市民農園で初めての農活エンジョイ日記。実りの多い夏、開始1カ月で初収穫! | 農業・ガーデニング 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

農業・ガーデニング

2024.08.12

市民農園で初めての農活エンジョイ日記。実りの多い夏、開始1カ月で初収穫!

市民農園で初めての農活エンジョイ日記。実りの多い夏、開始1カ月で初収穫!
4月から始めた市民農園を利用した人生初の農活。今回は、種をまき、苗を植えてから初めての収穫を迎え、あっという間に夏場の最盛期に至るまで、約3か月間の体験談を紹介します。

春から始めた市民農園。スタートは、うまく実るか不安がいっぱい

買ってきた苗

いろいろな店をまわり買ってきた苗。種から育てるのが難しそうな野菜は、無理せず苗を買いました。

有機の苗を扱う店、JAの直売所、ホームセンターに通って、育てたい野菜の種を買い、足りないものは苗を買ってきて。さら地だった市民農園の畝に少しずつ緑が増えていきました。最初は、農地に直接植えた種がほんとうに発芽して成長するのか、とても心配でした。買ってきた苗についても「しっかり成長してくれ~」と願うばかり。しかし、そんな心配はまったく不要でした。

ズッキーニの芽

ズッキーニが発芽。かわいい!なんて思っていたのも束の間。その後、びっくりするほど大きく育ちました。どこになにを植えたかわからなくならないように、種を植えた日と品種を札に書きました。

最初にまいた種

  • 落花生
  • 枝豆
  • クレソン
  • 二十日大根
  • ズッキーニ
  • トウモロコシ

自宅ベランダでポットにまいて育てた種

  • 赤しそ
  • きゅうり
  • サニーレタス
  • 金俵まくわうり(愛知の伝統野菜。妻が講習会でいただいてきた在来種の種)
  • 唐辛子
ポットに植えた種

毎日水をやり様子を見ることができる自宅のベランダでは、ポットで種から栽培しました。

買ってきた苗

  • シシトウ(3種類)
  • トマト(フルーツ中玉)
  • トマト(桃太郎)
  • 小玉すいか
  • オクラ
  • 赤しそ
  • レモングラス

植えた種は次々と発芽。苗も順調に成長

種を植えて数日で、あちこちから芽が出てきました。最初は元気がなかった苗も順調に生育。このころは3日に1度のペースで畑に出かけ、水をまいたり、雑草を取ったりしながら成長を見届けました。また、自宅のベランダでは、小さなポットに種を植え、畑に植えるための苗を自分で作り始めました。

畝に植えた苗

畝に苗を植えたところ。間隔が近すぎたことをその後、知ることに…。

20日もすると畑のズッキーニや枝豆、トマトなどの葉は大きくなり、それと同時にどこからともなく葉を食べてしまう虫がやってきました。僕の畑では、化学肥料や殺虫剤は一切使いません。トウガラシを水に入れたものをスプレーして葉にかけたり、マリーゴールドを植えたりしましたが、強い虫たちには効きめなし。そこで虫がついている苗には支柱を立てて、その上に不織布のカバーをかけてみました。すると効果てき面。新しく育った葉には虫が食べた穴がなくなり、どんどん若葉が成長していきました。

マリーゴールド

虫よけになる花として知られるマリーゴールド。植えてみましたがあまり効果を実感できませんでした。

虫よけ対策をした畝

枝豆、ズッキーニなど、虫に人気のある苗は不織布で覆って、虫よけ対策をしました。

開始1カ月もたたずに初の収穫が!

初めての収穫は、妻が植えた二十日大根でした。それは、ゴールデンウィークのこと。近所の低山を歩いた帰りに畑に寄ってみると、土の上に美味しそうな赤い実が少しだけ顔を出していました。葉を持って抜いてみると見事な二十日大根が。「やった~!」。7個ほどを引き抜いて持ち帰りました。

収穫した二十日大根

初めて収穫した二十日大根。その名の通り20日ほどで美味しくいただけるまでに成長。ベランダでも栽培できますが、早く育つ品種を植えておくと、すぐに実りを楽しめるので”あり”ですね。

その日のサラダに入れて食べたところ、ピリっと辛い独特の味とみずみずしさに大感動。普段直売所で買っている有機の二十日大根よりも格段に美味しく、我が家の食卓が驚きと喜びに包まれました。市民農園のポテンシャルに感謝です。

発芽した野菜たち

5月になると、自宅ベランダでも次々に芽が出てきました。

夏になり連鎖的にいろいろな野菜が収穫できるように

その後、サニーレタス、シシトウなどが実り、気温が高くなるにつれ、収穫できる品種も増えていきました。最盛期にはデイパックが重くて持ち帰るのが大変なことも。

サニーレタス

種から育てたサニーレタスも順調に成長。

成長したサニーレタス

このころは、毎日のように畑に行って、サニーレタスの葉を下から1枚ずつ収穫してはサラダにしていただきました。めっちゃ美味しかったです!

なにごとも失敗しながら学ぶのです

ただ、失敗もありました。種や苗の状態で、どの程度の大きさや高さに成長するかがまったく想像できず、かなり密集した畑になってしまったのです。オクラや小玉すいかは、早いうちに苗を移動しましたが、ズッキーニはどんどん伸びてくるし、シシトウもワッサワサになるし、きゅうりもからみまくっているし、2種のトマトも近すぎて窮屈そうでした。そんなとき畑に登場する元農家のおじさんが、不要な枝やツルをせん定することを教えてくれました。そのときは「こんなに花が咲いている枝を切っちゃうの?」と疑問に思いましたが、数日後に、ほかの枝やツルがすくすくと伸び、きゅうりはジャンジャン実り始めました。おじさんに感謝です。

シシトウ

3種類のシシトウが密集。

ズッキーニの葉

ぐんぐん成長するズッキーニ。

実ったすいか

小玉すいかは、このあと不織布で包んで虫よけ対策をしました。

中玉フルーツトマト

中玉フルーツトマトもたくさん実りました。

豊作の野菜たちが夏の食卓を彩る

それからというもの、毎日、畑に行かないと追いつかないほど、たくさんの野菜たちを収穫できる日が続きました。大きくなりすぎたきゅうりは、捨てられていることが多いのですが、捨てずに持ち帰りました。すると料理研究家の妻が、炒め物にしたり、漬物やぬか漬けにしてくれたので、美味しくいただけました。元々、我が家は驚くほどの野菜を食べているので、しばらくの間、家計にもやさしく、美味しい野菜生活が続きました。

収穫した野菜

ちょっと少な目の日でも、こんな感じ。

たくさんの野菜たち

これぐらい一気に収穫できる日も。小玉すいかは収穫のタイミングが難しかったです。収穫を遅らせすぎて割れてしまいましたが、不織布でカバーしてあったので、虫もつかず美味しくいただけました。

金俵まくわうり

愛知の伝統野菜「金俵まくわうり」は、次々となっています。完熟するとメロンのように甘くて、ほぼデザートです。

植えたもので収穫できなかったのは、アスパラガスと赤しそだけ。どちらも種で買いましたが発芽せず。赤しそは、その後、妻がネット通販で苗を買ってリベンジに成功しました。

赤しそ

苗から育てた赤しそ。妻がこんな感じに活用してくれました。

あまり収穫できなかったのがズッキーニ。実のつきが悪かったのが枝豆。それ以外は、美味しく、しかもたっぷりいただけたので、初挑戦にしては上出来じゃないでしょうか。

収穫した枝豆

元農家のおじさんいわく、「この畑は肥料が利きすぎていたから、実のつきが悪かったんだね」と。そんなこともあるんですね。それでも収穫できた枝豆は、味が濃くて美味しかったです。もちろんビールと一緒に楽しみました。

シシトウ

シシトウは、3種の苗を植えました。1カ月以上、毎日のように収穫でき、今も実がなり続けています。一番左はオクラですね。

きゅうり、トウモロコシ、小玉すいか、サニーレタスは感動的な極上のうまさ。トマトは皮がやや硬く素朴で、買ってきたものとはまるで違う懐かしい味がしました。

収穫した野菜

桃太郎トマトは、数は少なかったですが、特別な味を楽しめました。

オクラ、シシトウ、きゅうりは、8月になっても次々と実り、今も我が家の食卓を彩っています。

オクラの実

かなり長い期間、収穫が続くオクラ。これも美味しい!

名古屋地方は、2週間以上もの猛暑日を記録し、その間、雨も降りませんでした。そんな気候ゆえ、7月後半からはほぼ毎朝5時に起きて、自転車に乗って水やりに出かける日々が続いています。暑さのせいか収穫量は減り、育ちも悪くなりましたが、それでも毎日なにかしらの収穫があります。お金では買うことができない野菜をたくさん育て楽しみ、しかも美味しくいただけた最高の夏でした。まだ3か月ちょっとを経過しただけですが、ベランダのプランターとはまるで違う市民農園のポテンシャルに感動し、おもしろさを満喫しています。農活って素晴らしい。

ただしこの時期の作業には注意が必要です。収穫や草取りなどに没頭して熱中症になったり、蚊に刺されることがあるからです。帽子や日よけ、水分補給、虫よけなど、体を守る対策をお忘れなく。早朝に出かけているのも、気温が上がる前に作業を終えるためです。

カットした小玉すいか

小玉すいかは、2個収穫できました。採れたてのすいかのみずみずしさを楽しみました。

焼いたトウモロコシ

トウモロコシもたくさん採れました。実もしっかりと入っていて極上の味でした。

今は、収穫を終えた野菜を処理したり、畑を休ませながら、次になにを植えて育てるかを考えています。また少し季節が進み、新しい野菜たちが実ったらレポートします。

収穫した野菜

美味しい市民農園生活は、まだまだ続きます。

私が書きました!
フリーランスライター
山本修二
東京生まれ、名古屋在住。自転車好きライターとして本誌を中心に東京で活動し、2015年に名古屋へ移住。東海エリアの食とアウトドア環境を満喫中。肩の力を抜いてユルく自転車に乗りたい人のためにまとめた著書『スポーツ自転車でいまこそ走ろう!』(技術評論社)、好評発売中。http://yamabon.jp

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