能登の鍛冶工房「ふくべ鍛冶」のアウトドアナイフ『TAFU』。切れ味の秘密とは? | ナイフ・刃物・マルチツール 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2025.07.25

能登の鍛冶工房「ふくべ鍛冶」のアウトドアナイフ『TAFU』。切れ味の秘密とは?

能登の鍛冶工房「ふくべ鍛冶」のアウトドアナイフ『TAFU』。切れ味の秘密とは?
明治41年に石川県・能登半島で創業した歴史ある鍛冶工房「ふくべ鍛冶」では、「野鍛冶文化を繋げたい」という職人の強い志により、アウトドアナイフ「TAFU」の一般販売を開始した。

100年以上受け継がれてきた伝統技術に現代のアウトドアユーザーの声を反映し、調理やフェザースティックはもちろん、薪割りや着火といったアウトドアの基本動作すべてを1本でこなせるよう設計。アウトドアビギナーから上級者まで、幅広いユーザーにおすすめだ。

アイヌ民族が狩猟で使う短刀「マキリ」が原型に

ふくべ鍛冶は創業から漁業や農業で使われる道具をとして包丁をつくり、補修だけでなく、仕事の内容や使う人の好みに応じてカスタムしてきた長い歴史を持つ。

以前からユーザーより「アウトドアシーンで使える包丁」の要望があったそうだが、具体的に動き出したきっかけとなったのは2024年の能登半島地震。逆境の中で職人たちは「包丁を作りたい、野鍛冶文化を繋げたい」という想いをひとつに、アウトドアナイフの製作プロジェクトがスタートした。

アウトドアナイフ『TAFU』44,000円

もともと能登半島では、アイヌ民族が狩猟で使っていた「マキリ」と呼ばれる短刀を腰に備える文化が色濃く残っている地。ふくべ鍛冶では創業以来、そのルーツを伝える小刀を製造してきた歴史があった。

他のエリアでマキリといえば魚などを捌いたりする海の万能包丁を指すが、海と山が接している能登半島では海だけではなく内陸部でも使われていたという。今回製造されたTAFUも、このマキリが原型となっている。

一般的に和包丁は切れ味を追及するため片刃造りが主流のため、薄く切るのは得意でも硬いものを切るのが苦手という特性を持つ。だがTAFUは和包丁には珍しい、刃の左右が同じ形の「両刃」を採用。

刀には日本刀製造技術にも通じる「安来鋼 青紙2号」を使用し、切れ味鋭く粘りがあって刃こぼれしにくいのが特徴だ。鋼と地金を三枚合わせにすることで、研いで小さくなるまでずっと切れ味が持続する。

調理で「切る」
薪割りで「断つ」
フェザースティックで「削る」
着火も!

使用シーンは調理(切る)・フェザースティック(削る)・薪割り(断つ)・着火といったアウトドアの基本動作すべてを1本でこなせるよう設計されている。さらにキャンプだけでなく災害時の備えとしても活用できる堅牢さと機能性も搭載。震災の経験も存分に活かされているといっていい。

昨年には「Makuake」で実施したクラウドファンディンを実施し、1,000万円を突破。多くの人々に応援され、現在は公式オンラインストアなどで購入可能だ。

販売情報
発売日:2025年7月8日
販売チャネル:公式オンラインストア、ふくべ鍛冶小売り店舗など
価格:単品税込44,000円
製品ページ:https://fukubekaji.jp/tafu/

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