
今回は、そんな牛すじカレーの失敗しない作り方を詳しく紹介します!
ふわっと柔らかな牛すじにお腹も心もきっと満たされるはずです。
牛すじカレーは柔らかく作れる!

牛すじカレーの牛すじ、あのホロホロっと崩れるような柔らかさがたまらないですよね。
でも、普通に煮込んだだけでは、固くて噛みごたえが残ってしまう、ということも多いです。ところが、ちょっとした下ごしらえと煮込み方で、お店みたいに柔らかく仕上げられるのです。
キャンプ場で食べると、スパイスの香りと焚き火の煙が混ざって、さらに美味しさ倍増!今回は、誰でも簡単にできる柔らか牛すじカレーの作り方を、手順からコツまで徹底的にご紹介します。
牛すじカレーを柔らかく作るコツ2つ
下茹では2回、長時間煮込む
牛すじは下茹でを2回することで、臭みがスッキリ取れます。
そして、大きめの鍋に牛すじとたっぷりの水を入れ、中火で10分ほど煮ます。この時に出るアクと茹で汁は全部捨てましょう。
次に新しい水を入れてもう一度下茹でします。この2回目の下茹でで、さらに柔らかくなりやすい状態になります。
下茹でが終わったら、いよいよ本煮込み。
キャンプならダッチオーブンや深めの鍋を使い、弱火でコトコト2時間ほど煮込みます。この時に入れる材料は、玉ねぎ・人参・セロリなどの香味野菜と、ローリエ1〜2枚。ローリエは、切り込みを入れたり、少し破っておくことで、さらに香り豊かに仕上がり、旨みがぐっと引き立ちます。
アクを徹底的に取り除く
煮込み中に浮いてくるアクは、こまめにすくいましょう。
アクが残っていると、せっかくのカレーが苦味やえぐ味のある仕上がりになります。透明なスープになってきたら、煮込み成功の合図です。
牛すじカレーの絶品レシピ

材料(4人分)
- 牛すじ肉 500g
- 玉ねぎ 2個
- 人参 1本
- じゃがいも 2個
- カレールー 1箱
- ローリエ 1〜2枚
- 水 適量
- 塩こしょう 少々
野菜はお好みで増減してみてください。
作り方
最初に牛すじの表面についた汚れを落とすために、流水でしっかり洗います。

お鍋に水を入れて、牛すじを入れて中火にかけます。
沸騰したら、一度茹でこぼします。お肉についているアクを流水で取ります。
また、この時お鍋にもアクがついているので、洗うのがおすすめです。

もう一度同様に、お鍋に水を入れて、牛すじを入れて火にかけます。
牛すじを2回下茹することで、しっかりと臭みを取ります。
臭みが気になることがあれば、長ネギや生姜のスライスを一緒に入れて茹でてもOKです。

牛すじ肉を一口大にカットします。
あまり小さくしすぎると煮崩れやすく、食べ応えがなくなってしまうので、少し大きめの一口大がおすすめです。

キレイに洗った鍋に牛すじ・ローリエ・水を入れ、沸騰したら、1時間半〜2時間ほど弱火で煮込みます。
おたまであくを取るたびに、スープが澄んでいきます。

フライパンで炒めた玉ねぎ・人参・じゃがいもを加え、野菜が柔らかくなるまでさらに煮ます。
香味野菜のふわっとした香りがたまりません。
一度火を止め、ローリエを取り出します。そして、カレールーを溶かします。

再び弱火にかけ、とろみが出るまで煮込んだら完成です。
火加減が強すぎると、あっという間に焦げてしまうので、気をつけて。かき混ぜながら、とろ火で煮込みます。
牛すじカレーを美味しく仕上げるコツ

キャンプで料理をする一番の楽しみは、ただ食べるだけじゃなく「作る時間」そのものです。牛すじカレーは、煮込み時間が長い分、その時間も贅沢に味わえます。
ここで2つのコツを紹介します。
弱火でじっくり煮込む
強火だと肉が固くなってしまいます。焚き火なら熾火(おきび)の状態でじんわり煮込むのがおすすめです。
時間が短すぎると、お肉が固いままなので、じっくり気長に煮込み時間を楽しみましょう。
2時間程度経っても、お肉がまだ固い場合は、もう少しゆっくり煮込んでみてください。
牛すじの茹で汁を使う
下茹で後の2回目の茹で汁には、旨みがたっぷり。
アクをきれいに取ってから、そのまま煮込みのベースに使うとコクが増します。
絶品牛すじカレーが柔らかくて美味い!キャンプで大人気!

実際にキャンプで作ってみると、牛すじのトロトロ感とスパイスの香りが最高でした。
焚き火のそばで鍋をかき混ぜていると、香りに釣られて仲間が集まってきます。
ひと口食べれば、柔らかい牛すじがほろっと崩れ、野菜の甘みとルーのコクが口いっぱいに広がります。
寒い夜には、体も心もポカポカになること間違いなし。ぜひ次のキャンプメニューに牛すじカレーを加えてみてください。