秋は実りの季節。過ごしやすい気候になり食欲も増進。そんなみなさんのために、
天然モノや無農薬栽培など、生産者がこだわって作る自然の恵みを全国からセレクト。
普段味わえない新鮮な味をお取り寄せしてみませんか!?
モクズガニ獲り名人
貝沼 清さん
三面川育ちの元・川ガキ。毎朝5時起きで漁をしている。「今日は何匹かかってるかなって、ワクワクして4時には目が覚めます(笑)」
新潟県と山形県にまたがる朝日連峰に源を発し、日本海に注ぐ三面川は、サケの遡上する川として知られる清流だ。アユやイワナなど、魚種も豊富だが、近年、注目を集めているのがモクズガニ。高級食材として知られる上海蟹の仲間で、味の良さは折り紙付きだ!
しかも、三面川産はすべて天然もの。秋になるとサイズも大きくなり、メスは内子を持ちはじめるという。
そんな豊かな環境でモクズガニ漁を続ける貝沼清さんのお宅にお邪魔した。家の裏手には三面川が流れている。上流なので水質が良く、透明度も高い。
「漁をするのは裏の川がほとんど。カニ籠に、三面川産のサケのアラとか切り身を仕込んで、一日沈めておきます」
前日、貝沼さんが仕掛けていた籠を上げてみると、わさわさとカニがかかっていた!
「モクズガニは夜行性で、浅瀬の流れが緩い場所で遊んでいるので、そういった場所にカニ籠を投げ入ておくんです」
獲れたてのカニを茹で、その場でいただいたが、カニミソが濃厚。身はミネラル分をたっぷり含んだ三面川の豊かさが感じられる、ふくよかな味わいだ。
まさに今が旬のモクズガニ。
自然の恵みと貝沼さんの情熱で味わえる逸品、自分へのプレゼントにもしたくなった。
魚介類 Seafood
四方を海に囲まれ、国土の3/4が山地を占める日本には、知られざる海や川の恵みがたっぷり。食欲を満たす極上の品を紹介!
10~11月が旬!
清流・三面川で育ったモクズガニ
モクズガニ専門店貝沼
天然活きモクズガニ (1㎏)
¥5,300(税込み・送料込み)
100g以上のオスとメスを組み合わせて、生きたまま届く。紐でしばってあるので調理も簡単。届いたらすぐに火を入れること。塩茹でや、蒸し焼きがオススメだ。
獲ったモクズガニは計量し、サイズ別に生け簀で管理している。天然モノかつ人気が高いので到着日を指定することはできない。
内子を持つメスが入っていればラッキー。濃厚で激うまデス。
問い合わせ先 新潟直送計画
https://shop.ng-life.jp/kainuma/
素材の美味しさを実感できる
究極の鮭の燻製
佐藤水産
ロッキーサーモン ¥2,065
北海道産の鮭の半身をヒッコリーで軽く燻製した、豪快なひと品。鮭の風味を最大限に生かすため、下味はこだわりの塩と香辛料のみ。脂ののりもよく、噛むほどに鮭の旨みが口中に広がる。酒の肴としてはもちろん、おやつとして食べても美味しい。
問い合わせ先 佐藤水産
https://www.sato-suisan.co.jp/shop/
水産庁長官賞受賞!
特製ぬか床で漬けた
サンマの一夜干し
木村商店
ぬか漬けさんま ¥550
三陸産の新鮮なサンマを一夜干しにし、自家製のぬか床に漬けた手作りの加工品。ぬか漬けしたサンマは焼き時間も短く、身もふっくら。骨まで食べられる。令和元年度の岩手県水産加工品コンクールで水産庁長官賞を受賞。
問い合わせ先 木村商店 0193(83)5510
燻製されたカキの旨みに感動!
かなわ
牡蠣の燻製オイル漬け ¥1,500
瀬戸内海で最もきれいといわれる海域で育てた牡蠣を、サクラのチップで燻製し、癖のないグレープシードオイルに漬け込んでいる。そのまま食べても、パスタにあえても美味。燻製特有の香りが食欲をそそる。
問い合わせ先 かなわ https://kanawa.shop-pro.jp/
キャンプごはんのレパートリーに!
メカジキの大トロの味噌漬け
FISHSTAND
シーフード&ミソ(大トロ)¥900
神奈川県三崎港にあるマグロ卸問屋が家庭向けにプロデュース。こだわりの味噌で漬け込んだ、ミニサイズのメカジキの大トロ部分が5切れ入っている。少し濃いめの味付けで、ご飯がすすむ。片栗粉をつけて揚げれば絶品の竜田揚げに。
問い合わせ先 FISHSTAND https://www.fishstand.jp/
10月が旬!
生きたままの天然子持ちアユを氷締めにして発送
恵那峡さかえ屋
子持ちの天然アユ(約1㎏)8,000円
秋になると、アユは河口で産卵するために川を下りはじめる。卵を持ったアユは9~10月しか獲ることができない貴重な品。こちらでは毎日水揚げがあるので、鮮度バツグンのアユを送ってもらえる。子持ちアユは塩焼きはもちろん、煮つけにしても美味しい。
問い合わせ先 恵那峡さかえ屋
https://sakaeya057.shop-pro.jp/
※構成/松村由美子 撮影/植野製作所、富貴塚 悠太、柳澤牧嘉、小倉雄一郎
(BE-PAL 2020年11月号より)