サバイバル系YouTuber・トッカグンが教える「万が一に使えるキャンプ代用術」5選 | BE-PAL

サバイバル系YouTuber・トッカグンが教える「万が一に使えるキャンプ代用術」5選

2021.06.19

人気のサバイバル系YouTuber・トッカグンを取材

近年YouTube界隈で。サバイバルカテゴリーがとても賑わっている。いざというときや防災面で使えるネタが多く、キャンプとの相性がいいためだ。

そんな同カテゴリーで高い人気を誇るのが、吉本興業に所属するトッカグン。元自衛隊で活動していた本格派で、その経験を生かしたYouTubeチャンネル「トッカグンの東京サバイバル」は、5月後半時点で23.4万人もの登録者数である。

3回にわたって取材する1回目は、トッカグンの小野寺耕平さんにキャンプでも使えるおすすめの道具を紹介していただいた。

トッカグン・小野寺さんのプロフィール

小野寺さんは宮城県出身。同県にある自衛隊駐屯地へ就職し、2年間勤める。その後、よしもとクリエイティブ・エージェンシー(現:吉本興業)に所属してお笑いコンビ・トッカグンを結成。サバイバル芸人として活動する傍ら、YouTubeチャンネルを設立。現在も芸人として活動しながら、予備自衛官として訓練をする。

知っておいてよかった!いざというときに役立つ代用術

その1:ナイフを忘れた!

キャンプ用品の忘れ物は、よくあること。しかし、衣食住に関わるものを忘れるとちょっと問題。特に、食材のカットに必要なナイフを忘れた経験がある人もいるのではないだろうか。

小野寺さんは、ナイフをあるもので代用できるとのこと。それは、なんと「空き缶」!

作り方は簡単。まず缶の中央を凹ませる。口や曲がった部分は鋭いため、グローブをつけておこう。

中央を凹ませたら両端をひねって切り離す。もし力に自信がない人は、ペンチを使うと簡単に切れるとのこと。

最後に、切り離した片側の内側を帯状に切り剥がし、真っ直ぐに伸ばせば完成。アルミ缶よりスチール缶のほうが丈夫なのでおすすめとのことだが、力が必要なのが気になるところだとか。

小野寺さん:持ち手は非常に鋭いので、麻紐などで巻いておくのがおすすめです。また、刃は使っていくと切れにくくなるので、石やアスファルトなどを使って研ぎましょう。食材だけでなくロープなども問題なく切れるので、ぜひ試してみてください。

その2:ペグを忘れた!

テントやタープを張るのに必要な道具といえば、ペグとロープ。これらを普段から収納袋に入れていれば忘れる心配はないが、社外品を使っている人はときに忘れてしまうこともあるはず。

小野寺さんは、ペグを忘れたときの代用品として石を使うのがいいとのこと。

ではどうやってロープを石に括り付ければいいのか、その手順を教えてもらった。まずは石にロープを一周させる。

中央を交差するようにロープの端っこを右へ伸ばし、もう1周させる。

1周させたら、手前に伸びるロープの上を通り、左側のロープの下をくぐらせる。

こちらがくぐらせた状態。

最後に縛れば完成。慣れれば30秒くらいでロープを石に結べる。

小野寺さん:太い枝をカットして先端を削り、ペグ代わりとして使うのですが、硬い地面や砂利が多い場所だと挿さりにくいので、石のほうが無難です。

その3:ロープを忘れた!

ちなみに、ロープも忘れてしまった人は、ラップを使ってみてほしいと小野寺さんは話す。

小野寺さん:ラップは、ポリ塩化ビニリデンという薄くて丈夫な化学繊維を使っています。これを細く丸めると耐久性のある紐として使えるんです。10kgもあるバッグもこのとおり問題なく持てます! いざというときはこれを紐がわりにしてみてください。

その4:ライターやトーチを忘れた!

火を付けるのに必要なライターやトーチ。しかし、比較的小さいものが多く、忘れてしまう人もいるのではないだろうか。そこで小野寺さんは、反射の原理を利用した道具で火起こししてほしいとのこと。

こちらはサンライターと呼ばれるサバイバル向けの火起こし器。

バネの先端に着火しやすいものを固定し、太陽光が入るように反射板をあたれば着火する。Amazon500円もしない価格で販売しているので手頃なのも魅力だそうだ。

小野寺さん:サンライターのような専門器具でなくても、調理用のボウルや懐中電灯のライト部についている円盤の部品で火起こしもできます。練習も兼ねて晴れの日に試してみてはいかがでしょうか。

その5:テントが壊れた!

キャンプ場では予測がつかない突風が吹くことがあり、まれにテントの生地が破れてしまうことがある。そのままの状態で雨が降ってきたら危ない! ではどうすればいいのだろうか。

小野寺さんは、グランドシートをツェルトとして使ってもらいたいと話す。

小野寺さん:いわゆるブルーシートなのですが、これは言わずと知れた防水性の高い素材を使っています。1枚のシートを用意し、ひとつの角にふたつの角を集め、その間をつまみ上げて設営できます。

小野寺さん:今回はサバイバルを意識して上から吊り下げていますが、結び目がしっかりしていればお持ちのポールを中央に入れてワンポールにするのもいいかと思います。参考にしてみてください!

災害時にも使えるアイデアは覚えておいて損なし

今回はいざというときに使える代用品例を教えていただいた。小野寺さんは、自身のアイデアで代用品を作ることもあるが、2年間の自衛隊時代の経験がかなり役立ったと話す。

小野寺さん:自衛隊の訓練では、部隊で許可されていれば駐屯地内にある売店で買ったものを使うことはありますが、それ以外は官品と呼ばれる支給された道具を使うため、最低限の装備が当たり前の環境です

具体的にはくぼみで仮眠したり、冬の山で天幕(テント)を張って演習したりなど、日々サバイバルが身近な環境です。そのうちに、持っている道具で自然となんとかする意識が芽生えたのはいいことだと思っています。

最後に、代用品を使う際のポイントを教えていただいた。

小野寺:今回ご紹介したものは、いずれもその場をしのぐ最終手段みたいなもの。普段と比べると不便に感じることが必ず出てきます。そのため、代用品を使う際はその不便さを楽しむくらいの気持ちで使ってもらいたいです。

次の記事では、火を使わずにアウトドア料理を作る方法をご紹介。お楽しみに! 

「トッカグンの東京サバイバル」YouTubeページ
https://www.youtube.com/user/tokkagun

撮影/黒石あみ 文/小川迪裕

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