誰でも1度は、宇宙を観察してみたいと思うはず。でも、自分の見ている星がなんなのか、どこを眺めているのかわからない人がほとんどなのではないだろうか。
そういった悩みを解決してくれる天体望遠鏡が、フランスのUNISTELLAR(ユニステラ)社から登場した。一般販売を開始したばかりの「eVscope(イヴスコープ)」は、最先端テクノロジーを集結させ、誰でも簡単に天体観測ができる、夢のような望遠鏡だ。
膨大な星の位置データをもとに、自動で星の位置を追う

専用アプリは、季節や時期に合わせて、観測にオススメな天体も表示してくれる。
イヴスコープの最も便利な点は、スマートフォンアプリと連動して使用できること。観測したいものをアプリ上で選択するだけで、XY軸モーターが動き出し、自動的にその座標に移動、ピントを合わせてくれる。
「AFD(自律フィールド検出)テクノロジー」と呼ばれる特許技術は、データーベースに保管された何百万もの天体の情報と、現在向いている方向の星を比較分析することで、位置を正確に把握させる技術だ。
この技術を、磁力加速度計、電動マウントと組み合わせて使用することにより、被写体に正確に焦点を合わせることができ、はっきりと綺麗に観測できるのだ。
超高感度センサーで、色鮮やかに観測可能

高感度センサーを使用し、特許技術を複数使用することでクリアな視界が生まれている。
光を増幅させ、感知・処理させる視覚補強 (Enhanced Vision:エンハンストビジョン)テクノロジーにより、従来の望遠鏡の100倍のパワーを生み出すことに成功。星雲の色の違いや美しさに感動できるほど、細部まで宇宙の様子を観測できる。
イヴスコープは小さな光も増幅させて映し出してくれるので、月や木星などのような(地球の近くにある)明るい惑星はもちろんのこと、光度が低い彗星や星雲、天王星や海王星などのような遠方の惑星も観測が可能。

最先端技術を駆使した4つの機能が観測精度を高めている。
その性能は、光害の強い都市部でも天体観測が可能なほどで、昨年末には渋谷や六本木などで天体観測イベントを行なったほど。センサーの設定や画像処理のパラメーターも自動で調節してくれるので、観測者は望遠鏡を設置し、自分のみたい星を選ぶだけでいいのだ。
※観測条件(光害、月相、天候など)と観測する対象物に応じて、対象物の美しさを知覚し始めるまでに数秒から数十秒かかることがある。
観測したものを撮影、スマートフォンにも保存が可能

本体をスマートフォンは、Wi-Fiで接続させてデータのやり取りをする。
レンズやスマートフォンで観察した宇宙の様子は、画像として撮影することが可能で、データはアプリに自動的に保存される。
スマートフォンの画像ギャラリーにもコピーされるので、パソコンに転送したり、SNSで友人や観測仲間にシェアすることも、簡単にできるようになっている。
イヴスコープのユーザーは、米国SETI研究所との提携により、アマチュア観測家初の世界的サイエンスコミュニティに参加することが可能。天文学的なイベントが起こる時には、事前に観測依頼が届くので、天文イベントをライブ観察しながら、天文科学者を支援することもできる。
様々なロケーションで観測が可能なように作られており、三脚とセットでも重さはわずか9kg。本体の高さ65cm、幅は23cmとコンパクトになるので、中型のハイキング用リュックに収め、山や丘の上から観測することも可能だ。
年内の配送分は、限定101台のみ
若者からお年寄り、初心者からプロの天文学者まで使用できるこの望遠鏡は、世界中のクラウドファンディングで4億円近い支持を集め、ファンディング支援者の手には、すでにアイテムが届いている状態だ。
ファンディングだけ終わらせてしまうのはもったいないアイテムだけに、今回製品化が実現。年末までに配送できる12月発送分は、限定101台の販売となるそうだ。
冬は特に星が綺麗に見える季節。高性能な望遠鏡で、天体観測を楽しんでみるのはいかがだろうか。
商品概要
Unistellar eVscope
価格:¥379,000(税込)※送料別(¥6,800)
重量:9kg(三脚含む)
セット内容:eVscope本体、電動経緯台、三脚、バッテリー
※eXscopeアプリ付属(将来的なアップデートも保証)
※サイエンスコミュニティーのメンバーシップ付帯
商品の詳細はこちら
https://shop.unistellaroptics.com/cart-japan-landing-1?gclid=CjwKCAjw_sn8BRBrEiwAnUGJDjw47umlHFkOtVO4PBJ9JwZzkvjV9mtCImb-IxQyuCY56Y-kh7d3-RoC58EQAvD_BwE