もみ殻を再利用した固形燃料「モミガライト」の使い勝手はいかに?まさに次世代燃料だ | 焚き火台・火おこし道具 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

焚き火台・火おこし道具

2024.01.16

もみ殻を再利用した固形燃料「モミガライト」の使い勝手はいかに?まさに次世代燃料だ

Text

モミガライト

キャンプでも人気がある焚き火。焚き火をする際に必要となるのが、燃料の薪です。薪を使って火起こしをするには、まずは鉈や斧などで薪を細かくし、燃えやすい状態にしてから着火する必要があります。

しかし、焚き火初心者にとって、慣れない刃物を使うのはハードルが高いことも……。

そんな焚き火初心者の方におすすめの燃料が、今回ご紹介する「モミガライト」という燃料です。焚き火をスタートするまでの手間を大幅に削減でき、扱いやすいのがポイント!

今回は、モミガライトの魅力と使い方をお伝えします。

モミガライトとは?

モミガライトが地面に置かれている。

モミガライト。

モミガライトは、もみ殻(稲の実を覆う外皮の部分)を原料とした成型薪です。形状は一般的な薪のように細長く、中央部分は空洞になっています。

材料のもみ殻は、米の生産過程で発生する産業廃棄物。そのままではゴミとして処理されてしまうところを、すりつぶし、圧縮形成することで、燃料として再利用することに成功しています。

そのため、もみ殻を廃棄する際に発生する二酸化炭素の減少にも一役買っています。

しかも、もみ殻を圧縮する際に接着剤等はいっさい使用しません。原料はもみ殻100%。燃やした際に有害な煙がでることがない、環境にやさしいバイオマス燃料です!

全国モミガライト普及協議会 (momigalite.com)

モミガライトの魅力

手で簡単に折れるため、焚き火初心者におすすめ

モミガライトをおっている様子。

モミガライト同士を打ち付けるだけで簡単に折れます。

モミガライトは、一般的な薪のように刃物を使って薪割りをする必要がないため、事故の恐れがなく安全に焚き火を楽しめます。

燃えやすいサイズにするのは簡単。モミガライト同士で打ち付けるだけで、ポキッと折ることができます。

また、ある程度長い状態なら左右の端を持って、中央から折ることも可能です。

キャンプで使用する際は、ペグ用のハンマーでも簡単に折ることができますよ。

火が長持ちする

焚き火台の中に熾火になったモミガライトがある。

熾火になったモミガライト。

モミガライトは、もみ殻をもともとの量の10分の1まで圧縮しているため、とても密度が高くなっています。1本1本が広葉樹の薪のように、ずっしりとした重みがあります。

そのため、杉や松などの針葉樹の薪と比べて火が長持ちします。具体的には1本で20分ほど炎を上げて燃え、その後は火力の安定した熾火となって燃え続けます。

熾火となってからは火力が安定しているため、BBQなどの焚き火調理に向いています。

遠赤外線効果で、お肉や野菜を美味しく焼き上げることができます。

保管が容易

モミガライトは製造段階で高温処理を行うため、虫の卵などの余計なものが除去されています。

そのため、湿気の少ない適切な場所に保管すれば、10年程度の長期保管ができます。

ガス缶やホワイトガソリンなどの燃料のように保管に気を使わないため、災害時の備蓄燃料としても向いています。

土に還元できる

モミガライトは自然素材100%で製造されているため、使用後の灰は土に還元ができます。

また、嬉しいことにモミガライトの灰には、植物の成長を促すケイ素が多く含まれているため、土壌改良剤としても優秀です。

燃え切った後の灰はサラサラとしていて扱いやすいため、畑やガーデニングの土にまいての使用がおすすめです。

実際にモミガライトを使用してわかった点

着火にはコツが必要

モミガライトに着火している様子。

モミガライトの中央の穴をふさがないように焚き火台に置きましょう。

先述したとおり、モミガライトは密度が高くギュッと詰まっています。

そのため、すぐには着火しません。着火剤や新聞紙などの焚き付けは、多めに用意しておいたほうがよいでしょう。

着火のコツは以下。

まずは、モミガライトを扱いやすい長さに折ります。モミガライト同士を打ち付けるなどして折り、10cmほどのサイズにしましょう。

その後、焚き火台に焚き付けを入れ、その上にモミガライトを並べます。

モミガライトの穴の中に火が広がっているのがわかる。

モミガライトの内側が燃えているのがわかります。

その際に、モミガライトの空洞部分はふさがないように並べましょう。

空洞部分に空気が通れば、焚き付けについた火がモミガライトの内側を炙り、火がつきやすくなるためです。

個人的には薪との併用がおすすめ

焚き火台の上でモミガライトと薪が燃えている様子。

燃え上がる炎を長時間楽しみたい場合は薪との併用がおすすめです。

モミガライトがすべて燃え尽きるまでには、1kgあたり90分ほど時間がかかりますが、炎を上げている状態は全体に火が回ってから20分ほどです。

そのため、燃え上がる炎を長く楽しみ、焚き火で暖を取るなどしたいならば薪との併用がおすすめです。

個人的な感覚にはなりますが、モミガライトは薪と炭の両方の性質をもつ燃料だと思います。

着火した直後は焚き火を楽しみ、熾火になってからはBBQなどの調理に使用。そして食後にモミガライト、もしくは薪を追加して再度焚き火を楽しむ、といった使い方が個人的にはおすすめです!

モミガライトはキャンプにおすすめの環境にやさしい燃料だった

モミガライトは100%もみ殻を原料とした燃料です。

もみ殻を再利用して作られるため、薪のように新たに森林伐採することなく製造ができます。

使用後の灰は土壌改良剤として優秀で、余すことなく使用できるのも魅力。まさに。自然に負荷を与えず循環する次世代の燃料です!

そして、薪割りを必要としないため焚き火初心者にもおすすめ。長期保存ができ、災害時の備蓄燃料としてもぴったりです。

この素晴らしい燃料は、カインズなどのホームセンターで取り扱いがあるため、気になる方はチェックしてみてくださいね。

モミガライト【SU】 | 建築資材・木材 | ホームセンター通販【カインズ】 (cainz.com)

私が書きました!
アウトドアライター
のまどう
行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物です。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中です。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。インスタはこちら

NEW ARTICLES

『 焚き火台・火おこし道具 』新着編集部記事

ソロストーブのレンジャーをおすすめする理由!特徴から拡張アクセサリーまで紹介!

2026.02.20

焚き火で使える鍋おすすめ6選!家庭用の鍋との違い&選び方も解説

2026.02.18

ユーコの焚き火台はコンパクト&組み立て簡単!ベストヒットモデルほか人気アイテムを紹介

2026.02.15

ユニフレームの大定番&注目の焚き火台をチェック!ソロ用や調理がしやすいモデルを紹介

2026.02.04

憧れのムラコの焚き火台!今さら聞けないミニマルデザインの魅力と使い勝手を解説

2026.02.02

tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)/Wood stove side view outside air L(Φ89mm) ケース、外気パイプ付き3点セット

2026.01.25

Mt.SUMI(マウントスミ)/アウトドア薪ストーブ マイクロ チタン

2026.01.25

笑’s/FD薪ストーブ 焚き火の箱 『easy 400』(本体)

2026.01.25

Mt.SUMI(マウントスミ)/アウトドア薪ストーブ ミドラ

2026.01.25