それに伴い、カメラバッグも単なる機材保護の道具ではなく、ファッションの一部としてデザイン性を重視したものが増えてきました。
そこで今回は、カメラを趣味にしている人におすすめしたい、おしゃれで普段使いしやすいカメラバッグをご紹介します。
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カメラバッグも“見た目重視”の時代に

従来のカメラバッグといえば、カメラの保護をメインとしつつも、趣味性が高く、プロフェッショナルの方が使うイメージらしいデザインが主流でした。
しかし、現在はカジュアルにカメラを楽しむ方も増え、普段使いのトートバッグやリュックのような洗練されたデザインのカメラバッグが展開されるようになりました。
高性能カメラを持ち運びつつもファッションにこだわりたい方、旅先などで荷物を減らしたい方におすすめなカメラバッグの選び方や、注目モデルを紹介します。
おしゃれなカメラバッグを選ぶ際の3つのポイント
デザインだけで選んでしまうと、いざ使ってみて「機材がうまく入らない」「重くて疲れる」といった後悔につながりかねません。おしゃれさと実用性を両立させるために、以下の3つのポイントを押さえて選びましょう。
デザインと機能性のバランスが重要
おしゃれなデザインを大切にしつつ、カメラバッグ本来の機能である機材の保護と使いやすさは重視したいポイントです。
内部に厚めのクッション材が入っているか、底面がしっかりしているかは、カメラを衝撃から保護する部分なので、必ずチェックしておきましょう。
また必要な機材をすぐに取り出せる構造になっているかもチェック。シャッターチャンスを逃したくないスナップ撮影では、開口部の広さなどが重要になります。
見た目と、カメラバッグとしての基本性能がバランスよく備わっているモデルを選ぶのが、長く愛用する秘訣です。
カメラ本体・レンズ・アクセサリの収納力

持っているカメラ本体のサイズや交換レンズの本数に合わせて、適切な容量を選ぶことが大切です。
ミラーレス+レンズ1〜2本でコンパクトに収納するか、 一眼レフ+標準ズーム・望遠ズームでフレキシブルに撮影するか、またはミラーレス+レンズ3〜4本でこだわるかなど、ボディとレンズの組み合わせでバッグのサイズは大きく変わります。
また、三脚などのアクセサリーに対応しているかや、予備バッテリー・SDカード・クリーニング用品などのアクセサリーを整理しやすいポケットがあるかもチェックポイントです。
ファッションに合う素材感・カラー展開
おしゃれなカメラバッグは、素材とカラーリングが決め手となります。
アウトドア系で使われるのは、防水・撥水・耐久性などに優れたナイロンやポリエステル。
高品質感でフォーマルなファッションにも似合うレザー。耐久性が高くデイリーユースに向くキャンバスや帆布などがあります。
普段の自分の服装をイメージして、なじみの良い素材やカラーを選ぶと、カメラバッグだけが浮いてしまう失敗を防げます。
またブラックやグレー、ネイビーなどのカラーはどんなスタイルにも合わせやすく、迷ったらコレ、という選択肢です。
タイプ別|おすすめのおしゃれカメラバッグ
トートタイプ|普段使いにもなじむ万能型
一般的なトートバッグと変わらないデザインが多く、普段の服装に最も馴染みやすいタイプ。インナーケースを取り外せば、普通のバッグとしても使用できます。
街歩きやカフェ巡りなど、カメラ以外の荷物も一緒に持ち運びたいデイリーユース向きです。
大容量ながらおしゃれなキャンバス地のものや、撥水加工されたナイロン素材のものなどがあります。
ショルダー・サコッシュタイプ|軽量で街歩きに最適

肩掛けで持ち運び、機材へのアクセスがスムーズなのがショルダー・サコッシュタイプです。
最小限の機材で身軽に動きたい撮影で、 街中でのスナップ撮影、ポートレート撮影、散歩などに最適です。
バックパックタイプ|旅行・撮影遠征に便利
大容量で重い機材も両肩で支えるため、長時間背負っても疲れにくいのが最大のメリット。
上下二気室構造で、カメラ機材と私物を分けて収納できるモデルなど、沢山の機材を入れてもアクセスしやすく、かつ機材を保護してくれます。
本格的な撮影遠征、撮影をメインにしたアウトドアで活躍します。
クラッチ・ポーチタイプ|最小限でコンパクトに
カメラ本体やレンズ1本だけを保護するためのコンパクトなインナーポーチや、ストラップ付きのミニバッグです。
メインバッグの中に入れるインナーケースとして使えるのもポイント。
出番は近所の散歩など最小限の機材だけを持ち出したい時にピッタリです。
人気ブランド別|おしゃれカメラバッグの定番と注目モデル
DOMKE(ドンケ)|カメラバッグの王道、ミリタリー系
アメリカ発の老舗ブランドで、愛用している方も多くいるカメラバッグブランドです。
キャンバスや帆布などの素朴な素材感と、無駄のないミリタリーテイストのデザインが魅力です。
プロカメラマンにも愛用者が多く、使い込むほどに味が出るカメラバッグの王道。特にショルダータイプの「F-5XB」などは、小型で普段使いもしやすいです。
DOMKE(ドンケ) F-5XB
ショルダータイプでストリートスナップに最適なカメラバッグ
ONA(オーナ)|NY発のレザー&キャンバスバッグ
ニューヨーク発祥のブランドで、ラグジュアリーでおしゃれなデザインが特長です。
上質なレザーやワックスドキャンバスを使用したバッグは、一見するとカメラバッグには見えないほど、ファッションアイテムとして非常に優れています。
長く使える一生モノを探している方におすすめです。
ONA(オーナ) The Bowery
高品質なレザーを使用したカメラバッグ
Peak Design(ピークデザイン)|機能性とデザイン性の融合
サンフランシスコ発のブランドで、革新的な機能と洗練されたミニマルデザインを両立させたカメラバッグを展開しています。
独自の仕切りによる高い収納性とアクセス、耐久性の高い素材など、機能性は抜群です。
バックパック、スリング、トートなどラインナップも豊富で、特に「Everyday Backpack」はビジネスシーンにも馴染むと大人気です。
Peak Design(ピークデザイン) エブリデイ バックパック 20L
豊富なカラーリングに優れた機能性を有するカメラバッグ
ELECOM・HAKUBAなどの国内ブランドも注目
国内にも高い機能性を有するカメラバッグを展開するブランドがあります。
エレコムの「off toco(オフトコ)」シリーズは、カジュアルで普段使いしやすいデザインが魅力。HAKUBAの「GW-PRO」や「LUXXe(ラグゼ)」シリーズは、高機能ながら洗練されたデザインを持つモデルが多く、プロの目線と一般ユーザーの使いやすさが合わさっています。
ELECOM(エレコム) “off toco”2STYLEカメラバックパック
普段使いもできる扱いやすいカメラバッグ
universal overall、mozなど“カメラ専用じゃない”ブランドで探す選択肢も

あえてカメラ専用ブランドではない、ファッション・アウトドアブランドのバッグにカメラ用インナーケースを入れて使うという選択肢もおすすめです。
インナーケースはカメラ本体やレンズに合わせてサイズを選べば、どんなバッグでもカメラバッグとして活用できるため、ファッションの幅が広がります。
女性に人気!おしゃれなカメラバッグのおすすめモデル
ナチュラル・カフェ系スタイルに合うバッグ
帆布、キャンバス、明るい色味のレザーで、トートバッグやレトロ感のあるショルダーバッグがおすすめです。
シンプルで温かみのあるモデルをベースに、お出かけする街やお店、ご自身のスタイルに合わせて選ぶと良いです。
ONA(オーナ) The Capri II Handcrafted Leather Tote
落ち着いた風合いのレザートートバッグ
軽量&シンプルでアクセサリー感覚でもてるバッグ
スリング、小型ショルダータイプが気軽に街に出られるスタイルでおすすめです。
コンパクトでミニマル、 必要最小限の機材(ミラーレス+単焦点)だけが入り、重さを感じさせないモデルを選ぶと、あまり目立たず散歩などのお出かけでも快適です。
DOMKE(ドンケ) Sling Bag
機動性に優れた軽量スリングバッグ
リュック型で収納力もデザインも両立したモデル
リュック型を選ぶ場合は一般的なリュックと遜色ないモデルを選ぶのがおすすめです。
サイドアクセスなどリュック型ならではの取り出しやすさなど、使い勝手の良さも忘れずに。
Peak Design(ピークデザイン) エブリデイ バックパック ジップ 20L エクリプス
アクセスしやすいリュック型カメラバッグ
シーン別に選ぶカメラバッグスタイル
旅行・観光|長時間でも疲れにくい&整理しやすい構造
おすすめはリュック型。容量に余裕があり、旅先でも機材の整理がしやすく、紛失や傷などを防止できます。
大容量で身体に負担のない軽量性や背面の通気性をチェックしておくと良いです。
重心が安定するバックパックなら、観光地を巡る長時間移動も快適で、三脚や水筒を外側に固定できるストラップがあるとさらに便利です。
街歩き・ポートレート撮影|ファッションと調和するコンパクトさ
おすすめタイプはショルダー・スリングタイプです。
スナップ撮影ですぐにカメラを取り出せたり、動きやすいコンパクトさ街に溶け込むデザイン性を重視すると良いです。
服装に合わせて、キャンバス地やレザーのおしゃれなショルダーバッグを選ぶと、撮影しているときも気分が上がります。
またバッグの中で機材が揺れないよう、フィット感も大切です。
アウトドア・自然撮影|撥水性・耐久性も兼ねたモデル

おすすめはリュック型で、風雨や木々や岩に触れても機材を守るために、タフな素材と十分なクッション性を備えたモデルがおすすめです。
また細かな塵も入りやすいので、異物が入りづらいよう対策されているとなお良いです。
ナイロンやポリエステルなどの素材を使った、機能美を追求したデザインがおすすめです。
防水性に不安があれば、別途レインカバーを入手しておくと安心です。
お気に入りのバッグでカメラライフをもっと楽しく

カメラバッグは機材を保護してくれる大事なアイテムでありながら、アウトドアからストリートまで、シチュエーションに合わせてデザインも選べるモデルが展開されています。
ホビーやライフスタイルとしても大切なカメラだからこそ、機能性だけでなくファッション性にもこだわったカメラバッグを選ぶと、撮影がより楽しい時間になります。
ぜひご自身に合ったカメラバッグで、カメラとの素敵な1日を過ごしてください。














