一年のうちで最も気持ちがいい!心も体も温まる「秋の海」へのお誘い | アウトドア・外遊び 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

アウトドア・外遊び

2023.11.14

一年のうちで最も気持ちがいい!心も体も温まる「秋の海」へのお誘い

Text

シンガーソングライター東田トモヒロさんの連載エッセイ。今回は一年のうちで最も気持の良い秋の海へのいざないです!

海から上がるサーファー

ウエットスーツが必要になる秋からこそがサーフィン本番。

福島・南相馬でのハジメマシテのパワフルウェーブ

いや〜、今年の秋もいい波に乗らせてもらっております各地でほんと。先ずお話ししますのは、9月中旬に訪れた福島は南相馬、「北泉」ね。
初めて入ったポイントだったのですが、運良くその日は素晴らしくパワフルな波でした。左サイドに長く突き出した堤防のせいでしょうか、一度ウネリが入ると波の水量も圧力もかなりのもののようです。今の所自分的には本年指折りのパワフル波としてレコードされましたね。

海とワンボックスバン

旅の相棒はいつも楽器とサーフィンの道具がぎっしり詰まっています。

地形や波質は仙台の「新港」と言うメジャーでクラシカルなビーチブレイクと似ている印象でした。サイズはいわゆる「肩」ぐらいだったでしょうか。

それはライブイベント前のとても貴重な、ミュージシャン仲間とのサーフセッションでした。僕とGAKU-MC、ケイソン、それからPESくんにドラマーのシュウゴくん。みんなそれぞれの板で(ケイソンはSUP)海に入り、終始にこやかに波をシェア。

申し訳ありませんが、ほんとたまたま波回りが良かったからか、いちばんいいセットを頂戴したのが僕だったようです。グライド感がたまらない極上の波だったわ〜。

福島の北泉でのサーフセッション。左から、Pesくん、東田、GAKU-MC、ショウゴくん、ケイソン。

サーフィン後のライブも、言うまでもなく実にメロウで和気藹々とした心地よい雰囲気でしたね、やはり。

「SURF IN MUSIC」という海を愛する人たちによるイベントでしたので、出演者もビーチカルチャーを愛好するミュージシャンが集まり、海の側で一日を過ごす。どの方も知り合ってから幾分か長い時間が経ちましたが、みんなそれぞれの旅の中で、こうして一つの海の元に集まれるというのは、なんだか感慨深いものがあります。

サーフタウン千葉、僕にとってホットなのは勝浦

それから10月中旬に訪れた、千葉は勝浦。千葉といえばやはり九十九里、一宮あたりがサーフタウンとして一定の地位を築いていますが、ちょっと渋セン好みな僕にとっての熱いエリアは他のどこでもなく「勝浦」なのです。

波的には一宮などよりもワンサイズ落ちることが多いのですが、一度ウネリが入ると、あらゆるポイントで個性的なブレイクが楽しめます。

勝浦の海

うねりが入ると、勝浦の長い海岸線にもいくつかのサーフポイントが現れます。

勝浦エリアで最も名前が知られているのは「部原のメイン」というポイントです。駐車場の真下に展開するブレイクなので、ビジターとローカルの混在する割と開かれたポイントです。特徴的なのはインサイドがビーチで、沖合いのブレイクはリーフで反応しているという点です。従って波質が非常に安定しています。例えるなら鎌倉の七里ヶ浜のようでもあります。

ここ勝浦エリアでは(その名前はあえて申し上げられませんが)メイン以外にもいくつも素晴らしいブレイクが現れます。メロウなロングライドを楽しめるポイント、豪快で美しいレギュラーのリーフブレイク、一度地形が決まれば海外の大波を思わせるようなレフトのチューブまで、実に表情豊かです。

固形ワックス

友人が作った蜜蝋のサーフワックスを愛用しています。

今回僕はありがたいご縁をいただいて、ほとんどローカルオンリーとされているとあるポイントに連れて行ってもらいました。港からゲッティングアウトすること約10分。サイズは小さめだったのですが、風の影響をほとんど受けていないレギュラーの波が見事に割れています。

最初は四人で、しばらくするとそれが三人になり・・。あまりにも気持ち良く滑り出せる波が止むことなく一定の間隔で届けられましたのでね、久しぶりにうっかり三時間以上海に入っていました。

本当に神様からのギフトともいうべき1日でしたね。ありがとうございます、勝浦。海から上がった後にとある駐車場で見た虹は、今でも忘れられません。

堤防から見た虹

アフターサーフ、駐車場からふと海の方に目をやると、虹。

日本海、気の向くまま鳥取での嬉しい邂逅

そして同じく10月、九州へ帰る帰路で立ち寄った、秋の日本海。
それは、波あったらいいな〜ぐらいの気持ちで、あてずっぽうでハンドルを切って出会った、鳥取のとあるポイントでした。

一般的な海水浴場なので、決してシークレットとかローカルオンリーのポイントではないと思いますが、ここでは敢えて名前は明かさないでおきます。しかしまじで、鳥取の海は透明度が高く本当に綺麗でした。

僕はボードとともに綺麗な海に入ると、水中に潜って目をあけて、瞳を洗います。とてもスッキリしますし、気持ちがいい。海水は人間の体と浸透圧が近いので、僕らの中に溜まった老廃物を吸い取ってくれているみたいです。サーファーが若々しいのはもしかしたらそのせいかもしれません。

この日は入っているうちにだんだんサイズが上がってきて、最終的には頭ぐらいのセットの波を楽しむことができました。僕はほとんどの場合、少し厚めのミッドレングス(ロングボードとショートボードの間くらいの長さの板)に乗っています。ついつい乗り過ぎてしまう傾向にありますのでね、人数が増えてきた頃には先に上がるように心掛けています。

青空と海

日本海を走っていた時に偶然見つけた鳥取の美しいサーフポイント。

ところで、ローカルの方の会話を聞いていると、チョイスはこのポイントで大正解だったようです。
「〇〇ポイントがいいって聞いとったけど、こっちの方がええなー!」
見知らぬどなたかのこの言葉を耳にした僕は、心の中でつぶやきましたね。「当てた」と。

国道を走っている時に見かけた数人のサーファーと、なんとなく惹かれる岩肌と空と海の織りなす風景。気ままにたどり着いた海で乗った奇跡のように気持ちのいい波。ありがとうございました、ビジターの僕を静かに受け入れてくださった鳥取のサーファーの皆さん。
海上がりに即席で作った、チリコンカンパスタの香りは、秋風とともに空の彼方へと流れてゆきました。

海上がりの体を温めるのはやっぱり温泉

温泉津温泉

佇まいからしてイケてる、島根は温泉津温泉の薬師湯。

そしてね、秋ぐらいから海上がりに温泉ってのがまた素晴らしいルーティンとして僕らサーファーを魅了するのです。

日本海を走っていて見つけた島根の温泉津温泉(ゆのつおんせん)の「薬師湯」。ここはほんと佇まいから泉質から最高でしたよマジで。

良き温泉は美しい海と同じ効果を我々人間にもたらしてくれます。そもそもこの温泉津温泉の温泉街がいけてます。懐かしくありながら、どこかモダンな雰囲気もさりげなく兼ね備えていてね。西日本の日本海側をトリップされる時はぜひ立ち寄ってみてください。いや、なんなら一泊二泊と滞在されることをお勧めします。僕もいつの日かそうしてみたいものだと思いましたもの、あの雰囲気をゆっくりと味わってみたいとね。

今年の秋は台風の到来が少なかったので、わりと静かで落ち着いたサーフライフでしたが、なんかそれもいいですね、のんびりと楽しめて。
ウエットスーツはだんだん厚みを増していきますが、海上がりの暖かい温泉、温かいスープ、ホットコーヒーなんかもたまりません。寒くなるこれからこそ、海を満喫したいと思います。

今回のアウトドアにオススメ一曲

Ella Grace の「I wonder
もうセンスの塊ですねこの方。曲流すだけでアウトドアがいきなりオシャレになります。

東田トモヒロNEWS

2023.12.6(Wed) 東田トモヒロ20周年「Rough Morning 」リリースツアー 46日スリランカ編】
詳しい情報はライブスケジュールをご確認ください。

http://live.higashidatomohiro.jp/

【2023.12.23(SAT) 東田トモヒロ 20th anniversary 「Rough Morning 」リリースツアーファイナル @ 横浜THUMBS UP】
東田トモヒロ・デビュー20周年「Rough Morning 」リリースツアーファイナルは年末恒例の横浜THUMBS UP!
アルバムリリースも誕生日もワイワイお祝いしましょう☆ライブチラシ

2023/12/23(土)@横浜THUMBS UP
OPEN 18:00/START 19:00
ADV¥3500/DOOR¥4000
※小学生以下無料、学割2000円
1ドリンク+1フードのオーダーをお願いします。

■LIVE
東田トモヒロ(Vo,Gt)
小山善章(Bass)
三好正晃(Gt)
辻コースケ(Per)

Opening Act
AKILA / 81FARM ORGANIC

■DJ
Tommy Returntables

■SHOP
sipilica
フタバフルーツ

■TICKET&INFO
横浜THUMBS UP
横浜市西区南幸2-1-22 相鉄Movil3F
TEL:045-314-8705
https://www.stovesyokohama.com/

私が書きました!
シンガーソングライター
東田トモヒロ
1972年生まれ熊本市在住。ニューヨークでのレコーディングを経て2003年にメジャーデビュー。旅とサーフィン、スノーボーディングをこよなく愛し、そのオーガニックなサウンドを通して「LOVE&FREEDOM」を発信し続けるシンガーソングライター。

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