら歩き、休憩中は荷物を入れたまま岩の上を引きずってみる。しかしどこにも傷みはなし。生地の毛羽立ちすら見られない。こいつが破れたり壊れたりするのはよほどの状況だと思えるほど、耐久性は抜群なのである。
しかしコレ、クライミングだけで使うのはもったいない。背面のパネルを大きく開いて行なう荷物の出し入れは、一般的なトレッキングや街使いにも便利な方式で、ショルダーハーネスの体への当たりも柔らかだ。それにバックパックにはあまりない白という色がいい! いや~、上品だな……。汚れは目立つが、仕方ないよね。