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    2021.07.03

    大公開!トッカグンが必ず持っていく「災害にもキャンプにも役立つサバイバル道具」6選

    サバイバル系YouTuber・トッカグンの私物を大公開

    自衛隊に所属していた異色の経歴を持つサバイバル系芸人・トッカグンの小野寺さん。3回にわたってキャンプに役立つサバイバル術を教えてもらいましたが、今回が最終回!

    今回はキャンプでもサバイバルでも役立つ、とっておきの道具を厳選してご紹介いただきました。

    第1回目:サバイバル系YouTuber・トッカグンが教える「万が一に使えるキャンプ代用術」5選

    第2回目:トッカグンが実践!「火を使わず」に調理するとっておきの道具とおすすめ料理4品

    キャンプから災害時まで使える!トッカグンの愛用品6つとは

    その1:ハンドル付き飯ごう

    小野寺さん:いわゆる兵式飯ごうと呼ばれるもので、自衛隊でも使うタイプです。かれこれ4〜5年使っていますが壊れることなく安心して使っています。直火で煤汚れしても味になるのがいいですね。

    フタにはハンドルがついており、食器として使用できます。フタにポリ袋を被せて食事を盛れば、洗い物がなくなるのでおすすめです。実際の演習で食事が配られるときもこうします。参考にしてみてください。 

    その2:ケイバー「ベッカー BK-2」

    小野寺さん:軍用ナイフも多数製造しているKA-BAR(ケイバー)社のフルタングナイフです。刃厚が7mmと非常に分厚く、薪を割るバトニングに最適です。Amazonでも購入できます。

    一般的なナイフと比べて重量があり、折れる心配なくガシガシ使えます。サバイバルのような状況になったときには、大は小を兼ねる意味で頼りになります。個人的にはブラックコーティングを施しているところが渋くて気に入っています。

    その3:ソーラーペットボトルランタン

    小野寺さん:裏面にソーラーパネルを装備したLEDランタンです。明るさは強と弱の2種類があり、太陽光に10時間あてておけば強で4時間ほど、弱で16時間ほど発光します。

    ペットボトルにセットすると斜めに向くようになっており、定期的に太陽の方向に向きを変えなくても安定して給電できるのがいいですね。

    ボトルに水を入れておくと、ライトが水に当たって光を拡散し、テント内を広く明るくしてくれます。また、紐がついているのでぶら下げて使えるのも特徴です。

    その4:ソーラーライター

    小野寺さん:1記事目でも紹介した、太陽光を使ったライターです。コンパクトで軽く、太陽光に向ければたった3秒で対象物から煙が出るほど強力です。

    本体を太陽に向けると、光が面に反射して中央に集め、対象物を焼いてくれます。固定する部品はやや小さいので自分はタバコをつけていますが、乾燥した小枝などでも使えます。どんなものが着火するか、子供と一緒に試すのもいいでしょう。

    その5:軍用ポンチョ

    小野寺さん:軍用の米軍ポンチョは雨のときに使います。着てみるとわかりますが、非常に大きいのでリュックごと被せて雨から荷物も守れるんです。

    脇のボタンを開けば長方形の幕になり、ビバークとしてツェルトにもなります。また、防寒優れているので、寒いにも大活躍。雨の日にも寒い日にも、これ1枚あればかなり便利ですね。

    その6:軍幕

    小野寺さん:無骨でつくりもシンプルな2ポールテントです。オールコットンで丈夫に仕上げており、入り口が大きく開くタイプは特に設営のバリエーションが楽しめます。

    晴れた日には、入口をめくりあげて開放しています。テント内から外の景色を楽しめるので、ぜひ試してもらいたいです。

    災害時にも使えるアイデアは覚えておいて損なし

    災害時でもキャンプでも使える便利品を教えていただいた小野寺さん。上記のアイテムはすべて現役で、今でも使用することが多いそうだ。

    とは言っても、今のキャンプ用品はどれも利便性に優れたものが多く、普段のキャンプならそれで十分であるとのこと。小野寺さんは、見た目やブランドにこだわらず、屋外で過ごす「体験」を大事にしてほしいそうだ。

    小野寺さん:ソーラーペットボトルランタンもソーラーライターも、100円ショップでも販売されているようなLEDライトやトーチのほうがぶっちゃけ便利だとは思います。

    でも、「電池が切れちゃった!」とか「ガスが切れちゃった!」など、必要なときに限って使えないことがありますよね。

    しかも、災害時は燃料類が買えないことがあり得ますし、遭難時は周辺にコンビニやスーパーがあるとは限りません。そう言ったときに、身の回りのものや自然にあるもので灯りや着火できるものがあると本当に助かるんです。

    調理用ボウルがあれば太陽光を反射させて着火することが可能。

    自衛隊などでサバイバル経験をして良かった点は、目標を達成するために、最善のプランを臨機応変にその場で考えるクセがついたことです。

    災害や遭難は生き延びることが目標になりますが、ほとんど道具がない中でどうしたら過ごせるのかを考えます。そうした中で、太陽光を使うとか落ちている小枝を使うなど、あるモノでその場しのぎができることを思いつけるんです。

    レジャーとしてのキャンプと生き抜くサバイバルとでは目的は違いますが、外で少しでも快適に過ごすテクニックは共通するものがあります。そのため、たまには不便な経験をして、さまざまな角度で物事を見ておくのは大事だと思います。ぜひ経験してみてください。

    サバイバル術は災害時やキャンプに生かせることが満載

    3回にわたり、サバイバル目線で代用術や調理法を教えていただいたトッカグン・小野寺さん。YouTubeチャンネル「トッカグンの東京サバイバル」では、軍式の火起こし術や海外の戦闘糧食の食べ比べといったネタも紹介しているとのこと。気になる人はそちらもチェックしてみよう。

    「トッカグンの東京サバイバル」YouTubeページ
    https://www.youtube.com/user/tokkagun

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