- Text
「令和8年熊本地震」の今
7月28日に熊本で起きた地震から、早いもので二ヶ月以上の時が過ぎました。
僕が代表を務めている「一般社団法人 Change The World」(以下、CTW)も、「Action For Kumamoto」と銘打って、自分たちにも何かできることをやろうという思いから、微力ながら炊き出しの活動をスタートさせました。
メンバーそれぞれ本業がありますのでね、頻繁に行うことはかないませんが、月に一度くらいのペースで、無理のない範囲で続けていきたいと思っています。
僕らが支援しているのは、氷川町。
同町でも住宅の倒壊は著しく、いまだに手つかずのままになっている家屋も、あちこちに見られます。仮設住宅への入居も始まっていますが、今のところ抽選制になっていて、まだまだ戸数が十分ではないようです。
それゆえ、体育館のような公共の避難所での生活や、敷地内の応急仮設住居、あるいは車中泊を続けていらっしゃる方も、まだ少なくありません。
僕はTVを観ないので詳しいことは分かりませんが、熊本地震に関する報道も、時間の経過とともに随分と減っているのではないでしょうか。もちろん、人々の関心が少しずつ日常へ戻っていくのは、ある意味では自然なことです。
だからこそ、近くにいる僕らが実際に現地へ足を運び、そこで暮らす方々の声を直接聞くことが、大切になってくるのだと思います。ニュースや数字だけでは見えてこないものが、現地にはたくさんありますからね。
甘酒やマッサージでほっと一息をお届け

今回、午前中は氷川町のとある公民館で、午後は町の大きなコミュニティ施設の前で、炊き出しを行いました。
以下が、僕らが用意したメニューです。
〇CTWのお米で作った甘酒/ホット・アイス
〇無農薬ミカンと黒糖で作った酵素シロップジュースのソーダ割り
〇ホットコーヒー
〇米粉のクッキー
〇きゅうりとナス(お持ち帰り用)
〇無料のマッサージ
こんな感じです。
僕らCTWが提供するのは、いわゆる「主食になるもの」ではありません。もちろん、それも必要だと思います。でも僕らが心掛けているのは、なんとなくほっと一息つけるような飲み物や食べ物と、少し気持ちが緩むような空間づくり。
カフェみたいな雰囲気でね、肩の力を抜いて、しばらくリラックスしてもらえたらと思っています。
いろいろな不安や悩みを抱えていらっしゃる方も多いと思います。そんな状況の中でも、ほんのひととき、日常に近い感覚を取り戻せるような時間を届けられたらとね。


米粉のクッキーはね、お米づくりを通して知り合ったユカさんとナオコさん、お二人に作っていただきました。1セットずつ丁寧に袋に詰めてくださってね、なんと200人分も。僕も試食させてもらったけれど、本当に美味しかった。愛情たっぷりの、優しい味です。

甘酒は、CTWメンバーのこずえさんの手作りです。「飲む点滴」と称されることもある甘酒を、自分たちで育てたお米で作ることができたことに、無上の喜びを感じます。こちらも程よい甘さで、とても飲みやすい。
そして酵素シロップは、仕込んでから1ヶ月が経ったもの。発酵具合もちょうど良さそうで、避難生活で疲れた身体のコンディションを整える一助になれば、という思いも込めています。今回用意したものの一つひとつに、それぞれ作り手がいて、背景がある。

ただ「配るための飲み物やお菓子」ではなく、誰かの手を経て、時間をかけて作られたものを持っていく。
そういうところも、僕らが大切にしたい部分です。
そんな飲み物を飲んで、クッキーを食べながら、僕らと他愛もない話をしてもらったり、マッサージを受けたり。
椅子なんかもたくさん用意してね、お時間のある方はゆっくり腰を下ろして休んでもらいました。
空間作りで頼りになるシェード
午前中の炊き出し会場に到着した時は、前夜からの雨が降り続いていました。そんな時にね、コールマンの「インスタントバイザーシェード」が有り難かった。
雨の中でもさっと立てられてね、非常に軽い。一人でもいけるのではないかと思うほどの手軽さです。中に潜り込んでセンターの軸をプッシュするだけで、パーンと張ってくれる。

インサイドの布地が黒なのでね、外からの光を柔らかく受け止めて、とても落ち着いた雰囲気になります。日差しが強い時などにも向いているでしょうね。
今まで様々なポップアップシェードやポップアップタープを購入しましたし、他の方の物なども観察してきましたが、これほどまでに安心感があって、なおかつスタイリッシュなシェードは、なかなかないかもしれません。
僕らは公民館の玄関の横に、それを2台並べてね、マルシェの出店者のようなスタイルで炊き出しをスタートさせました。来られる方々には、雨に濡れない建物の屋根の下でゆっくりしてもらいます。軒下には、キャンプなどで使う椅子を並べました。
こういう時、アウトドアギアというのは実に頼りになります。

本来は自然の中で快適に過ごすための道具ですが、こうした非常時には、簡易的な「生活空間」をつくる道具としても、その力を発揮してくれるんですね。
サイズ感、使い勝手、申し分なしのクーラー
炊き出しをしたのは9月の終わり頃でしたが、熊本ではまだ蒸し暑い日が続きます。暖かい飲み物ばかりではなく、冷たいものも喜んでいただきました。
甘酒や酵素シロップの冷蔵保管に大活躍だったのが、YETIの「Tundra 45 クーラー」。
まず車で運搬する時からいい感じでした。車内はスペースが限られていますが、このクーラーは積み重ねてもね、ブレーキを踏んだ時に滑り落ちたりしないんです。いい感じでスタックできます。

45リッターっていうサイズ感も、使い勝手がちょうどいいですね。蓋を閉じているときは、椅子にもテーブルにもなる。
当然のことながらね、保冷力はこれまで体感したことのないレベルでした。いや、ほんと。
冷やしていたわけではありませんが、このクーラーにキュウリをドッサリと詰めて、皆さんにお配りしました。
見た目にもかなりインパクトあったと思います。
現地に行ってわかること、感じること
お野菜の配布は、ほんとうに喜んでいただきましたね。新鮮な野菜が持つ力を、あらためて感じました。
「避難所だと野菜不足だけんね……」
「こっちではとても高いけん……」
「久しぶりに野菜が食べられる……」
そんな声を聞くたびに、あらためて、被災された方々の健康状態が気になりました。災害が起きた直後には、どうしても「命を守ること」が最優先になります。
でも、そこから時間が経つにつれて、食事や睡眠、運動、そして人とのつながりといった、日々の暮らしそのものが大切になってくる。
現地で皆さんと話をしていて、そんな当たり前のことを、あらためて感じた次第です。
配布した野菜は、僕が住むエリアの農家さんたちが、寄付、あるいはとても安い価格で提供してくださいました。
同じ熊本に暮らす農家の皆さんの日々の営みから生まれたものが、被災された方々のもとへ届き、笑顔につながっていく。
そう思うと、あらためて農家の皆さんにも感謝したいですね。こんなにありがたいことはありません。

今回、僕らメンバーに加えて、マッサージを本業となさっている米村ハオさんが、「私にも何かできることを」と名乗りをあげてくださいました。避難生活でお疲れの方々に、癒しの時間をプレゼントしてくださったのです。肩や首、頭のマッサージ。
ここでもYETIやコールマンのアウトドアチェアが、いい仕事をしてくれました。
ハオさんによると、ローチェアよりも、背もたれが程よくある、ハイチェア寄りのものが上半身の施術には向いているそうです。なるほどね。普段はキャンプで「座り心地がいいな」くらいに思っている椅子が、こういう現場では、人の身体を預けてもらうための道具になる。
道具というのは、使う場所や目的によって、また違った顔を見せるものですね。
笑顔が生まれる炊き出しコミュニケーション
午後になってコミュニティ施設前に移動した頃には、雨も上がって、爽やかな風が吹き始めました。
ここには入浴施設がありますのでね、自宅のお風呂が使えない方や避難所にいらっしゃる方々が、たくさん来られます。
僕らが提供しているものは、炊き出しとしては珍しいラインナップなので、よく立ち止まっていただきましたし、腰を下ろしていかれる方もいらっしゃいました。少し小さめに音楽もかけたりしてね。
予定の時間を迎える頃には、ホットコーヒーと野菜はちょうど品切れとなりましたし、甘酒や酵素シロップジュースも、たくさん注文していただきました。
夕方、シェードを折り畳む頃には、西の空には青空も見え始めてね、なんだか清々しい気持ちになったものです。
被災地ではね、何台もの車で連なって押しかけるようなことはしたくありません。でも、なるべくたくさんの物資を、効率よくお届けしたい。限られた車内スペースを有効に使って運搬するには、コンパクトにまとまって、なおかつパフォーマンスにも優れたアウトドアギアは、とても重宝するのです。
キャンプギアなどをある程度揃えておくのも、いざというときの備えとしては、とても有効かつ合理的なのかもしれません。普段は遊びのための道具でも、少し視点を変えれば、非常時の生活を支える道具にもなる。
そんなことを、今回の活動を通して実感しました。
今後もこの炊き出し活動を続けていくにあたって、今回いただいた声をしっかりと胸に置いて、現地に赴きたいと考えています。有能なアウトドアギアが、僕らの背中を後押ししてくれていますしね。
そして次回に向けて、メンバーから早速いいアイディアが。
これから少しずつ寒くなってきますので、野菜たっぷりの汁物を大鍋で作って持っていくのはどうだろう、と。
それ、いいね、と。ぜひ実現させたいと思います。
ただ食べ物や飲み物を提供するだけではなく、人と人が言葉を交わして、少し笑って、ちょっと気持ちが軽くなる。そんな「炊き出しコミュニケーション」を、しばらく続けていこうと思います。
「一般社団法人 Change The World」の新たな活動、「Action For Kumamoto」。どうか、見守ってください。

今回のアウトドアにすすめの一曲
マービン•ゲイ「Distant Lover」
こんな曲を聴きながら外でマッサージ受けたりしたら、溶けますね。
東田トモヒロNEWS
現在、東田トモヒロが代表を務める一般社団法人Change The Worldでは、令和8年熊本地震の被災地への支援活動を計画しています。
募金の窓口は設けておりませんが、Change The Worldのオリジナルグッズをご購入いただくことで、その収益が活動の継続と支援の力になります。



ご購入をご希望の方は、こちらよりお願いいたします。
【2026.11.07~ camp in (sat-sun) TOMO CAMP CLUB @sotosotodays 山中湖みさき】
東田トモヒロPresents、特別な音楽とキャンプの時間。目の前に富士山と山中湖を望む最高のロケーションで、心地よい音に包まれながら、素晴らしい2日間を過ごしましょう!

■ 開催日:2026年11月7日(土)〜11月8日(日)
■ 会場:sotosotodays CAMPGROUNDS 山中湖みさき
(山梨県南都留郡山中湖村平野2431-2)
■ 出演:東田トモヒロ、時川大輔&more…?
■ Opening Act:Ryo-uta
■ チケットのご案内
東田トモヒロのオフィシャルWeb Shopにて販売いたします。
料金・種類について
※当日にキャンプ宿泊(キャンプイン)をされる方は、人数分の【ライブチケット】と【キャンプインチケット】の両方が必要となります。別々のお買い求めとなりますので、買い漏れのないようカートへ一緒にお入れください。
① ライブチケット(必須 ※中学生以下無料)
・Tomo Surf Club メンバー:3,000円(税込)(メンバー専用クーポンを配布)
・一般:4,000円(税込)
② キャンプインチケット(宿泊される方:お一人様につき ※中学生以下無料)
・4,000円(税込)
③ ファミリーキャンプインチケット(大人2名分のライブ料+キャンプイン料込※クーポン対象外)
・12,000円(税込)
※大人2名、または「大人2名+中学生以下のお子様連れ」のご家族でお得にご利用いただけるパッケージチケットです。
④ 高校生割チケット(ライブ料+キャンプイン料込)
・1,000円(税込)
※16歳〜18歳はお得に入場券を購入できます。
※中学生以下の方は保護者同伴に限り入場無料となります。




