超よくばり釣法「ジグサビキ」とは? やり方と注意点を解説 | 釣り 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

釣り

2025.10.10

超よくばり釣法「ジグサビキ」とは? やり方と注意点を解説

超よくばり釣法「ジグサビキ」とは? やり方と注意点を解説
ブリの幼魚のイナダなどの小型青物を狙うライトショアジギングと、ファミリーフィッシングの代表格サビキ釣り。このふたつを融合した欲張りな釣法が、ジグサビキです。
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ジグサビキとは?

メタルジグと呼ばれる金属製のルアーを使用して、小型の青物などを狙う「ライトショアジギング」。エサをカゴから撒き、それに惑わされたアジなどの小魚をハリに食いつかせる「サビキ釣り」。このふたつの釣り方を融合させてしまったのが、ジグサビキです。

タックル

ジグサビキのタックル
ロッドは9.6ft、リールは4000番にPEライン1.5号がライトショアジギングの標準的なタックル。

ジグサビキのタックルはライトショアジギングと全く同じなので、ライトショアジギング専用タックルを始め、他の釣りに代用が効きやすいシーバスタックルや、エギングタックルなどでも十分使用できます。

仕掛け

ジグサビキ仕掛け
現在はラインの号数などを強化し、ジグサビキとしての使用に特化したサビキ仕掛けもある。

ジグサビキの仕掛けは簡単で、サビキ釣りにおいて最下部に取り付けるコマセカゴの代わりにメタルジグを取り付けるだけです。通常サビキ仕掛けは6本程度の針がついており、仕掛けの全長も長いためキャストに適さない場合があるので、3本針になるように切って使用するのがおすすめです。

何が釣れる? ポイントは?

ジグサビキのポイント
サビキ針が水面から出ないよう、水深は3m以上が目安。

メタルジグで釣れる魚をメタルジグに食いつかせ、サビキ釣りで釣れる魚をサビキ針に食いつかせることができるため、その両方とも狙える欲張りな釣りです。

そのためジグサビキに適したポイントは、アジやイワシといった小魚を狙ってサビキ釣りをするような堤防を始め、イナダやサゴシといった小型青物、ヒラメなどのフィッシュイーター(小魚を捕食する魚)も狙えるためサーフや磯など非常に多岐に渡ります。

ジグサビキの釣り方

ジグサビキの釣り方は、ロッドをシャクってメタルジグを動かして周囲の魚を誘いだして食いつかせるといった、ライトショアジギングと全く同様といっても間違いありません。

ただひとつ、青物などに比べて子アジといった小魚は遊泳力が劣るため、ひたすらシャクるだけでなく3~5回シャクるごとに1~2秒程度ロッドを休める、「食わせの間」を作ることがサビキ針に小魚を食いつかせるコツになります。

また、岸からの釣りではライトショアジギング同様にキャストが基本になりますが、沖釣りではキャストせずに真下に落として魚を誘いだすといったパターンもあります。

ジグサビキが有効な場面

手軽にいろんな魚を狙いたい

ひとつの仕掛けで幅広いターゲットを狙うことができるのがジグサビキの最大のメリットです。

また、コマセを使用しないため手を汚さず、準備や撤収も通常のサビキ釣りに比べて圧倒的に簡単なので、特に狙いを定めず釣れる魚をとりあえず釣りたいという方にはジグサビキはぴったりといえるでしょう。

何が釣れるか確かめたい場面

いざ釣り場に到着して、海中にどんな魚種が居るか、何が回遊してくるのか手に取るように分かるという釣り人はほとんどいないでしょう。まずジグサビキから始めてみて、その日に釣れる魚が青物などのフィッシュイーターなのか、アジなどの小魚なのかを確かめてから、狙いを定める専用の仕掛けに移行していくというのも釣りの進め方として有効です。

ジグサビキの注意点

ジグサビキの注意点としては以下の点が挙げられます。

仕掛けの取り扱い

PEラインとショックリーダーの結束部
ジジグサビキはサビキを足すので、仕掛け全体が長くなるのが特徴。

ジグサビキで使用するタックルではPEラインを使用することが大半となります。PEラインは引張強度に優れる反面、擦れに弱く結び目の強度が著しく低下するデメリットがあり、海中の障害物との擦れや、仕掛けとの結束を肩代わりする、ショックリーダーと呼ばれる緩衝用のラインを接続することが必須となります。

PEラインとショックリーダーの接続部がロッドのガイド(ラインが通るリング)内に入った状態でキャストをするとラインが絡まるといったトラブルが発生しやすくなるため、不安であればサビキ仕掛けの長さを考慮してショックリーダーを短くするといった工夫が必要になります。

本来の釣り方には劣る?

コマセがなくてもサビキ針に小魚が食いつく理由としては、通常のサビキ仕掛けに比べて非常に広い範囲や水深を探れるため、活性の高い魚(やる気があり食いつきやすい魚)にアピールしやすいといった点が挙げられます。

しかし、活性の高い魚が居なければ、やはりコマセを用いたサビキ釣りの方が釣果をあげやすいといえるでしょう。

また、複数のサビキ針が付いていることにより、メタルジグで狙う魚種に対しても警戒心を与えてしまう可能性があります。メタルジグで狙う魚とサビキ釣りで狙う魚の両方を狙えるジグサビキですが、なかなか魚が食いつかないシビアな状況ではどちらも釣れないといったことも珍しくない点には注意が必要です。

ジグサビキはわくわくする釣り

釣りはハマればハマるほど、狙いの魚種を釣りたくなり、専用の仕掛けやタックルに傾倒していくものです。ジグサビキは狙いを絞らず何が釣れるかわからない、釣り本来の楽しみを再認識させてくれる釣法といえるでしょう。

志田 こうたろう

アウトドアライター 釣りYouTuber

幼少から釣りに触れていたものの、“趣味としての釣り”をするようになってからは12年。 子どもたちの成長と共に少なくなる一方の釣行を可能な限り有意義なものにしようと奮闘中。 夏は特に好きな鮎の友釣りで川に入り浸る。クルマ好きで国家2級自動車整備士。

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