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9月12日、「Jeep Commander(ジープ コマンダー)」の限定車「Overland Field Style Edition with Snow Peak(オーバーランド フィールドスタイル エディション ウィズ スノーピーク)」(660万円)が発売された。
7人乗りSUV「Jeep Commander」にスノーピークのルーフトップテント「Field Rise(フィールドライズ)」(39万6000円。専用タープ&ポール付属)とカーメイト製ルーフラックを搭載したスペシャルなモデルだ。
ちなみにベーシックモデルの「Jeep Commander Limited」が619万円、標準パッケージ「Jeep Commander Overland Field Style Edition」は644万円。かなりオトクにオーバーランドスタイルを楽しめる「Overland Field Style Edition with Snow Peak」ではどのような旅ができるのか? たった1泊のプチ・オーバーランドを試してみた。
イマドキのアシスト機能で運転はとっても楽

「Jeep Commander」は3列シートのミッドサイズSUV。全幅1,860×全長4,770×全高1,730mm(Field Riseを積載すると約2,100mm)で最小回転半径5.8m。台風後でキャンプ場内の狭い通路にできた轍や雨裂を避けながら進むわけだが、思った以上に取り回しがいい。ルーフトップテントの分だけ高くなるので立体駐車場の利用は限定されるが、都市部の狭い駐車場でもサラウンドビューカメラや駐車アシスト機能などイマドキテクノロジーが頼りになる。
また、テントを載せているので風切り音が大きそうに思えたが、高速道路を運転していてもさほど気にならない。もっとも、ディーゼルなのでそれなりに音はする。早朝や夜の出発はちょっと気を遣うかも。



テント不要なので荷室を目一杯利用できる

気になる荷室容量は7人乗車で170L。3列目を倒せば約480Lというビッグな荷室が誕生する。テントは屋根の上にあるので、大物のクーラーボックスやかさばる家族分の寝袋は余裕で入る。
気になったのは、「Field Rise」には専用タープとポールが付属しているのだが、3列目を倒した状態では荷室の横方向にも縦方向にもポールをまっすぐ置けないこと。2列目は6:4分割シートなので片側を倒せばまっすぐ押し込めるし、4人乗車できるのだがせっかくのゆとりがなくなるのがもったいない。


「Overland Field Style Edition with Snow Peak」は、“家族にもっと、野遊びを。”をテーマとするスノーピークとコラボしている。
ルーフトップテント「Field Rise」の就寝人数は2人用なのに?と疑問に感じるが、「Jeep Commander」は2列目と3列目のシートを倒してフルフラットになるのがミソ。
フロントシートの背もたれとの間には少し隙間ができるが、親子2人での就寝には十分な広さだ。2列目前方がやや高くなっているが3列目との段差はほぼないので、枕を工夫すれば薄手のマットでも対応できそう。屋根の上と車内、2人ずつにわかれて眠ることができるというわけ。
小型テントのエアフレームは大正義
「Field Rise」はエアフレームを採用しており、設営は①フロアを広げ、②空気を入れるだけ。この日はやや強めの風(風速3〜4m/s)が吹いていたが、ひとりでも無理なく設営・撤収できた。この手軽さは感激だ。





雨の日でも濡れずにテントにアクセスできる

「Field Rise」には専用タープが付属していて、テントの出入り口をすっぽりカバーできる。そのため雨の日でも濡れずに出入りできるのがポイントだ。
手持ちのポールで手前を突き上げれば開放的になる。景色を楽しむならぜひ用意しよう。
なお、補助ポールがあるので車内へのアクセスは注意が必要。勢いよくドアを開けるクセのある子には、後部か運転席側から出入りするよう言い聞かせておきたい。

この日は夜にかけて風が強くなりそうだったので、早めにタープを片づけた。テーブルやチェアはラダーとクルマの間に置いておけば、車内もスッキリ。

また、「Field Rise」はルーフトップテントには珍しいインナーテント付き。いわゆる土間があるので、ブーツや食器類などを収納する余裕がある。タープを片づけたとしても、荷物を車内と土間にわけて置けるのでファミリー利用でもなんとかなるだろう。

キャンプは手段のひとつ! そんな旅にぴったり

オーストラリア発祥とされるオーバーランドは、悪路走破性の高いクルマやバイクにさまざまな装備を搭載して荒野を駆け、気に入った場所で宿泊するという冒険的な旅のスタイル。移動そのものを楽しむ旅で、その象徴といえるのがルーフトップテントだ。
いくら設営・撤収が簡単だとはいえ「Overland Field Style Edition with Snow Peak」では一度設営すると「ちょっとクルマでスーパーや温泉へ」は億劫になる。
荒野を駆け、野営するのは無理でも、観光やアクティビティ、ドライブなどをとことん楽しんでからキャンプ場へ。手間なくささっと設営して、遊び疲れた身体を休ませる。そんなスタイルと相性がいい。
「Overland Field Style Edition with Snow Peak」は「キャンプをしに行く」はもちろん、「キャンプは手段」とする人こそありがたみを感じるクルマだ。





