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キャンピングカー・車中泊

2025.01.28

スペーシアで快適に車中泊!フラットな広々空間や便利機能を紹介&レビュー

スペーシアで快適に車中泊!フラットな広々空間や便利機能を紹介&レビュー
スズキの人気トールワゴン「スペーシア」は、広々とした室内空間、便利な安全装備など、アウトドアにぴったり。ほぼフラットになるラゲッジでは車中泊も快適だ。「スペーシア」ほか、より車中泊を楽しめる「スペーシア ベース」もあわせて紹介。BE-PALスタッフによる試乗レポートをチェックしよう。

快適に車中泊できる車のポイント

斎藤 純平さん

アウトドアライター

キャンプに関する記事を中心に執筆しているアウトドアライター。趣味はキャンプ・国内旅行・バイク・スキューバダイビング。温泉や神社を巡るのも好きで、そこそこ詳しい自信あり。どこにも定住しない自由気ままな生活を目指すため、ライターとして活動している。

フルフラットになるかをチェック

車中泊を想定して車を選ぶ場合においてはフルフラット、つまりほぼ平らなスペースを作り出せるかどうかが重要なポイント。ラゲッジの後端からリヤシートの背面にかけて、大きな段差や溝がないことを確認しよう。床がフラットかつ水平だと、なお理想的だ。

仮に段差があったり水平でなかったりしても、市販のベッドキットを導入したり、ベッドを自作したりして、快適な就寝スペースを作ることもできる。

十分な奥行き・高さがあるか

快適な車中泊を実現するために、脚を伸ばせるほどの奥行きも欲しいところ。奥行きが足りないと脚に疲れを感じ、よく眠れない可能性がある。仮に、縦方向に寝た状態で脚を伸ばせなくても、斜めに寝た状態では脚を伸ばせる場合も。奥行きをチェックする際は、斜めの長さも忘れずに確認しておこう。 天井も高いほうが快適だ。

実際に座ってみて、頭上に握りこぶし1個分以上の空間があれば窮屈に感じることはないだろう。座椅子やクッションに座りたいのであれば、その厚みの分も計算に入れることを忘れずに。

リヤゲートの開き方にも注意

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「跳ね上げ式」のリヤゲート。

一般的なクルマのリヤゲートには多くの場合「跳ね上げ式」が採用されているが、一部の車種には「横開き式」が採用されている。それぞれにメリット・デメリットがあるが、車中泊用としてクルマを選ぶのであれば、跳ね上げ式のリヤゲートを搭載しているモデルがおすすめ。

理由は、雨や日差しを遮るための屋根として使えることと、風の影響を受けにくいことの2点。跳ね上げ式のリヤゲートは全開状態のままガスダンパーの作用によって固定されるため、開けたままでも安心して過ごせる。

コンセントなどの装備もあれば便利

車内に設置されたコンセント

コンセントなどの装備が備わっていれば、車中泊がより快適になる。冷温庫やドライヤーなど、車中泊には少し贅沢ともいえる電化製品が使用可能だ。カーバッテリーの消耗に注意しなければならないが、車中泊キャンプや車中泊旅において、コンセントは強力な武器になる。

▼参考記事

車中泊用のクルマはココを見て選ぼう!キャンピングカーやハイエースじゃなくても快適に過ごせるぞ!

スペーシアは車中泊も楽々!BE-PALスタッフがレビュー

スズキの人気トールワゴン「スペーシア」を、BE-PAL編集・大下&記者・櫻井がアウトドア目線でレビュー。快適・安全装備が満載でデザインも秀逸。キャンプにももってこいだ。

櫻:新型スペーシアは、まさにタイヤ付きのアウトドアボックス。スライドドアやリアゲートを開けてキャンプ道具をずらりと並べた様子を想像するだけで、わくわくするね!

大:コンテナをモチーフにしたという、立体感のあるボディーパネルがそう感じさせるんでしょうね。

櫻:室内空間もイメージどおりの大容量。後席をたためば27インチの自転車を立てたまま積めるほどだ。

大:ソロキャンはもちろん、2人分のキャンプ道具を余裕で積み込めます。

櫻:さらに、前席と後席それぞれの乗員向けにトレーや収納がスマートに設置されていて、“見せる収納”になっているのもいいね。

大:ドライブに役立つ装備としては、全車オプション設定のオーディオとナビを含むインフォテインメントシステムが挙げられます。オーディオ&ビジュアル分野で高い実績を誇るパイオニア製で、ドライブレコーダーの映像を映し出すこともできて、便利!

櫻:同乗者向けの快適装備も充実しているよ。その代表格が、「マルチユースフラップ」。後席の座面の前端部分が飛行機の翼のフラップのように可動して、レッグサポートや荷物の落下防止ストッパーになるんだ。

大:ドライブ中の運転をサポートする技術も最新バージョンにアップデート。衝突被害軽減ブレーキは自転車やバイクも検知し、交差点にも対応。そして高速道路で機能するACC(アダプティブクルーズコントロール)は、カーブや車線変更時に減速する設定になりました。より安心感の高いサポートをしてくれて、長距離ドライブも楽チン。

櫻:「軽自動車で遠出すると疲れそう……」と思う人は、ぜひ新型スペーシアに乗ってほしい。限られた寸法のなかで最大限の工夫を凝らしたことによる快適なドライブ体験、そして先進の安全技術が支える安心感が、「次はもっと遠くへ行ってみようか」という気持ちを後押ししてくれるよ!

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特徴的なプレスラインを用いて水平基調の箱型デザインを強調。

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こちらは「スペーシア カスタム」。フロントマスクは従来よりシンプルなデザインで、いかつい印象を抑えている。ターボエンジン搭載車はスペーシア カスタムに設定。

ソロ車中泊にはもってこい!

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開口部の床の高さが低く、自転車などの積み込みもしやすい。

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後席の背もたれは室内からもラゲッジ側からもたため、後席部分からラゲッジ間の床はほぼフラットに。写真は前席のヘッドレストをはずして背もたれを寝かせた状態。十分な奥行きに加えて高い天井で、息苦しくなりがちな車中泊が快適な時間になる。

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「マルチユ-スフラップ」で座面を延長。ロングドライブでリラックスできる。

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後席右側の壁にUSBソケット(タイプA、C)を設置。直下には大容量ポケットがあり、スマホを充電しながら置いておける。

【スペーシア ハイブリッドG 2WD】

●ボディーサイズ:全長3,395×全幅1,475×全高1,785mm
●最低地上高:150mm
●最小回転半径:4.4m
●車両重量:850kg
●乗車定員:4名
●排気量・種類:657cc直列3気筒
●最高出力:36kW(49PS)/6,500rpm
●最大トルク:58N・m/5,000rpm
●燃費(WLTCモード):25.1km/L

問い合わせ先:スズキ

▼参考記事

アウトドア目線でレビュー!スズキのハコ車「スペーシア」「スペーシア カスタム」なら軽自動車でも遠出が楽ちん

車中泊にはこちらもおすすめ!「スペーシア ベース」

スペーシアのなかでも車中泊に特化した「スペーシア ベース」をBE-PALスタッフがレビュー。

記者・櫻井(左)、編集・早坂(右)

本誌で長くクルマ企画を手掛ける櫻井とアウトドアギア全般に詳しい早坂が、旬のRVをレビューします。

早:今回テストしたスペーシア ベースはその名のとおり、“自分だけの移動基地=ベースを作る”ことをコンセプトとしています。

櫻:それを可能にするのが、広いラゲッジを様々にアレンジできるマルチボード。棚板として高さを3段階に設定できるほか、立てて、ついたてにもできる。

早:マルチボードの上、中段使用時の耐荷重は最大12kg。実用性は高いです。

櫻:特に早坂さんが気に入ってたのは、マルチボードをローデスクとして使うやり方だったね。

早:はい。仕事柄、停車中の車内でパソコンを開くことも少なくないのですが、運転席で作業するのは窮屈なんですよね~。でもこのクルマなら広いラゲッジであぐらもかけて快適! ポータブルバッテリーを積んでおけばワーケーションだってできちゃいます。

櫻:ちなみにスペーシア ベースはダッシュボードに大きな収納があり、助手席を前にたためるので、運転席でのちょっとした作業にも向いているよ。

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乗用ワゴンのスペーシアをベースとし、グリルやホイールはブラック塗装されている。

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また、車体側後方の窓がなくなり、ボディー同色のパネルが付く。おかげでギアのイメージが増した。

マルチボードで快適空間を作ろう

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マルチボードを上段に設置した状態。ラゲッジ開口部は幅1,005mm、高さ1,115mmと広い。奥行きは2名乗車時で最大1,375mmだ。

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荷物を降ろした状態を横から撮影。デスクワークをするときは、たたんだベンチシートが椅子として機能する。

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マルチボードを中段に設置し、デスクワークに励む早坂。ラゲッジの壁には収納が付き、DIYでも使われる一般的なM6規格のボルトに対応する。

早:目的地まで運転をして、仕事もして、あとは外遊びに備えて寝るだけ……というときにもスペーシア ベースはしっかりと応えてくれます。マルチボードを下段にして左右の前席を寝かせるか、助手席を前にたためば車中泊モードに。床は広いし天井が高いので気持ちよく寝られますよ~。

櫻:機能に徹して過剰な装飾を抑えているのもいいね。そもそもスペーシア ベースは商用車。ワゴンではなくバンという扱いなので、後席はシンプルなベンチシートだ。1~2名使用を前提とした割り切った設計にDIYの余地がある。

車中泊で快眠するための工夫を楽しもう

マルチボードを下段にして、助手席を前にたたんだ状態。段差が少なく、ひとりで寝るならこの方法がおすすめ。ふたりで寝る場合は、両フロントシートのヘッドレストをはずして背もたれを寝かせる。シートの厚みでできる段差をマットなどで解消すれば快眠できそうだ。

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後席は長時間の乗車には不向き。マルチボードは写真のように、ついたてとしても使える。

早:手を入れるとすれば、より快適な寝心地を追求するためにマットは導入したいです。あと使っているうちにマルチボードが傷だらけになりそうなので、クロスやブランケットも。いずれにしろ小物類は主張しすぎないデザインにとどめ、トーンを合わせて統一感を出したいですねー。

櫻:最後にクルマの動的性能を。エンジンはノンターボなので荷物が多いときや山道の上りでは力不足な印象。足回りはガチの商用車ほど固くないので長距離走行での疲労は少ないはず。

早:のんびりと週末を楽しむ人には最適ですね!

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運転席周りは乗用ワゴンの快適性をそのまま継承。各種表示がわかりやすく、運転中の操作もしやすい。

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助手席を前にたたんでテーブルとしても使える。汚れを簡単に拭き取れる仕様だ。また、助手席の座面の下にはシューズなども収まるアンダーボックスも。

●ボディーサイズ:全長3,395×全幅1,475×全高1,800mm
●最低地上高:150mm
●最小回転半径:4.4m
●車両重量:870kg
●乗車定員:2/4名
●排気量・種類:658cc直列3気筒
●エンジン最高出力:38kW(52PS)/6,500rpm
●最大トルク:60N・m/4,000rpm
●燃費(WLTCモード):21.2km/L

問い合わせ先:スズキ

▼参考記事

自分だけの移動基地が作れる!スズキ「スペーシア ベース」を徹底レビュー

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