駅から徒歩5分!農地から作り上げたワイルドなキャンプ場を発見 | キャンプ場 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

キャンプ場

2023.04.13

駅から徒歩5分!農地から作り上げたワイルドなキャンプ場を発見

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設備の整ったキャンプ場が増えている一方で、より自然に根差した体験をできる施設も増えている。ここではオーナーが農地から作り上げたという魅力的な場所をご紹介。

間伐材サウナにBARまで!ファミリーやソロもゆったり

千葉県
しげキャン

住所:千葉県夷隅郡大多喜町中野575
HP:https://www.nap-camp.com/chiba/14805
営業:通年 
予約:随時 
テントサイト:15

モデル料金 8,000円〜

千葉のローカル路線として人気の小湊鐵道。キハ40形のディーゼルカーにゴトゴト揺られて降り立ったのは、終着の上総中野駅だ(この先も線路は続いているが、いすみ鉄道となる)。乗客全員が車体前方に集まり、青空に映える朱色の車体を写真に収めた。この「乗り」だけを目的にしても十分。しかし、真なる行き先は駅から徒歩5分の場所にあるキャンプ場だ。

ノンフィクション作家の中山茂大さんがオーナーのしげキャンが、昨年5月にオープン。なんでも農地として使われていた場所をキャンプ場にしたという。

作ったのはこの人!

ノンフィクション作家
中山茂大さん

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北海道出身。キャンプ場のある千葉県夷隅郡と東京都奥多摩との二拠点生活中。DIYや紀行の執筆多数、ヒグマについての近著『神々の復讐』(講談社)が話題だ。

「母がここで農業をしていたのですが、認知症を患って使わなくなっていました。時々草刈りなど手入れをしに来ていましたが、ふとキャンプ場にしようと思い立ったんです。そこからひとりでコツコツ整地を始めました。いまも一部造成中なんです」
と中山さん。法律上、農地として登録している土地を他の目的で使う場合は手続きが必要だ。転用の手続きは煩雑とも聞くが。

「そうでもなかったですよ。この辺りも過疎化が進んでいますし、遊休地が増えてしまう事情もあるのだと思います。活用されて地域に貢献できるほうがいいですしね。いつだったか鉄道会社の方も視察に来られました。この周辺には、キャンプ場がいくつかオープンしているんです」

自然の中のプライベート空間

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キャンプ場の周りは木に囲まれて外は見えない。お堀のように川も流れており、キャンプ施設は城のようだ。

自らの手で理想の地を作る!

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キャンプ場にしようと思い立ってからひとり地道に整地に励んだ中山さん。ときには重機で大きな木を撤去。

場所は駅チカながら、周りを木と川に隔てられているのでプライベート感が高い。販売している薪は、買い足した土地から伐採、あと10年はいけるかな? とのこと。キャンプ場の施設はどれも中山さんのお手製。ただ、敷地内にあるサウナだけは地域おこし協力隊が作ったもの。

「若き林業家のふたりでサウナエン(sauna_en)というコンビがいるのですが、彼らがサウナ小屋を作れる場所を探していました。そこで川のすぐ近くに作ってもらうことにしたんです」
キャンプ場利用者であれば、事前予約で90分貸し切り、ワンドリンク付きで1人2800円で利用可能。クールダウンは川で。
当初は知り合いだけの内輪キャンプ場を考えていた中山さん。「知らない人を迎え入れるのは緊張しましたが、みなさんいい方ばかりで助かっています」
夜になるとあちこちで灯るテントの明かり。それを眺めながらお酒を飲むのが、至福のひと時だと嬉しそうに笑った。

車窓を楽しみながら電車で来られる

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最寄りは小湊鐵道上総中野駅。駅前の通りを歩く。食事処や郵便局がぽつぽつと、穏やかな街並み。徒歩圏内で食材を買える店はないので事前に準備して行こう。

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薪はキャンプ場で販売しており、薪割り器もある。焚き火台は必要なので持参しよう。

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山盛りで1,000円!「わ〜い♪」(ライター須藤)

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看板猫のマルちゃん

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放し飼い(小屋もある)のニワトリたち。目覚まし時計は不要ですゾ。

お手製のキャンプ場はいまも増設中

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水場を兼ねたくつろぎスペース。すぐ脇には共有のかまども。写真右奥の小屋はアイリッシュバーで夕方になるとオープンする。ここで飲む生ビールは最高!

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共有かまどではピザも焼ける。炭火で焼くと、なんと美味しいことか。熱々ピザで乾杯だ。

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建材にならなかった県内の木材を使用したサウナ。地域おこし協力隊の若き林業家が制作!

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トイレも中山さんの手作り。野っ原に建っているとは思えない内装だ。ここは客室ですか!?

素敵すぎるバーでグラスを傾け語らう

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生ビール・地酒・ワイン500円、ウイスキー・ラム500〜1,000円などがラインナップ。荷物が持てない徒歩キャンパーには嬉しい。中山さんの著作もそろう。

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このキャンプ場の3か条

1 あるものを最大限活用したサステイナブルな場作り

2 少人数の利用で自然と心地よく過ごせる雰囲気に

3 オーナー自身も楽しみながらキャンプ場を造成&運営する

※構成/須藤ナオミ 撮影/田渕睦深、阪口 克(キャンプ場空撮)

(BE-PAL 2023年3月号より)

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