
しかし、ここに両者の難点を克服したボトル型がある。KATADYN(カタダイン)の「ビーフリーAC 0.5L」だ。
登山や災害に役立つウルトラライト浄水器
クルクルと薄く丸められる
「ビーフリーAC 0.5L」は、ボトル部分がやわらかいTPU(熱可塑性ポリウレタン)でできていて、ペシャッとつぶすことができる。ソフト素材でできている商品は他にもあるが、これは底マチがないのでクルクルと薄く丸めることができる。しかも、容量が少なめの500mlだから、なおさら小さくなる。




微生物、バクテリアのほか臭いも除去
気になる浄化については、フィルターを2段階にすることで性能を高めている。1段階目は「ホロファイバーフィルター」。0.1 ミクロン(0.0001㎜)の微細孔をもつマカロニ状の膜が微生物を99.9%、バクテリアを99.9999%除去する。
2段階目は「活性炭フィルター」。細孔が複雑に入り組んだ活性炭繊維が臭いの元となる物質や塩素等を吸着し、不快な臭いや味を軽減する。

ホロファイバーフィルターの洗浄方法は以下の2通り。①ボトルにきれいな水を入れてフィルターとキャップを締めて数回振る。②フィルター部分をきれいな水に浸けてすすぐ。ホロファイバーフィルターを真横にして水道から出る強い水で洗うのはNG(膜が傷ついてしまう恐れがある)。
活性炭フィルターは本体から取り外してから水を通して洗う。浄化能力はホロファイバーが最大1,000L、活性炭フィルターが最大200Lまたは最初の水通しから3か月。どちらも交換用はメーカーのウェブサイトから購入できる。
ループでバックパックなどに装着可
ホロファイバーフィルターのネジ部分にループが付いているのも特徴で、カラビナや紐を通してバックパックやパンツなどに装着できる。ここでも、ソフトな素材、底マチなし、小容量がメリットになっていて、吊り下げたときに邪魔にならない。
また、たたんだときのコンパクトさは、災害用として保管するときに役に立つ。いっそ家族の人数分用意してはいかがだろうか。


※この商品は[通販サイト]「小学館百貨店」で購入できます。
9,900円(税込)