本記事では、釣りが出来るキャンプ場の基本と魅力、そして実際に釣りが楽しめるキャンプ場をピックアップしてご紹介いたします。
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釣りが出来るキャンプ場はある?

結論から言うと、湖のそばや川のそば、海の近くにあり、同じ敷地内または徒歩圏内に釣りスポットがあるキャンプ場は、全国各地にあります。 管理釣り場を併設してニジマス釣りが楽しめるタイプ、ダム湖や自然湖でワカサギ・ヘラブナを狙えるタイプ、海水浴場と一体になったオートキャンプ場でキスやアジを狙えるタイプなど、フィールドや対象魚もさまざまです。
多くの施設では、初心者向けのレンタルタックルや餌の販売、釣った魚をその場で焼いて食べられる設備も用意されており、釣りデビューのファミリーにも利用しやすい環境が整っています。
釣りが出来るキャンプ場の魅力

釣りが出来るキャンプ場最大の魅力は、「移動に時間をかけず、ずっと釣りを楽しめること」です。朝と夕方のよく釣れる時間帯でも、テントのすぐ近くで竿を出せます。
また、釣った魚をその場でさばいて炭火で焼く、ダッチオーブンで煮込むなど、釣った魚を自分のキャンプサイトで味わう体験は、子どもにとっても大人にとっても忘れられない思い出になります。
さらに、場内に遊具やアクティビティを備えたキャンプ場であれば、釣りをする人としない人がそれぞれの時間を過ごしつつ、夜には同じサイトで合流できるため、家族や友だち同士でのキャンプにもぴったりです。
釣りが出来るキャンプ場9選

【千葉県】清水公園キャンプ場
千葉県野田市に位置する、大きな公園の一角にあるキャンプ場です。バンガローやオートサイト、デイキャンプサイトに加え、同じエリア内にニジマスの釣り堀があり、キャンプと釣りを一度に楽しめるのが魅力です。
さらに、公園内にはアスレチックがあり、子どもたちも飽きることなく一日中楽しめます。
マス釣り場は自然石をふんだんに使った自然感覚の釣り堀で、竿とエサをレンタルして、初心者や子どもでも気軽にチャレンジできます。 釣った魚は、その場で塩焼きにして食べたり、BBQの具材として一緒に焼いたりできます。 家族でキャンプを楽しみつつ、子どもの釣りデビューにもぴったりのキャンプ場です。
【山梨県】山中湖 みさきキャンプ場
山梨県山中湖村、富士山を望む湖畔にあるキャンプ場です。湖のすぐそばにテントサイトが広がり、サイトからそのまま山中湖の水辺へ出られるのが大きな魅力です。ソロからファミリーまで利用しやすいシンプルな区画で、季節によっては朝夕の時間帯に湖面越しの富士山も楽しめます。
管理棟では山中湖での釣りに必要な入漁券を購入できるため、キャンプとあわせて気軽に釣りを楽しめます。湖ではワカサギやヘラブナ、コイ、ブラックバスなどが狙え、桟橋や岸からの陸っぱりのほか、ボート釣りも人気です。
湖畔の開放的な雰囲気の中で、日中は釣りや水辺の散策、夜は焚き火と満天の星空を楽しむなど、湖の魅力を満喫したい人におすすめの環境です。
【埼玉県】ウォーターパーク長瀞
埼玉県皆野町、荒川沿いに広がるオートキャンプ場です。目の前が川のリバーフロントサイトとなっており、キャンプと川遊びに加えて、本格的なフィッシングエリアを併設しているのが大きな魅力です。
場内のフィッシングエリアには、フライ・ルアーフィッシング専用の池と、エサ釣りが楽しめるファミリー釣り場が用意されており、大人から子どもまでレベルに合わせて釣りを体験できます。
メインポンドでは大物狙い、サブポンドでは数釣りが楽しめる構成で、宿泊・デイキャンプ利用者向け割引も設定。 キャンプサイトから釣り場へもアクセスしやすく、水辺のアクティビティを一日中満喫できるキャンプ場です。
【宮崎県】奥霧島 皇子原公園キャンプ場
宮崎県高原町の公園内にあるキャンプ場には、ニジマス釣りを楽しめる釣り堀があります。 竿・エサ・魚800g分(2~4匹)がセットになった遊漁料が設定されており、道具を持っていない初心者や子どもも気軽にチャレンジできます。
渓流の水を利用した釣り場は夏でも涼しく、木橋を渡るスリルも相まって、ちょっとしたアドベンチャー気分を味わえます。 釣った魚は内臓処理をお願いでき、そのまま塩焼きにしてキャンプサイトで食べられます。釣ってから食べるまでの、一連の体験を手軽に完結させたい人におすすめです。
【北海道】朱鞠内湖畔キャンプ場
日本最大級の人造湖・朱鞠内湖の湖畔にあるキャンプ場は、トラウトフィッシングの名所として知られています。 イトウ・アメマス・サクラマスなどを対象にした、ルアー・フライ・エサ釣りや、ワカサギのアイスフィッシングなど、シーズンを通してさまざまな魚種を狙えます。
キャンプ場からは湖畔へすぐアクセスでき、カヌーやバードウォッチングと組み合わせた滞在も可能。道北の雄大な自然を背景に、静かな湖畔キャンプと本格的なトラウトフィッシングを両立させたい人におすすめです。
【静岡県】田貫湖キャンプ場
富士山の眺望で知られる田貫湖の湖畔に位置するキャンプ場です。ヘラブナを中心とした淡水のウキ釣りが人気です。 湖には釣り桟橋が整備されており、遊歩道沿いのポイントからも釣りを楽しめます。 釣りをする際は、キャンプ場管理棟などで販売されている遊漁券の購入が必要です。
キャンプサイトからは、四季折々の富士山と湖を眺めながらゆったりと過ごせるのが魅力。 朝は湖面に映る逆さ富士を眺めながら釣りを楽しみ、昼はサイトでゆっくり過ごし、夜は焚き火を囲む。そんな充実したを過ごせます1日が過ごせるロケーションです。
【滋賀県】あいの森ふれあい公園 青土ダムエコーバレイ
滋賀県甲賀市にある総合アウトドア施設内のキャンプエリアは、関西でも有数の規模を誇ります。 青土ダム湖畔では、ヘラブナ・フナ・コイなどの釣りが楽しめ、冬季にはワカサギ釣りも人気を集めています。
キャンプ場は芝生サイトが広がり、小さな子どもでも安心して過ごせるつくり。 遊具や体験教室、グラウンドゴルフなどのアクティビティも豊富で、釣りをしない家族も飽きずに過ごせます。 落ち着いた雰囲気の中で、ファミリーキャンプと釣りをバランスよく楽しみたい人に適したロケーションです。
【兵庫県】伊毘うずしお村オートキャンプ場
兵庫県南あわじ市にある海沿いのキャンプ場で、鳴門海峡大橋を望むロケーションが大きな魅力です。 隣接する伊毘漁港や海岸では、キスをはじめとした投げ釣りが楽しめ、夏場は海水浴と組み合わせたマリンレジャーの拠点としても人気があります。
オートキャンプサイトから海までは徒歩圏内で、早朝や夕方を逃のベストタイミングを逃さずに竿を出せるのがメリット。
近くの海水浴場内での投げ釣りは禁止されているため、指定エリアやルールを守りつつ、安全第一で釣りを楽しむことが求められます。 橋と海峡を眺めながらのキャンプ・釣り体験は、淡路島ならではの思い出になるでしょう。
【栃木県】ナラ入沢渓流釣りキャンプ場
栃木県日光市の山あいにあるキャンプ場で、渓流釣りが主役のフィールドです。 場内を流れる清流でイワナ・ヤマメ・マスなどを狙うことができ、時間釣り・目方釣りなど複数のスタイルが用意されています。
キャンプサイトはオートサイト・テントサイト・バンガローの選択肢があり、家族連れやグループでも利用しやすい環境です。 釣った魚は場内のレストハウスで塩焼きなどに調理してもらえるほか、手打ちそばや山菜料理・きのこ料理も楽しめます。
渓流のせせらぎを聞きながら、釣りと山のキャンプを味わいたい人にぴったりのキャンプ場です。
釣りが出来るキャンプ場選びの注意点

釣りが出来るキャンプ場を選ぶ際は、どこで何を釣るのかを明確にしておきましょう。 渓流でのイワナ、湖でのヘラブナやワカサギ、海でのキスやアジなど、フィールドによって必要な道具やシーズンが大きく変わるため、公式サイトや観光情報などで対象魚とベストシーズンを事前に確認しておきましょう。
次に、遊漁券や釣り堀の料金、レンタルタックルの有無など、費用とサービス内容をチェックします。 管理棟で遊漁券を売っていたり、竿とエサがセットになったプランを用意していたりするキャンプ場もあります。「道具は持って行くのか」「現地でレンタルや購入をするのか」を、事前に確認しておくと安心です。
安全面とマナーの順守も重要なポイントです。 海水浴場内での投げ釣り禁止、夜釣り禁止、指定エリア外での釣り禁止、ヒグマ対策ルールの順守など、各フィールドごとに定められたローカルルールがあります。
子ども連れの場合は、ライフジャケットの着用や足場の安定した場所の選択なども欠かせません。 事前に公式サイトや案内板の注意事項を確認し、ルールを守って楽しむことが、トラブル防止とフィールド保全につながります。
釣りが出来るキャンプ場でアウトドア×釣りを大満喫!

釣りが出来るキャンプ場を活用すれば、「早朝は釣り、昼は焚き火や読書、夕方はまた水辺へ」と、一日の中で複数のアクティビティを組み合わせて楽しめます。 渓流・湖・海とフィールドを変えれば、対象魚や景色も一新され、リピートする楽しみも広がります。
行きたいエリアと釣りたい魚、必要な設備やルールを整理しながら、自分たちのスタイルに合ったキャンプ場を選んでみてください。 テントのすぐそばに広がる水辺でのひと時は、家族旅行や仲間とのアウトドアの思い出を、より濃く、印象的なものにしてくれるはずです。







