パーゴワークスの焚き火台の安定感が向上して、より調理向きに進化した! | 焚き火・火おこし道具 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2021.09.14

    パーゴワークスの焚き火台の安定感が向上して、より調理向きに進化した!

    徒歩や自転車、カヌーなど人力移動のためのキャンプ用品を開発しているパーゴワークス「NINJA」シリーズは、2015年登場のだれもが簡単にたてられて多彩なアレンジをサポートする「NINJA TARP」にはじまり、メッシュインナー「NINJA NEST」、自立式テント「NINJA TENT」、そして昨年秋に発表された「NINJA SHELTER」など、軽くて快適、湿度の高い日本の四季を意識した設計、そしてユニークな機構で多くのファンを獲得してきた。

    「NINJA」シリーズの焚き火台といえばすでに「NINJA FIRESTAND」(1万3200円)が発売されているが、今年10月上旬より新しくより調理向きになった「NINJA FIRESTAND SOLO」(1万450円)が登場するという。

    巻物じゃないけど実用的な収納袋

    組み立て方をプリントした巾着型収納袋を採用。巻物タイプのようにフレームの数を確認できないが、使用後にくるっと火床にパーツをまとめて袋に突っ込むだけなのでものぐさキャンパーにはこちらのほうが向いているかも。

    ステンレスのメッシュ火床にのせているのは、上からトップブリッジ2本、脚の底部分2本、脚4本、火吹棒兼用スペアの脚1本、五徳。

    ステンレス製マイクロメッシュ火床は25×35cmの長方形。ほぼB4サイズだ。

    あらかじめ弓なりになった脚の底部分2本と脚4本をつなぎ合わせた脚は、火床の短辺側、トップブリッジ2本は長辺側となる。

    脚とブリッジが直交して強度アップ

    脚には火床を受け止める小さな出っ張りパーツがあり、下側から火床を支える。そしてトップブリッジで脚と脚を接続。
    NINJA FIRESTAND」と違い、脚とブリッジが直交しているのでちょっと焚き火台を移動させるときも不安がない。

    ちなみに、火床を支えるパーツは外側にもうひとつ穴が空いている。今後、下に吊り下げてオーブン料理ができる棚ができるのか? それとも焚き火台で飛ばないようにチェーンなどで固定できるようにする穴なのだろうか? 意味ありげだが役割は不明。

    2本のトップブリッジを取り付け、完成。必要なら好きな位置に五徳を載せて焚き火料理を楽しもう。

    説明書を読まなくても、収納袋から中身を取り出し、完成するまでの時間は2分弱。火床を支える脚の出っ張りの位置を間違えたことと、火床の折り癖で何度か脚パーツから外れてしまったことが原因だ。構造は非常にシンプルなので、組み立て前にできるだけ折り癖を伸ばしておけば、1分もかからず完成するだろう。

    細長い収納にこだわらないならB4サイズのケースを手に入れ、脚は組み立てたままに、マイクロメッシュ火床も伸ばしたままぺたんこにして持ち運べばもっと楽に組み立てられるかも。

    火床の形と五徳に注目

    使用サイズは35×25×H25cm。「NINJA FIRESTAND」とは違い火床が長方形になっている。

    マイクロメッシュの火床は灰を落とさず燃焼に必要な空気を取り入れられるので、枕を作る必要はなく薪を並行に並べるだけで調理向きの火を作れるのだ。

    五徳はどこに置いてもよく、スムーズにスライドできる。強火から保温まで、薪の量だけでなく距離感で調節できるのがうれしい。

    また、マイクロメッシュの火床だけあり、たっぷりの灰がたまらない限りよく燃える。脚部分が2本ずつつながっているので、風向きによって焚き火台の向きを変えることも簡単だ。

    ちなみに火床の短辺側は市販の薪がはみ出る長さだが、片側のトップブリッジに立てかけるようにすれば井桁に組める。薪を井桁に組むと炎が大きくなるので調理向きとはいえないが、湿った薪を乾かす、寒い日などもう少し火の高さがほしいときに使える。

    底が小さなシェラカップを五徳に載せても不安はない。

    細かな耐荷重は公表されていないが、鍋と薪でおおよそ5kgまで載せられるそう。ソロ用の鍋はもちろん、9インチのスキレットも載せられるほどの安定感がある。

    また、マイクロメッシュ火床の下にも熱がまわるので、炊飯後の鍋を下に置いて冷めずに蒸らすなんてことに使える。小さな金属製テーブルや石を台にして火床との距離を近づけ、ピザやグラタンのチーズに焼き色を付けるなんてこともできそう。

    もちろん「NINJA FIRESTAND SOLO」にはパーゴワークスらしいちょっと変わったアイデアが盛り込まれている。それが五徳。五徳の片側が開放されており、トングとしても使えるのだ。五徳の中ほどをつかむと先端がピタッとくっつく。先端がほとんどずれないのが気持ちいい。

    先端を丸め、細かな木片や小枝をつかんだときに安定する形になっている。丸いステンレスパイプなので専用設計のトングに比べると滑りやすいむきはあるが、熾をいじるだけなら十分だ。

    五徳として使っていれば熾をいじることができないけれど、そもそも調理中に熾をいじるのは火力をなんとかしたいとき。だったらトングを使わなくても、付属の火吹き棒や五徳の位置変えで対処できるし、熾や薪をならすくらいなら火吹棒を火掻き棒がわりにしてもいい。

    五徳とトングの兼用は一見不便に思えるけれど、スマートに軽量化を実現している。

    気をつけたいのが焚き火終わりの直前だ。

    軽量焚き火台は薪が載っているときは安定するが、9割以上灰になったスカスカの熾しかない場合、ちょっとした風で動いてしまう。ごくわずかの火でも、残ったままひっくり返すと危険。「NINJA FIRESTAND SOLO」は脚に石を載せられるようになったことも好感を持てる。

     NINJA FIRESTAND SOLO」の総重量は400g(本体のみ275g)。「NINJA FIRESTAND」よりも約100gアップしているわけだが、その分、安定感が増している。

    それに400g以下の焚き火台はいくつも販売されているが、五徳付きなのはそうそう見当たらない。1万円を切る価格でもあり、徒歩キャンパーの物欲を刺激するには十分だ。

    【問】パーゴワークス https://www.paagoworks.com/

    私が書きました!
    大森弘恵

    フリーランスのライター、編集者。主なテーマはアウトドア、旅行で、ときどきキャンピングカーや料理の記事を書いています。https://twitter.com/utahiro7 

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