N-VAN車中泊スペシャル!人気YouTuber『winpy-jijii』の愛車を拝見 | キャンピングカー・車中泊 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2020.11.22

    N-VAN車中泊スペシャル!人気YouTuber『winpy-jijii』の愛車を拝見

    私がカスタムしました!
    YouTuber
    winpy-jijii
    1950年大阪生まれ。定年退職後に奥様と出かけたアウトドアや旅の思い出を残そうとYouTubeに動画を投稿。やがてアウトドアで役立つ情報などを公開するうちに、「ニベア缶の磨き方」というテーマの動画がブレーク。一躍人気YouTuberに。チャンネル登録数19万3000以上。現在も週に1本のペースで、キャンプ、料理、愛車の改造、100均グッズのアイデアなどをテーマにした動画を公開している。著書『Life is Camp winpy-jijiiのキャンプスタイル』(玄光社)。YouTube『winpy-jijii』

    winpy-jijiiさんの愛車は、ホンダ/N-VAN。車中泊仕様に改造し、日本一周の旅に出る準備を進めている。

    夫婦二人、日本一周旅をするために選んだ愛車 

    人気YouTuber『winpy-jijii』さんの愛車を拝見した。winpy-jijiiさんは、2018年にホンダ/N-BOXを購入。車中泊仕様に改造している最中に、商用車仕様の新型N-VANが発売された。

    「バン仕様が出るんちゃうかなと思いつつも、乗り心地の良いワゴンを買うたんです。そしたら、出たじゃないですか。しかも数か月後に。車中泊するには、あきらかにバンのほうが使いやすくて、室内も広い。シートの乗り心地や、スライドドアが自動じゃないなど、家族からは反対されましたが、なんとか説得して、N-VANを注文したんです」

    新車で購入したN-BOXをわずか1年ちょっとでN-VANに乗り換えた。winpy-jijiiさんは、納車までの2か月の間に、ネットを駆使して室内を車中泊仕様にカスタムするためのアイデアを構築したという。

    フロアをベッドにすると同時に、床下を収納庫にする

    「最初は、ホームセンターで買えるイレクターパイプやコンパネを使ってベッドを自作しようかと思ったんですわ。でも調べるうちに、市販のキットを買うた方が安くて、取り外しも簡単ていうことがわかったんです。そこで、調べて調べて『MGRカスタム/フルベッド』というキットに決めました」

    このキットは、N-VAN専用に作られたフロア上にセットしてベッドスペースを確保するための車中泊キット。スチール製のアームを床面にセットし、その上にボードを置くだけで、フルフラットのベッドスペースが作り出せる。同時に、床下には大容量の収納スペースが確保でき、しかも、必要に応じてフロアの高さを調整することもできる。

    『MGRカスタム』の車中泊キットを取り付けたwinpy-jijiiさんのN-VAN。キットは、4万円弱で購入できる。

    「説明書を見ながら1時間半ぐらいでできたんちゃいますか。上に乗った時に重量がかかっても、自動車の部品が壊れないようなクッションが入っていたり、見えないところまでよく考えられています。自分で作ったら2~3日かかるところを数時間でセットできる。だから朝から取り付けて、午後からキャンプに行くなんてこともできるんです」

    床下には、大型バッテリーやキャンプチェアなどを常備。すぐにキャンプに出かけられるのはもちろん、災害時に避難する際の備蓄庫としての役割も果たしている。

    「高さのあるクーラーボックス以外は、みな床下に収まりますねん」とwinpy-jijiiさん。大型バッテリーも収納されていた。

    ソロで車中泊をするときの使い方。足をまっすぐ伸ばして眠れるそうだ。

    車内外でいろいろ使える可変式テーブルも自作

    「N-VANの内装には、壁にネジ穴がたくさんあいてるんです。そのネジ穴を利用して、『矢崎/イレクター』のジョイントやパイプで、アームや台座を作ったんですわ。テーブルは、そのアームを利用して、荷物を積むための台にしたり、一人で車中泊するときの室内テーブルにしたり、リアバンパーのうしろにセットすればキャンプーブルとしても使えるように工夫してます」

    荷台として使っているボードが、そのままテーブルになる。

    室内で使うときには、右側にテーブルをセットする。「ここでテレワークもできますよ。まあやりませんが(笑)」

    使わなくなったタープのポールを再利用 

    屋外で使うときには、テーブルの片側に脚を取り付ける。その脚も自作したもの。使わなくなった古いタープ用のポールの下に、マイクスタンドの台座を取り付け、安定させている。一見すると市販品にしか見えないこんな小物に、winpy-jijiiさんのこだわりを感じる。

    自作の脚をテーブルにセットする。この脚は、元々タープ用のポールで、高さを変えることもできる便利品。

    荷台に自分で取り付けた『矢崎/イレクター』のパイプに天板をセットすれば、屋外テーブルの完成。

    winpy-jijiiさんの愛車はアイデアの宝庫だ 

    その他、車内を見れば見るほど、市販品か自作かの違いが判別できない工夫があるはあるは。そんなアイデアの一部を写真で紹介する。

    「冬場の車中泊では室内が寒いやないですか。コタツがあったら温まるやろうなと思って、バッテリーを探したんです。そんで、ネットで評判が良かった『Jackery』を使ってみたんです。これが調子よくて、今じゃ3個も積んでいきますよ。車内で湯を沸かすにも、炊飯器で米を炊いたり、外で調理するのもオール電化にしたんですわ。真冬になったらコタツや電気毛布も使います。このバッテリーは大容量なんで、2泊程度のキャンプは余裕です」

    「12Vはもちろん、家庭用の100V電源も使えるから、ほんと便利ですわ。大容量のバッテリーなら瞬間湯沸かし器も使えます」。愛用する『Jackery』のバッテリー。

    木の板と部品を集めて自作した引き出し。料理用の道具は、ここに常備している。この引き出しの製作風景は、約18分におよぶ大作となってYouTubeで公開されている。

    自転車用のボトルホールダーを小物入れに使用。車中泊用の枕が丁度、収まっていた。ベースとなるアームは、矢崎/イレクターを使って自分で取り付けた。タテ方向に取り付けることで使い勝手がアップしたそうだ。

    まずは、近場のキャンプや旅行から 

    2020年1月に納車されたN-VAN。短期間で車中泊仕様に改造し、春からは、奥様と二人で日本一周の車中泊旅に出る予定だったという。

    「新型コロナの影響で、日本一周は先になっちゃったけど、カブを積んでしまなみ海道に行ったり、身近な旅からやってみたいですね」

    軽自動車をベースにした車中泊仕様車。低予算でも、自分の手を動かすことで、スタイリッシュかつ使いやすくカスタムできることを知った。winpy-jijiiさんのあくなき探求心と実行力は、まだまだパワーアップしていくに違いない。

    今回紹介したN-VANの改造方法は、winpy-jijiiさんのYouTubeチャンネルでも詳しく紹介されている。気になった方は、ぜひチェックを!

    取材協力/マイアミ浜オートキャンプ場 http://maiami.info/
    構成/山本修二

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