キャンプをしてみたいと思っている初心者から、テントを新調しようと模索中のベテランも必見。新進気鋭メーカーの2021年モデルをご紹介します!
ソロ&デュオで
使いやすい居住空間を実現!
オキトマ2 ¥54,500
リビングとインナーテントが、(正面から見て)前後に振り分けられた、従来にない斬新なデザイン。両サイドが補助フレームで立ち上げられているので閉塞感がなく、ふたりでもゆったりと過ごせる広さだ。(張り出し用ポールは別売り)
SPEC
●サイズ/幅430×奥行き280×高さ150cm
●総重量/7.2kg

自立式だから設営も楽ちん!
「えっ!?このテントがこの価格?」──。ハイクオリティーなのにとってもリーズナブル。そんなテントで人気の新星ブランド「ゼインアーツ」がリリースする、2021年の新作を、チョロッとだけ見せてもらった。
まずは『オキトマ2』。
「サイズ的には2人用ですが、人気のソロキャン用も意識して開発しました。自立するから、ひとりでもスムーズに設営できるところがポイントです」(ゼインアーツ社長・小杉敬さん)

付属フットプリントは、前後室どちらにもセット可能。
前室と寝室を前後に振り分けたデザインも斬新かつ機能的!前後室ともにヘッドクリアランスが良くて、本当に過ごしやすいというのが第一印象だ。

インナーをはずし、シェルターとしても使える。
また、アーチ状フレーム2本を固定するブリッジフレームがあることで、構造体としての剛性もバツグン。ポール2本で設営するツーピークテントと同等の剛性があって、居住スペースが広いというわけだ。

両サイドの立ち上がりにもメッシュパネルがあるので通気性もバッチリ。夏場でも涼しく過ごすことができる。
「『オキトマ2』は、オキの耳、トマの耳というふたつのピークをもつ双耳峰・谷川岳からとった名前なんです」(小杉さん)
大人気モデルをサイズアップ!
ゼクーL ¥89,800
「インナーを付けてツールームで使いたい」という、ユーザーからの要望から生まれたLサイズ。4人家族が快適に過ごせるスペースがあって、設営はM同様にとてもカンタン!
ファミリーキャンパーにオススメだ。
SPEC
●サイズ/幅540×奥行き468×高さ285cm
●総重量/14kg

大きくなって家族でもゆったり!
もうひとつの新作が『ゼクーL』。2020年のグッドデザイン賞を受賞、入手困難なほど人気となった『ゼクーM』のサイズアップモデルだ。

五角形の付属リビングシートを設置しても、本体は六角形なので、靴や荷物を置く土間スペースが確保できる。
「大きいサイズが欲しいという要望が多く、インナーを取り付けても家族4人でゆったり過ごせるサイズにしました」という。

別売りのインナーテント(¥19,800)は着脱が簡単な吊り下げ式。日中はワンルームで夜だけツールームにも。
どちらも発売は来夏を予定。もうすでに待ち遠しい!!

左がM、右がL
既存のゼクーMの機能、素材、デザインはそのままに、高さを35cm、幅を100cmそれぞれサイズアップ。家族での使用以外に、仲良しグループでくつろぐスペースとしても活用できる。
※構成/坂本りえ 撮影/中村文隆
問い合わせ先 ゼインアーツ info@zanearts.com
(BE-PAL 2021年1月号より)