初心者は秋に挑戦しよう!釣って楽しい、食べて美味しい青物釣りのコツをわかりやすく解説
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    2021.09.28

    初心者は秋に挑戦しよう!釣って楽しい、食べて美味しい青物釣りのコツをわかりやすく解説

    通称『青物』と呼ばれる魚たち

    海のルアー釣りで、人気のターゲットとして『青物』と呼ばれる魚たちがいます。

    定義は曖昧ですが、釣り人が言う『青物』といえば、ブリやヒラマサ、カンパチのことを言います。

    筆者がメインの釣り場としている関西地方では主にブリがターゲットになります。

    出世魚でもあるブリは、40センチまでの幼魚を『モジャコ』、60センチまでを『ハマチ』、80センチまでを『メジロ』、80センチ以上を『ブリ』と呼んでいます。

    丸々太った60センチオーバーのメジロ。

    メジロ以上になると力強い引きが魅力で、魚とのガチンコファイトを楽しむことができます。

    青物とのパワー溢れるやりとりに魅了される釣り人は数知れず。

    筆者もその中のひとりです。

    秋は初心者でも青物を釣ることができる

    秋は青物が釣れやすくなります。

    地域によって多少のバラつきはありますが、秋になると青物がベイト(エサとなる小魚)を追って、日本各地の沿岸に接岸してきます。

    陸から大型青物(80センチ以上)を釣るには運の要素が大きくなりますが、40~80センチまでの小型、中型クラスであれば、比較的釣れやすくなり、青物を狙ったルアー釣りを始めるには最適のシーズンです。

    小型、中型と言えども、青物がヒットしたときの力強い引きは素晴らしく、初心者の方が1度青物の引きを体験してしまうと、やみつき必至。

    そのまま青物狙いのルアー釣りにどっぷりハマっていく方も少なくありません。

    初心者にオススメの釣り場は?

    青物がヒットしたときのパワーは想像以上です。

    左右に走られたり、潜られたりと釣りあげるのに一苦労です。

    釣り場の近くに岩礁帯があると、ライン(糸)が岩にこすられて、切れてしまうおそれがあります。

    初心者の方は海中に障害物がない釣り場をオススメします。

    堤防での釣りがオススメ

    堤防は釣りがしやすい釣り場です。

    堤防は足場がしっかりしており、海中に障害物もないので、初心者が釣りをする場所にピッタリです。

    魚が多少暴れても、強引に引き寄せることができるので、安心してやりとりができます。

    筆者が初心者の方と釣行するときは、安全面も考慮して必ず堤防を選びます。

    初心者にオススメのタックル

    青物をターゲットとしたルアー釣りは、パワフルなものになるので、しっかり魚とやりあえるタックル(釣り道具)を選ぶようにしましょう。

    どんなロッド(竿)とリールを選べばいいの?

    釣り初心者の頃に使用していたタックルは今でも現役です。筆者私物。

    ロッドはショアジギング用のものを選び、長さは9~9.6フィート(約3メートル)、硬さはMのものが扱いやすいでしょう。

    リールは青物のパワーにしっかり対応できる、ダイワ製やシマノ製の4000番台ハイギアのものをオススメします。

    筆者も青物を狙ったルアー釣りを始めた頃は、このタックルで臨んでいました。

    ある程度、経験を積んで慣れてきたら、自分に合う道具を取り入れていけば良いでしょう。

    ただ巻くだけでOKなルアーを選ぶ

    リールを巻いて引いてくるだけで、青物が釣れるルアーたちです。(左上、左中、『メタルバイブ』)。 (右中、右下、『スピンブレード付きルアー』)。筆者私物。

    初心者の方には『メタルバイブ』と呼ばれるものや『スピンブレード』が付いたルアーをオススメします。

    これらはリールを巻いて、引いてくるだけでしっかりアクションしてくれます。

    簡単に魚にアピールしてくれるので、初心者の方が扱いやすいルアーとなっています。

    魚がヒットしても落ち着いてやりとりすることを意識する

    魚の抵抗が弱まってから、タモですくうと簡単に取り込むことができます。

    釣りを始めたてのときは、青物がヒットすると、あまりの力強さに驚いてしまい、強引にリールを巻いてしまったり、ランディング(魚を取りこむこと)で焦ってしまい、うまくタモ(魚をすくう網)に入らず、逃がしてしまうことがあります。

    魚がヒットしたらまずは落ち着くこと。

    自分に『落ち着け』と言い聞かせるだけで、冷静に魚とやりとりができるようになります。

    まずは慌てずゆっくりでも良いので魚を手前まで寄せてきます。

    青物は手前まで来ると最後の抵抗で下にもぐろうとすることが多いので、ロッドを立ててしっかり耐えます。

    魚は空気を吸わせると弱るので、ロッドを立てて、魚の顔を海面から出し続けます。

    抵抗が弱まったところで、落ち着いてタモを使って魚をすくえば、無事ランディング成功です。

    食べても美味しい青物

    青物は食味がとても良い魚で、刺身にしても、照り焼きにしてもOK!

    特に冬のブリは『寒ブリ』と呼ばれ、脂がのって非常に美味です。

    筆者はよく刺身にして頂いています。

    自分で釣った魚の刺身は最高に美味です。

    新鮮な釣りたての魚を食せるのは釣り人の特権であり、釣りの醍醐味と言えるでしょう。

    50センチを超える魚になると、1匹だけでもなかなかな量の食材になります。

    大漁に釣れて冷凍庫がパンパンになって困ってしまう……

    そんなうれしい悲鳴をあげたいものです。

    青物は2度楽しめる!

    青物とのファイトは一度体験するとやみつき必至。

    そのまま虜になってしまう釣り人が多数います。

    また、食べても美味なので、素晴らしいお土産になること間違いなしです。

    釣って楽しい、食べて美味しい、なんとも贅沢な青物釣り。

    この秋、近くの釣り場でぜひ、青物を狙ったルアー釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか?

    最後に

    初めての釣り場へ行くときは釣り禁止の看板がないかを確認しましょう。

    釣りをする際はライフジャケットを必ず着用しましょう。

    ルールやマナーを守り、誰にも迷惑のかからないよう行ないましょう。

    私が書きました!
    ソルトアングラー
    フジノ・キュー
    週末になると関西圏の海辺に突如出没するソルトアングラーライター。趣味はもっぱら海でのルアー釣り。
    Googleマップを頼りに未開拓の釣り場を求めて沿岸を練り歩き、自然の美しさと過酷さに魅了された冒険家気質な釣り人。

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