猛暑から酷暑へ! 2026年の日傘は「単なる遮光」から「積極的な遮熱」するポータブルシェルター化へ | アウトドア雑貨・小物 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2026.05.27

猛暑から酷暑へ! 2026年の日傘は「単なる遮光」から「積極的な遮熱」するポータブルシェルター化へ

猛暑から酷暑へ! 2026年の日傘は「単なる遮光」から「積極的な遮熱」するポータブルシェルター化へ
梅雨が明ける前から、すでに夏バテ気味——そんな感覚、ここ数年で当たり前になってきていませんか。気象庁は今夏も「高温傾向」を予報し、40度以上を「酷暑日」と正式に命名するほど、暑さのステージは着実に上がっています。そんな中、じわじわと変わっているのが「日傘」の立ち位置。もはや日焼け予防の美容アイテムではなく、熱中症対策のサバイバルギア。日差しを楽しむアウトドア愛好者でも日傘を備える時代がやってきたかも。
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気温上昇の一因は大気の汚染の改善? 「酷暑日」の定義でさらなる暑さ対策を

1986年創業の傘ブランド「Waterfront」は、お手頃な価格で日常を快適に過ごせる傘が見つかるブランド。気象条件が大きく変化する時代に合わせて、様々なオリジナルの傘を開発・販売しています。

今回、2026年の新ラインナップの発表会があり、店舗に伺ってきました。

東京・自由が丘の「Waterfront」の直営店には約500種類、1万本の傘が並んでいます。

気象予報士・防災士の佐藤圭一さんによれば、排ガス規制などで世界的に大気汚染が改善された結果、大気中の微粒子が減り、太陽光がより直接的に地表に届くようになっています。太陽から受け取るエネルギー量そのものが増え、紫外線量も上昇傾向にある、というデータも出ているそうです。

気象庁は2026年4月には最高気温 40℃以上の日の名称について「酷暑日」とすることを発表。この名称の活用で気温上昇への警戒をより意識してもらうよう呼び掛けています。

「UVカット」から「遮熱」へ。日傘の目的が変わってきた

暑さ対策グッズとして広く使われるようになった日傘。昔はおしゃれな女性が日除けとして使う小物のような位置付けで、レースがついたものなどが一般的でした。それがUVカット率の高さなどより日焼けを防ぐものになり、昨年あたりからは日差しだけでなく、強い暑さも防ぐアイテムへと進化。

傘メーカーであるWaterfrontでは、2026年度は日傘は「単なる遮光から、積極的な遮熱へ」シフトするといいます。

傘ソムリエの土屋博勇喜さんはこう説明します。「日傘デビュー層の購入理由として、熱中症対策が日焼け防止を初めて上回りました。美容から安全・快適性へ、大きなシフトが起きています」

さらに注目すべきは、日傘デビュー層の約半数が男性というデータ。日傘を差す男性が街に増えたのは気のせいではなく、確かなトレンドになっています。Waterfrontでも販売数における雨傘と日傘の売上比率は2025年度は6対4でしたが、2026年度は5対5になっており、今年は日傘が逆転する可能性もあるといいます。

「もはや“対策”ではなく、“防衛”。動く避難所、ポータブルシェルターとして傘を捉えていただきたい」(土屋さん)

傘ソムリエの土屋さんが解説。

Waterfront 最新日傘のキーワードは「ユニセックス」と「遮熱」

市場の変化に伴い、商品開発におけるキーワードも変化しています。1つは、男性ユーザーの増加に対応したユニセックスなデザインの定番化。そして、機能性に「UVカット」「遮光」に加え、いかに涼しく過ごせるかという「遮熱」が加わっています。

「日傘の選び方としては1つめは“UVカット”“遮光”“遮熱”といった機能。次に、自分にとって使いやすいサイズです。日傘の標準サイズは親骨50㎝が一般的ですが、ユニセックス化に伴い55㎝のものも登場しています。それに加えて、晴雨兼用で使えるタイプでは耐風性のあるモデルもあります」(土屋さん)

2026年度Waterfrontで販売しているもので、おすすめのタイプ別日傘はこちら。

夏のフェス対策などとにかく荷物を少なくしたいときにおすすめ

「薄い・軽い・機能満点」の三拍子を備えた晴雨兼用傘。累計2,400万本を誇るポケフラットシリーズの日傘版で、遮光率・紫外線遮蔽率ともに100%と機能性ばっちりなのに、重さはたった約200g。カバンのどこか小さなポケットに入れておいても邪魔にならない薄さは、登山やフェスの荷物を少しでも削りたい人にとっても嬉しいポイントですね。カラーバリエーションも全6色と豊富。

「ポケフラット® サンシェイド 折 50cm」1,650円(税込み)
厚みも薄くフラットなデザインなので、リュックの外ポケットにいれてもふくらみません。

雨・風・強い日差しをこれ1本で対応する「全天候傘」

日傘のシーズンも春夏に限らなくなったいま、1本で雨も、晴れも、風も対応する「全天候傘」でまるっと解決したいならばこちら。その名も「ZENTENKOU」は、UVカット・遮光率100%に加え、高い遮熱・撥水・耐水圧性能を備えています。グラスファイバー骨で風速30m/秒でも壊れない耐風性能をクリア。その機能性で2,750円というコスパも魅力。

シリーズでのデザインも豊富で、長傘・折りたたみ傘、キッズサイズなどの展開があります。

「ZENTENKOU® 折 55cm」2,750円(税込み)
「ZENTENKOU 反射 60㎝」3,850円(税込み)
柄の一部に再帰反射素材を使っており、暗いなかでほんのり光って視認性が良くなります。

さらに2026年モデルには植物をレントゲン撮影してデザインに昇華させるアーティスト・寺門千尋さんとのコラボ版「memorif.全天候」も登場。男性でも持ちやすいグレーや、草花の葉脈が透けるような美しいデザインが揃っています。

「memorif. 全天候 折 55cm」3,300円(税込み)

2022年にデビューした東レのサマーシールド生地を採用した「COKAGE+( コカゲプラス)」は、「こかげのようなやさしさ」を実現する日傘がコンセプト。遮熱率の最高値が67%という圧倒的な数字を誇る(遮熱を謳える基準は35%以上)。傘なしの状態と比べた実測データでは、頭頂部の温度差が最大40度という驚異的な結果も。価格はお高めだけど、毎年予約販売で完売が続く人気シリーズ。日差しの強いフィールドワークや、海辺・高原でのアウトドアシーンでも積極的に使いたい。

「長傘 COKAGE+ 耐風60cm」9,350円(税込み)
「キッズ長傘 COKAGE+」7,590円(税込み)

1年のうち、日差しの強い日が年々増えている感覚があるいま、攻撃的な日差しから守ってくれる日傘は必携アイテムになってきています。まだ持っていない人はぜひデビューを、持っている人は遮熱効果のあるものへのアップデートを検討してみてはいかがでしょうか?

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北本 祐子さん

大阪生まれ。IT系出版社に勤務後、「女性にもITをもっと分かりやすく伝えたい!」とIT系編集・ライターとして独立したはずが、生来の好奇心の強さとフットワークの軽さから、気が付けばトレンドライターとして国内外で幅広いジャンルを取材・執筆するように。マウンテンバイクと電動アシスト自転車を所有し、都内の移動は自転車が多め。

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