遊びの祭典「フィールドスタイル・ジャンボリー2020」に行ってみた | イベント 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2020.12.21

    遊びの祭典「フィールドスタイル・ジャンボリー2020」に行ってみた

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    私が書きました!
    名古屋在住ライター
    山本修二
    1963年東京生まれ、名古屋在住。自転車が得意なフリーランスライターとして、本誌を中心に25年以上東京で活動。2015年に名古屋へ移住し、スポーツバイクの輸入代理店でマーケティング広報を担当。2019年12月からライター活動を本格再開し、アウトドア遊びのパラダイス=名古屋からディープな情報をお届けします。著書『スポーツ自転車でまた走ろう』(技術評論社) http://yamabon.jp

    フィールドスタイル会場で、ひときわ目立っていた「UAZ/HUNTER」。UAZは、軍用車の開発からスタートしたロシアのメーカー。

    クルマ大好き=愛知から発信する遊びの祭典

    自家用乗用車保有台数1位。「クルマ離れ」とは無縁の愛知県。トヨタ自動車に代表される自動車産業の拠点でもあり、同時にクルマで1時間も走れば、海、山、川など自然豊かな遊び場に気楽にアクセスできる。経済と遊ぶための立地という、二つの条件を備えた大都市ゆえ、クルマとアウトドアの関係性が深く、独自のアウトドアカルチャーが根付いている。

    そんな愛知県で、遊びを通して豊かなライフスタイルを提案するアウトドアフェス『フィールドスタイル・ジャンボリー2020』が開催された。出展ブースは400以上。2020年11月28日と29日の2日間、愛知県国際展示場で、多岐におよぶ感染症対策を徹底することで無事開催された。

    カスタムカーやキャンピングカーを取り扱うメーカーも多数出展した。

    2017年から開催されているこのイベント。自動車関連を中心に、アウトドア、スポーツ、アパレル、建築、骨董、植物、フード、観光など、様々な業種が出展している。なかでも東海エリアで生まれた小さくても元気な企業の出展が多く、他地域のイベントとは異なるパワーと個性を生み出している。そんな勢いのあるフィールドスタイル。ほんの一部だが、会場を歩いて気になったモノをピックアップしてみた。

    ヴィンテージのアウトドアグッズがずらり

    フィールドスタイルはメーカー展示だけではなく、その場で欲しいモノを購入できるブースも数多くある。なかでもアウトドアショップやアンティークショップは、毎回、魅力的な商品を並べて物欲を刺激する。名古屋市南区にあるアンティークショップ「JAM-DAY」は、移動図書館をテーマにしたブースを展開。裏手では、コールマンやサーモスなどのヴィンテージアウトドアグッズを多数販売していた。

    毎回、力の入ったスタイリッシュな展示をする「JAM-DAY」のブース。

    ジャグやランタン、チェアなど、魅力的なヴィンテージ商品は、実店舗でも人気。「JAM-DAY」Instagram@jamday_antiques

    他人とかぶらない個性的なクルマたち 

    フィールドスタイルの会場には、個性溢れるカスタムカーや、あまり見たことがないようなクルマ、レトロカーまでが各所に展示されている。そんな魅力的なクルマのほんの一部を紹介しよう。

    冒頭で紹介したUAZには「2206」というキャブオーバー4×4もある。名古屋市名東区にある「オートリーゼン」が輸入販売している。ショールームに行くと実車も見られる。https://uaz.riesen.co.jp/

    デモカーに装着された「ジェームス・バロード」のハードシェルテントは、軽自動車にもフィットする日本オリジナルサイズの「COMPACT」。https://jamesbaroud.jp/

    ポルトガル製のルーフテント「ジェームス・バロード」のブースでは、軽トラックをベースにしたド迫力のカスタムカーを展示。ワイルドなスタイルに、キャンプで使いやすい工夫が満載されていた。

    「ブローニーRIW」のベースカーは約120万円(参考価格)。キャンパーへのカスタム費は約220万円(ルーフラック、ルーフテントは別途)。https://riw.jp/

    「RIW」のブースでは、中古のマツダ/ブローニーをリノベーションしたキャンピングカーが登場。質実剛健な商用バンが、個性的でスタイリッシュなキャンピングカーに変身!

    遊び心満載のワイルド系トレーラーが出現!

    ハイラックスやプロボックスなど、トヨタ車をベースに様々なカスタムを展開する「msc」が提案するワイルドなトレーラー(参考出品車)。https://myxstylecar.com/

    最近では、キャンプ場でもよく見かけるようになったトレーラー。会場には、魅力的なトレーラーが多数展示されていた。「msc」は、参考出品ながら完成度の高いカスタムトレーラーを展示。トレーラー後部にヒッチメンバーを取り付け、そこにサイクルキャリアを搭載するアイデアがおしゃれ。こんなトレーラーに遊び道具を満載してアウトドアに繰り出してみたい。

    東海地方の地元企業もアウトドア用品を続々投入

    東海地方にある企業がアウトドアで役立つオリジナル製品を作り、展示・販売するブースも賑わっていた。元気なローカル企業の送り出す職人技が光る製品が、イベントをさらに魅力的にしていた。

    愛知県幸田町にある「鉄工房あい吉」のオリジナル焚火台。火を灯すと炎が美しく見えるそうだ。http://aikichi.shop/index.php

    三重県桑名市にある木製品の製造卸会社「籐芸」が、2020年7月に立ち上げたアウトドア食器ブランド「FORESTABLE」。右は、木製のコーヒードリッパー。https://www.tougei.jp/

    「Regro wood work’s」は、愛知県岡崎市にある木製に特化したのアウトドアギアブランド。アウトドア好きの熟練木工職人がハンドメイドしている。Instagram@regro_woodworks

    「Regro wood work’s」の製品は、木製家具や建材を作るときに出る端材を利用して作られている。ロールトップテーブルは、2種類の高さがある。

    まだまだあった個性派ブース 

    おもしろいブースが多すぎて、すべてを紹介できないのが残念。最後にフリージャンルでおもしろい商品を展示していたブースをいくつか紹介したい。

    ずらりと並んだホットソースたち。ピリ辛から激辛まで、辛さや風味を選べる。なかにはヴィーガン、グルテンフリーに対応したソースもあり。https://www.hotsauce-bar.com/

    思わず「これなに?」と立ち止まって聞いてしまったのが「Hot Sauce Bar」のブース。タバスコに代表されるホットソースのなかでも、無添加のクラフトソースだけを取り扱う専門店。聞けば、ホットソースはアメリカだけでも1000種類以上の銘柄があるとか。大阪に本拠地があり東京・青山のファーマーズマーケットなどにも出店しているそうだ。

    キッズ用ロングテールバイク「ピクニック20」は、52,000円(税別)。タイヤサイズは、ほかに16、18インチもある。「Superb」 https://theshopsuperb.jp/  製造元:「ダートフリーク」https://yotsubacycle.jp/

    愛知県一宮市にあるアウトドア&バイシクルショップ「Superb」のブースでは、発売されたばかりの「ヨツバサイクル/ピクニック」を展示。これはキッズ用のロングテールバイクで、付属する大型ラックに好きなバッグを取り付けたり、遊び道具を積載することもできる。こんな自転車なら、親子で自転車キャンプも夢ではない。

    こんなバイクでキャンプに行ってみたい!フレームカラーやシート表皮まで好みでチョイスできる「VES GRIDE」。「Sonic」https://sonic-crafty.com/

    ホンダのビッグスクーター「フュージョン」をベースにカスタムされた「VES GRIDE」。驚くほどの積載力と、小技の利いたスタイリッシュなカスタムがいい感じ。千葉県にある「Sonic」が製造販売している。車両価格は、580,000円(税別)。

    手作り感満載の味がある鉄製フライパン。焚火料理に似合いそうだ。「金属造形工房MAF」http://www.metalartfactory.com/

    大阪の「金属造形工房MAF」は、アーティスティックな雰囲気の鉄製フライパンなどを製作する工房。取手にペグを使った30cmのフライパンは、9,000円(税別)。こちらの製品は、店頭での販売をしていないため、飛ぶように売れていた。

    2021年のフィールドスタイルは5月と11月に開催決定

    2021年は、5月22日、23日に屋外開催となる「フィールドスタイル・シーサイドマーケット」、11月20日、21日には、「フィールドスタイル・ジャンボリー」を開催予定。会場はどちらも愛知国際展示場(愛知県常滑市)。会場へは、中部国際空港から徒歩で行かれるため各地からのアクセスもいい。未体験の方は予定を調整して、ぜひ出かけてほしい。

    フィールドスタイル
    http://field-style.jp/

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