1月23日、日没後の空に金星、土星、極細の月が集合!! | 天体観測・星 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

天体観測・星

2023.01.22

1月23日、日没後の空に金星、土星、極細の月が集合!!

月齢1.5の細〜い月を見るチャンス

日没後、西から金星、土星、木星、火星が並んで、薄明の空をにぎやかに彩っています。

123日は、金星と土星、そして月齢1.5という、かなり細い月が接近します。双眼鏡の視野に、3つの天体がすっぽり収まるほどの接近です。

1月23日17時過ぎの南西の空。双眼鏡の視野に3天体が収まる!(画像:ステラナビゲータ/アストロアーツ)

南西の空、金星はマイナス4等級と明るく輝いているので、すぐに見つかると思います。金星を見つけたら、そのすぐ西側(右下)に土星を探してください。

そして月は金星の少し南(左にあります。月齢1.5というのは、よほど意識して探さないと見過ごしてしまう細さです。月齢12の月そのものは毎月巡ってくるわけで別に珍しいものではありませんが、これだけ惑星と近い23日は、見つけるいいチャンスになるでしょう。

本当に薄いので、双眼鏡があったほうがベターです。月の弧がどのように見えるか、形や色、楽しみです。三脚を立てればよりよく見えます。また、スマホでの撮影もトライしてみてください。

23日は、金星と土星が双眼鏡はもちろん、望遠鏡でも低倍率のレンズなら視野に収まる近さです。

26日の夕刻は金星、木星、三日月の豪華3点セットも

1月24日17時過ぎの南西の空。1日経つと、月の位置はこれだけ変わる。(画像:ステラナビゲータ/アストロアーツ)

123日の土星との接近の後、金星はマイナス4等級で輝きながら、高度を少しずつ上げていきます。翌24日には、土星とこれだけ離れてしまいますが、まだ双眼鏡の視野に入る近さです。

そして月の動きもよくわかります。26日には、三日月になって木星とランデブーします。月と金星、土星、木星らのめまぐるしい接近と離れ方に注目してみると、西の空が楽しくなります。

1月26日の18時には、月と木星がこんなに近づく。(画像:ステラナビゲータ/アストロアーツ)

これから夏にかけて、次々と惑星が金星に接近していきます。3月にかけて木星が、6月にかけて火星が、ジワジワ、ジリジリ、金星との距離を詰めていきます。32日に金星と木星の大接近、622に金星と火星、さらに三日月が大接近します。

 今年はしばらく惑星と細い月の共演が続きます。ぜひ、西の方角が開けた場所を探しておいてください。

構成/佐藤恵菜

私がガイドしました!
星空案内人
廣瀬匠
星空案内人 天文系ライター。株式会社アストロアーツで天文ニュースの編集などに携わる。天文学の歴史も研究していて、パリ第7大学で古代インドの天文学を 扱った論文で博士号を取得。星のソムリエ®の資格を持つ案内人でもある。アストロアーツより、アストロアーツより、2023年の天文現象の見どころと楽しみ方をまとめた『アストロガイド 星空年鑑2023』が好評発売中。

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