スキレット、ダッチオーブン、コッヘルでできる!お手軽スパイスカレーレシピ6 | 料理・レシピ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 料理・レシピ

    2020.10.05

    スキレット、ダッチオーブン、コッヘルでできる!お手軽スパイスカレーレシピ6

    キャンプで活躍するお馴染みの調理器具別にスパイスカレーレシピをご紹介。器具の特性を活かしつつ、素材に合わせたスパイスを使うことで、ひと味もふた味も違うカレーが完成!

    教えてくれた人
    料理研究家
    蓮池陽子さん

    image

    食の源である自然と人を結ぶトータルコーディネイトを提案。山菜料理にも精通し、狩猟免許も保持。雑誌やイベントで幅広く活躍中。

    スキレット

    フライパン代わりになり、カレーをはじめ炒め物などちょっとした料理で大活躍。浅めながら、保温力が高い鋳物製でオーブン料理も可能。素材が短時間で柔らかくなる。

    とろけるトマトとナスの
    ヴィーガンカレー

    image

    圧力鍋さながらのトロトロ野菜が体に優しい。ショウガとニンニクを加えるとさらにパンチのある味に。

    材 料

    カレー粉…大さじ1 コリアンダーパウダー…大さじ1 クミンパウダー…大さじ1 甘いトマト…大2個 ナス…大2本(小2本) サラダ油…大さじ1 味噌…大さじ1 塩、コショウ、ガラムマサラ…少々

    作り方

    ❶トマトとナスはヘタをとり、ナスはストライプ状に皮をむく。
    ❷スキレットにヘタの部分を下にトマトとナスを入れ、その上にサラダ油と塩をふり、蓋を閉め強火にかける。
    ❸湯気が出たら弱火に落とし、20分ほど加熱する(トマトから水分が出てくるので、その水分でナスを煮る)。
    ❹トマトとナスがトロトロに煮えたら、ヘラなどで野菜を崩し、すべてのスパイス、味噌を加え、塩、コショウ、ガラムマサラで味を調える。

    image

    野菜は切らずに丸ごと入れて手間を省く。ヘタを下にし水分を出しやすくする。

    image

    15分ほどで、木べらで崩せるほど柔らかくなる。他の野菜を加えてもOK。

     

    エスニック感満点!
    カニカレー・プーパッポンカリー

    image

    卵とカニを使ったタイの名物カレー。食べるラー油と呼ばれるチリインオイルがアクセント。ナンプラーの香りが異国情緒満載。

    材 料

    Aチリインオイルまたはオイスターソース…大さじ1弱 ナンプラー…大さじ2/3 砂糖…小さじ1 ココナッツミルク…150㎖

    カレー粉…大さじ1 チリパウダー…少々 ナンプラー…小さじ1 カニの缶詰…1缶 卵…3個 タマネギ…1/2個 ピーマン…1個 ニンニク、ショウガ(みじん切り)…各1片 サラダ油…大さじ1

    作り方

    ❶タマネギは横に半分に切り、繊維に沿って1㎝幅に、ピーマンは2㎝幅に切る。卵を割りほぐし、カニ缶とⒶをよく混ぜておく。
    ❷スキレットにサラダ油、ニンニク、ショウガを入れて火にかける。良い香りがしてきたらタマネギを炒める。しんなりしてきたら、ピーマンを入れて固めに炒める。
    ❸カレー粉とチリパウダーとナンプラーを加えなじませたら、①で準備した卵液を入れて、時々かき混ぜながら2~3分加熱する。

     

    image

    ココナッツミルクで独特のこってり感を出す。なければ無糖の練乳でもOK。

    image

    最後に卵液を加え、中火でふんわりと炒め合わせる。半熟状態で火から下ろす。

     

    ダッチオーブン

    煮る、蒸す、焼く、揚げる、炒めるとマルチに活躍するアウトドア料理で定番の鋳物鍋。蓋をしてほうっておけば圧力鍋さながら、短時間で素材に火を通せる。量も多く仕込め大人数キャンプに最適。

    柚子コショウで作る
    グリーンカレー

    image

    柚子コショウとパクチーを使った、うっすらグリーンのまろやかなカレー。具沢山で食べ応えも抜群! さらさらお腹に入ります。

    材 料

    柚子コショウ…小さじ2ぐらい コリアンダーパウダー…大さじ1 鶏もも肉…1枚 ナス…2本 パプリカ…1/2個 しめじ…1/2パック タマネギ(すりおろし)…1/2個分 ショウガ、ニンニク(すりおろし)…各2片 パクチー(根つき)…2本 *飾り用に少し残すと良い ココナッツミルク…400㎖ 水…200㎖ ナンプラー…大さじ1 サラダ油…大さじ1と1/2 塩、コショウ…少々

    作り方

    ❶鶏肉はひと口大に、ナスは約5㎝のくし形切りに、パプリカは1.5㎝幅に切る。しめじは石づきを取りバラバラにほぐす。パクチーは根を含めみじん切りにする。
    ❷ダッチオーブンにサラダ油の半量を熱し、鶏肉を皮目から入れ両面焼き色をつけ取り出す。そのままナスを皮目を下にして入れて全面さっと焼き取り出す。
    ❸残りのサラダ油、タマネギ、ショウガ、ニンニクを入れて火にかけよく混ぜる。水分が飛んできたらパクチー、柚子コショウ、コリアンダーパウダーを入れてざっとなじませる。
    ❹③にココナッツミルク、水、ナンプラー、②の鶏肉、ナスとしめじ、パプリカを入れ蓋をし、15分ほど中弱火で煮込む。蓋を取り、ナンプラー、塩、コショウで味を調える。

    image

    パクチーと柚子コショウをベースにペーストを作る。青唐辛子で辛味を足すのも手。

     

    短時間でできる
    洋食屋のカレー

    image

    塊肉ではなくステーキ肉を選ぶことで短時間でやわらか肉の洋食屋風カレーが完成。ビーフシチューのような風味でバゲットと合わせても相性抜群!

    作り方

    カレー粉…大さじ2 コリアンダーパウダー…大さじ1 ソース…大さじ2~3 ステーキ肉…400g(焼き肉用の肉でもOK) タマネギ…中2個 マッシュルーム…2パック ニンニク、ショウガ(すりおろし)…2かけ分 トマト水煮…200㎖ 水…500㎖ 赤ワイン…150㎖ 小麦粉…大さじ4ぐらい バター…20g サラダ油(牛脂でも)…適量 塩…小さじ1と1/2 コショウ、はちみつ…適量

    材 料

    ❶タマネギは千切りに、マッシュルームは1㎝のスライスに切る。肉は2㎝幅に切り軽く塩をして小麦粉を全体につける。
    ❷ダッチオーブンにサラダ油(牛脂でも)を熱し肉の両面に焼き色をつけ取り出す。
    ❸タマネギを入れて表面に焼色がつくまで時々混ぜながら炒め、ショウガ、ニンニクを加えひと混ぜし、スパイスを加えなじませたら赤ワインを入れてしっかりアルコールを飛ばす。
    ❹水、トマトジュース、ソース、マッシュルームを加え、蓋をして20分中弱火で加熱する。
    ❺バターを加え、塩、コショウ、はちみつで味を調える。

    image

    肉の両面をこんがり焼き、旨味を閉じ込める。煮崩れも防ぎ、生臭さも取れる。

     

    コッヘル

    焦げ付きやすいタイプが多いので、炒め物や長時間の煮込みには不向き。短時間勝負のお手軽レシピと相性がいいので、ソロキャンプや山ご飯のお供に持ってこい。

    火を使わない
    混ぜるだけカレー

    image

    火を使わない(!?)お手軽カレーはキャンプの朝ごはんにもおすすめ。山椒パウダーを加えるとさらに爽やか。

    材 料

    カレー粉…大さじ1 コリアンダーパウダー…小さじ1〜 カルダモンパウダー…小さじ1〜 イワシの水煮缶かサバの水煮缶…1缶 タマネギ…1/4個 味噌…大さじ1 レモン汁…大さじ1/2 オリーブオイル…大さじ1/2~ 塩、コショウ、ガラムマサラ…適量

    作り方

    ❶イワシ缶の水気を切りコッヘルに空け、みじん切りのタマネギ、そのほか全ての材料を加えて混ぜる。パクチーや大葉、カイワレなどを添えても良い。

    image

    夏はレモン汁たっぷりで食も進む。コッヘル1個で作れて山ご飯にも◎。

    材料を混ぜて
    火にかけるだけ
    ドライカレー

     

    image

    水を使わずトマトの旨味たっぷりでマイルドな味わい。隠し味にひき肉と相性のいい味噌を入れることで、コク深い味わいに。

    材 料

    カレー粉…大さじ1 クミンパウダー…大さじ1/2 カルダモン…小さじ1 合挽肉(あれば粗挽き)…200g タマネギ…1/2個 トマトジュース…100㎖ マッシュルーム(すりおろす)…4個 ズッキーニ…1/3本 コーン…50gほど ニンニク、ショウガ(すりおろす)…各1片 味噌…大さじ1〜 塩、コショウ、ガラムマサラ…適量

    作り方

    ❶タマネギは粗みじん切りにする。ズッキーニは1㎝角切りにする。
    ❷すべての材料をコッヘルに入れよく混ぜる。鍋を火にかけ肉に火が通り、水分が出てくるまでよく混ぜる。
    ❸水分が出てきたら蓋をして5分ほど中弱火で加熱し、火を止める。塩、コショウ、ガラムマサラで味を調える。

    image

    彩りを気にしなければ、ズッキーニとコーンも最初から投入可能な時短メニュー。

     

    ※構成/大石裕美 撮影/西山輝彦 フードスタイリング/佐野 雅

    (BE-PAL 2020年9月号より)

    NEW ARTICLES

    『 料理・レシピ 』新着編集部記事

    ビーフジャーキーの美味しい作り方!材料から調理器材まで徹底解説

    2024.03.19

    山の朝食や軽食に”おかゆ”アレンジはいかが?春感じる「桜の抹茶がゆ」「桜エビと揚げ餅おかきのおかゆ」

    2024.03.16

    雷鳥飯盒+BBQのたれで作る、さばいどる かほなんの極旨キャンプ飯レシピ

    2024.03.15

    メスティンで作るおかずレシピ3選! キャンプでも自宅でも楽しめるよ

    2024.03.14

    ご飯を炊くだけじゃない! 飯ごうで作る”超”お手軽スープレシピ3選

    2024.03.13

    春のお彼岸に山やキャンプに持って行っても!ひと口サイズの4色ぼたもちレシピ

    2024.03.13

    メスティンで作る簡単おつまみレシピ10選

    2024.03.12

    ポリ袋調理で作る鯖缶とひじきのカレー煮は災害時にも役に立つレシピ!

    2024.03.11