ポイントや探すコツを伝授!ビーチコーミングのススメ | 海・川・カヌー・釣り 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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  • ポイントや探すコツを伝授!ビーチコーミングのススメ

    2020.08.25

    これがベストの姿勢! ただ、こうして半日観察し、 救急車を呼ばれたことも(笑)

    「相模湾には約2300種の貝がおり、ビーチコーミングで集められるのは600種ほどです」
    そう話すのは、この道50年以上のベテラン・池田等さん。貝や魚類、海洋生物の骨や歯、ビーチグラスなど、さまざまな漂着物を拾うことができるが、その魅力は、集めることだけにとどまらないという。

    「たとえばとうに絶滅した貝類、はたまたかつての暮らしを知る道具などが打ち上がるんです」
    室町時代に作られた漁網の重りが、昨日までなかったはずの浜に、ある朝、突然打ち上がる。
    「その一方、ここにはいない遥か南洋の貝類や森の生き物が川を経て漂着する。それらは時空を越えてやってくるんです」

    浜が埋め立てられることで消える種があり、黒潮の流れが変わることで新たにやってくる命がある。「地元の海」という定点から歴史を掘り、国境を越えて来歴を探ってゆく――。
    「ビーチコーミングには、学問や環境意識へとつながる種が秘められているんです」

    ビーチコーミングのポイント

    POINT1
    岩場に挟まれた、遠浅の浜

    POINT2
    小潮の干潮時

    POINT3
    早朝

    POINT4
    台風など、季節風の直後

    波打ち際でじっくり宝探し

    所要時間 約30分~3時間

    毎日、同じ浜を歩いても発見に満ちているのがビーチコーミングのおもしろさ。お宝を見逃さないよう、浜は往復して歩くことが重要。

    小潮の干潮時は漂着物が帯状にまとまり、探しやすい。比重の同じものが1か所に集まる。

    外国では通貨だったタカラガイ。湘南では45種が拾え、10種弱は幼生が南洋から黒潮で運ばれ定着。

    拾ったお宝に思いを馳せる

    所要時間 約60分

    この日の収穫物!!

    貝や流木、器の破片、食べかけのかぼちゃ、ハングル文字の容器。

    石に張り付いているのはカツオノカンムリ(クラゲ)。

    海は毎日 表情を カエルよ

    ときに、ドキッとするお宝も……

    入れ歯

    メッセージボトル

    馬の歯

    ハマフグ

    素焼きの漁網用重り

    ダイバーズウォッチ

     

    こんなものに出合えるかも!?

    アサガオ

    タカラガイ類

    魚介類はもとより、古今の暮らしの縁を伝える漂着物。かつて、鎌倉の由比ヶ浜には牛や馬を手厚く葬る墓地があったという。

    貝殻などを工作してみる

    所要時間 約30分

    地元で拾ったクルマガイを使ったネクタイピン。「ビーチコーミングによる漂着物を使うアーティストも多いですよ」

    池田 等さん

    まずは近所の浜を歩いてください。

    湘南に生まれ育ち、自前のコレクションは10万点を超える、ビーチコーミング界の生き字引。『ビーチコーミング学』(東京書籍)ほか著書多数。

    ※構成/麻生弘毅 撮影/田渕睦深

    (BE-PAL 2020年8月号より)

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