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松本明子のアポなし軽キャン日記|第21回
猪突猛進型+温厚質実型+冷静沈着型は相性抜群!?
もう、30年以上前になりますが、定年退職した両親を四国から呼び寄せて住んだ街が、杉並区の方南町。以来、ず〜っと方南町。思い出のある街です。
“だから、アムズレンタカーも方南町が拠点なんですね!”
「ほ〜なん、ほ〜なん」
(高松弁で“そうなんです”)
読者の皆さま、よくおわかりで。
なもので、地方在住の相談役・青倉さん(小中学校の地元の同級生。近所の子供会も一緒でした)がひと月かふた月に一度オフィスアムズに顔を出すときは、方南町の居酒屋やなぎ亭で飲み会、ではなく反省会を開きます。お客様からのクレーム対応の仕方とか、冬、予約が入らないことの検証(!?)とか。いろいろあるわけです。
三者三様の役割分担!?
「クレーム対応!? いつも対応するの、僕じゃないですか!!」
と青倉さん。そうなんです。今日は月に一度の反省会の様子をレポートしようかと……。
「とにかく言い訳がすごい。私はテレビに出てるから人に嫌われるわけにはいかない、と。だから、クレーム対応は青倉さんお願いします、って。一瞬、そうだよね、って思うんだけど、なんか腑に落ちないというか。どうして僕!?」(青倉)
今日もずーっと朝から対応していただきました。キャンセル料をなかなか払っていただけない方とか、時々いらして。
「事務所行ったら待ってましたとばかりにこれお願いします! って差し出すんですよ。遠路はるばる来たんだから、まず座らせてくれよ、と思うでしょ? “キャンセル料がまだ振り込まれてないんです”“海外のお客様から入金がないんです”矢継ぎ早にまくし立てられて」(青倉)
でもですね、青倉さんにいってもらうと、本当にスムーズに問題が解決するんですよ。業務部長の廣田さんも、横で聞いていて、頷いてくれています。
「あ、心の中でよろしくお願いします、っていってます」(廣田)
「廣田さんは松本さんに文句をいわなきゃいけないときでもいわないんですよ。“廣田さん、あの預けたやつどうなった?”と松本さんにいわれることが多いんです。でも静止画像のように固まって、パッと答えないから余計詰め寄られる」(青倉)
いえね、自分で自分のことを管理するのが苦手で。ついつい廣田さんに託しちゃうんです。 爪楊枝からパスポートまで、廣田さんに聞けば、なんでも出てくると思っているもので。
「松本さんはね、とにかくトラブルが嫌い。だから現場のトラブルは廣田さん、お金の絡むようなトラブルは僕。役割分担ができているんですよ」(青倉)
レンタル中のお客さんからの万が一の電話も青倉さんにいくようになっています。子供のころから学級委員長を務めてきた青倉さん、頼りにしてます!
「もともと思い立ったが吉日な人なんですけど、前後の見境なしに、突然大きな買い物をしてきたりするんですよ。去年もね、車が4台なので、駐車場も4台分借りているわけです。そしたら、すごく嬉しげに僕のとこに来て、“あおちゃんさ、一台駐車場いいところ借りたで”っていうわけですよ」(青倉)
本当に、近所に屋根付きのいいところがあったんです。今は4台とも雨ざらしなもので。
「でもね、1か月3万円。年間にして36万円。この経費って結構大きいんですよ。それをサッと借りてきて、なんか儲からん、といってるわけです。儲かってない自覚があったら、借りてこないでしょ? そもそも、雨のときの貸し出しは、扉を開けたり動かしたときに、ザバッと水を被ったりするんですよ。お客様がその被害に遭わないようにするために屋根付きを借りたっていうんですけど、見てみたら狭いんです」(青倉)
結局お客様は屋根の下に入れないから、意味がないという〜。今年解約することになりました。
ポケトークの導入は画期的でしたよ。廣田さんがもうすでに名人で、スペイン人相手でも使いこなして、コミュニケーションを取ってます。
「でも、ポケットWi-Fiは僕的にはいらないな。外での決済のためというけど、お客さんのカード預かって事務所に戻ってくればできるわけです。何の相談もなしに契約してきちゃうから、月5千円、年間6万円。こんな零細企業なのに6万円も経費増えちゃって」(青倉)
去年は黒字になるはずだったのに、計算してもらったらギリ赤字だそうで。どういうこと!?
「松本さんの新しい駐車場の無駄遣い、36万円で赤字に転じちゃったんですよ」(青倉)
三位一体で前進あるのみ
山あり谷ありのアムズレンタカーですが、とにかく仲良し3人組です。毎年、1月は筑波山に登っていたんですが、あるとき廣田さんが“もう、腰が痛いから嫌です”っていい出して。 最近は城南島の海浜公園で初日の出を拝んでいます。精進湖に行ったこともありましたけど、とにかくすごい人で。
夏は社員旅行に行ったりします。去年は伊豆の弾丸ツアーに出かけましたし、鬼怒川温泉に行ったこともありますね。いつも急なのでまともな部屋が取れず、修学旅行みたいに四隅に布団を敷いて3人で寝ました。
さあ、今年はどんな目標を立てましょうかね〜。
「改善要素がいっぱいあるのに、改善する前に拡大したい、とか無茶いってたじゃないですか。こんな赤字でどうやって事業拡大するんだか……」(青倉)
夢ばかり見ている松本です。
では、カラオケ行ってきまーす。


年始は、アムズメンバーで商売繁盛を願って神田明神へ。御神馬あかりちゃんとパチリ。

故郷の香川でも、商売繁盛を願って“こんぴらさん”へ。ここでも御神馬と記念に自撮り。
会議は近所の居酒屋で

まずはビールで乾杯! 居酒屋で飲んだあとカラオケに行くのが3人の定番。

「この1杯が大事」


松本さんは白身魚好き。廣田さんはカンパチ好き。青倉さんは光り物好きとここも三者三様。


●松本明子さんのレンタカー、オフィスアムズはこちら→https://officeams.com/
松本明子さん
まつもと・あきこ 1966年生まれ。香川県出身。 ’83年に歌手デビューし、『DAISUKI!』や『進め! 電波少年』などで元祖バラドルとしての地位を確立。2021年から軽キャンのレンタカー事業(オフィスアムズ)を始める。
※構成/大石裕美 撮影/小倉雄一郎 写真提供/オフィス アムズ
(BE-PAL 2026年3月号より)





