高機能インソールを入れたら…グッと快適!アウトドアシューズをグレードアップしませんか? - 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • アウトドアの知識

    2025.08.03

    高機能インソールを入れたら…グッと快適!アウトドアシューズをグレードアップしませんか?

    高機能インソールを入れたら…グッと快適!アウトドアシューズをグレードアップしませんか?
    登山、ハイキング、キャンプ、バックパッキングなど、アウトドアシーンには悪路でも快適に過ごせるシューズは欠かせません。

    でも、自分にピッタリのシューズを選んだのに、履き心地やホールド感がイマイチだったり膝への負担が大きかったりして、もう少しパフォーマンスを上げたいと思ったことはありませんか?

    そんな時にオススメなのが“インソール”です。今回は、使う事でシューズの履き心地を一気に上げることができるインソールについて紹介したいと思います。

    1:高機能インソールのメリット

    購入した靴にデフォルトで入っているインソールではなく、高機能インソールを導入するメリットは、主に「靴のフィット感の向上」「足の負担の軽減」「姿勢の改善」「パフォーマンスの向上」の4つがあります。これにより、足の疲れや痛み、腰痛や膝痛などの体の不調を軽減し、歩行や運動時の快適性を高めることができます。

    また、高機能インソールは2,000円から9,000円程度と見えない部分に投資する価格としてはかなり高価ですが、自分が履いているシューズのサイズが統一されていれば、履く靴に毎回インソールを入れる事でどんな靴にでも使用できるので、“回収率”としてはコスパが高いかもしれません。

    2:デフォルトと高機能インソールの違い

    購入時のシューズにデフォルトで装着されているインソールと高機能インソールには、大きく2つの違いがあります。

    ①デフォルトのインソール

    メーカー、そして用途によって様々なシューズがありますが、おおむねほとんどのデフォルトインソールはシンプルなものが多いです。

    基本性能は足を入れたときにシューズ内で足が動かないように滑りにくくなっていることと、若干のクッション製を持たせていて、シンプルながらデザインされたシューズを快適に履くことができます。

    ②高機能インソール

    高機能インソールは、その名の通りデフォルトのインソールよりも高機能になっているところがポイントです。様々な機能の中で、自分が求めている機能をシューズに追加することができます。

    ただし、高機能インソールは様々なメーカーから様々な付加価値を付けて作っているので、自分にピッタリなものを選ぶのはなかなか時間と手間がかかります。

    高機能インソールの主な機能と選び方

    様々な機能があって選ぶのが難しい高機能インソールですが、「シューズ内で足が滑りにくい」「足裏にフィットする/かかとをしっかりとホールドする」といったベーシックな機能をのぞくと大きく3つを理解すると選びやすくなります。

    まずは自分にはどれが必要か?の三択からはじめてみるのがオススメです。

    ①クッション・反発性能

    かかと部分に特殊素材を配置することで、クッション性や反発性が生まれる仕組みになっていて、着地時の衝撃を軽減してくれます。

    トレイルランニングやハイキングなど、数万歩歩いたり走ったりして蓄積される衝撃からくるダメージは意外と多い。この機能があることでかなり楽になる場合があります。

    個人的には、登山やトレイルランニングの他に、重い荷物を上げ下げするオートキャンプなどにもオススメです。

    ②アーチの落ち込み軽減

    足の裏には、土踏まずを含むアーチ状の部分があります。この部分は歩行時の衝撃吸収やバランス維持などの重要な役割を果たしていますが、このアーチ部分が下がってくるとさまざまな足のトラブルに見舞われることがあります。

    それらを軽減するためにアーチ部分の落ち込みを減らすことで、走行、歩行性能を上げてくれます。この機能は、なるべく軽く、そして長時間距離を稼いで進みたい方にオススメです。

    ③足の骨格の形状維持

    足骨格の形状が崩れると、足や膝の痛みを生じさせるなど、様々な問題を引き起こすともいわれています。考え方はアーチの落ち込み軽減と近いですが、それらを防ぐことに特化させることで、足の機能を安定して引き出してくれます。

    個人的には、登山靴との相性が良いのでハイカットのシューズを履いて登る山などにオススメです。

    紹介した3つの機能は、それぞれ単機能特化型のものと、いくつかの機能を付与したタイプがあります。どの機能に特化したものがいいのか?複合的にカバーしたいのかなど、自分に合ったタイプを選びましょう。

    高機能インソールを導入する際の注意点

    高機能インソールを入れる事で、逆にシューズの履き心地が悪くなってしまう場合があります。一番多いのは、「タイトなつくりのシューズに厚みがあるインソールを入れてしまうことで、窮屈に感じてしまう」「靴との相性が悪く、シューズのかかと部分のホールド感が下がってしまったり、靴の中で足が浮いてしまう」の2つです。

    デフォルトのインソールによってはその靴に合わせたチューニングのインソールをしっかりと作っているところもあるので、シューズの構造も店で相談しながら慎重にインソールを選ぶようにしましょう!
    見えない部分のこだわりも、楽しいですよ。

    長谷部雅一さん

    アウトドアプロデューサー/ネイチャーインタープリター

    1977年4月5日生まれ。株式会社ビーコン代表取締役。家族がいるのにもかかわらず、ソロキャンプ、ソロ登山、ソロ旅などなど、お一人様遊びをこよなく愛する風来坊。仕事の範囲は広く、アウトドアに関するプロジェクトの企画・コーディネート・運営の他、研修講師、ネイチャーインタープリター、場作りの仕掛け人も務める。著書『ネイチャーエデュケーション』(ミクニ出版)、『ブッシュクラフト読本 自然を愉しむ基本スキルとノウハウ』(メイツ出版)など多数。その他雑誌連載、テレビやラジオなど、アウトドア、幼児教育を主として多数のメディアにて活躍中。

    NEW ARTICLES

    『 アウトドアの知識 』新着編集部記事

    登山するなら雨具は必携!選び方やおすすめ商品を紹介

    2025.07.28

    夏キャンプは寝るとき暑すぎる!対処法を解説

    2025.07.27

    キャンプが久しぶり!な人必読。フィールドに行く前に気をつけておきたいポイントとは?

    2025.07.21

    キャンプでのハチの撃退方法は?生態や予防策、応急処置も解説

    2025.07.20

    水遊びの季節がやってきた! 服装やあると便利な道具を紹介

    2025.07.17

    ゴアテックスの撥水は復活する!方法や注意点を解説

    2025.07.16

    火付きがよくて火持ちもよし!爆跳もない「岩手切炭」の定義を知っているだろうか

    2025.07.05

    ゴアテックスのお手入れ方法とは!?注意点も解説!

    2025.06.23