世界遺産×アウトドアで2倍楽しい軽キャンパー旅・イタリア編(ただし泥棒にご用心!) | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

海外の旅

2022.12.31

世界遺産×アウトドアで2倍楽しい軽キャンパー旅・イタリア編(ただし泥棒にご用心!)

軽キャンピングカーで、地球半周中です。稚内からロシアへ渡り、モンゴルで道草してから中央アジアへ。イラン、ヨーロッパを抜けてアフリカに上陸。西アフリカのプチ地獄旅を乗り越えて、南アフリカの喜望峰にゴールイン。現在は、日本に向かって爆走中!

アウトドア×世界遺産

軽自動車で、稚内から南アフリカへ行ったフーフです。

コロナ禍に巻き込まれてモロッコに引きこもっていましたが、2年と9か月ぶりにドライブを再開。フェリーに乗ってイタリアに上陸しました。

イタリアは初めて訪れました。

筆者はこれまで40か国以上のキャンプ場を訪ねていますが、イタリアほど有名観光地とセットになったところはないかもしれません。

アウトドア×世界遺産で、2倍楽しめます。

あいにくの円安ですが、スーパーマーケットへ行けば、一本2ユーロからワインも楽しめます。

歩いて行こう、ピサの斜塔

世界的に有名なピサの斜塔のキャンプ場は、ピサ市の町外れにあります。

一刻も早く塔を見てみたいとワクワクしていたところ、キャンプ場から中心街の方を見ると、もうすでに塔の頭が見えていました。

大聖堂のキューポラからひょこんっと斜めに顔を出しているのでわかるのです。

そのキューポラに向かって10分も歩くと、

近づくほどに、傾きが増して見えます。

ひと目見て、驚きました。

本当に傾いているとは!

という感想を持つほど、一見の価値があります。

子どものころから何度も写真で見てはいましたが、やっぱり現物は迫力があります。重量感を持って迫ってきます。

いますぐにでも倒れるのではないか…、と不安になるくらいのありえない角度ですから、よくもまあ、観光地にしたものです。

塔の中を登ると(入場料20ユーロ)、床が傾いているので船酔いした気分になります。それがまた愉快です。カラダが感じる、珍しい世界遺産です。

キャンプ場:Camping Village Torre Pendente 一泊:32ユーロ(大人ふたり+車一台)/Wi-Fi(無料)/電気(無料)

 花の都フィレンツェは、キャンプ場の専用バスで

1年中、世界中から観光客が訪れるフィレンツェ。

キャンプ場はちょっとしたニュータウンのように大きく、プール、カフェ、レストラン、スーパーマーケットがあります。

世界遺産のある中心街へは、キャンプ場の専用バスで行けます(往復3ユーロ)。

世界遺産の見どころは多く、

  • およそ140年もの歳月をかけた大聖堂「ドゥオモ」
  • 600年以上前の「ジョットの鐘楼」
  • ミケランジェロの作品が飾られているメディチ家の礼拝堂
  • ヴェッキオ橋
  • 街を一望するミケランジェロ広場
  • 宮殿 等々

書き切れないほどあります

とても1日ではまわり切れません。

アイスクリームを食べながら、2、3日かけてゆっくりと歩きまわりたいです。

キャンプ場:hu Firenze camping in town35+6(tax) 一泊:41ユーロ(税金6ユーロ含む/大人ふたり+車一台)/Wi-Fi(無料)/電気(無料)

水の都ベニスは、島だと知ってました?

ベニスのキャンプ場を探していて気づいたのですが、水の都は島なんですね。

みなさん、知ってました?

120もの島が150以上の運河と400もの橋で繋がっている島の集合体なので、一般車両は進入禁止のようです(場所によっては駐車場があります)。

キャンプ場はありませんでした。

本土のキャンプ場に泊まり、すぐ近くのバス停からバスに乗れば、乗り換えすることなくベニスに渡れます。

島には車もバイクも走っていないので(そういえば自転車も見ませんでした)、のんびり散策できます。

どこを歩いても、曲がりくねった路地と水路と橋と小舟、古い建物と石畳。

ゴンドラ(小船)は80ユーロ(30分/ふたり)

老後は、こういう車やバイクに急かされることなく散歩できるところがいいなあ…。なんてことを思いながら歩いていたのですが、水路が多いので酔っ払うと落っこちて危険かも。

なんにしろ、どこもかしこも映画の舞台のようにインスタ映えしているので、カメラをしまう暇がありません。

スマホで撮影する方は、充電をお忘れなく!

キャンプ場:Venezia Camping Village 一泊:26ユーロ(大人ふたり+車一台)/Wi-Fi(無料)/電気(無料)

イタリアを味わうグルメなキャンプ場

イタリアでは、アグリツーリズモなるものが流行っています。

アグリツーリズモとは、アグリクルトゥーラ(農業)とツーリズモ(観光)を合わせた言葉で、その土地の食べ物を楽しむことができます。

ルッカという世界遺産の街で、葡萄農家が経営するアグリツーリズモ・キャンプ場に泊まりました。

ウェルカムドリンクは自家製のワインです。

筆者にはワインを語る舌はありませんが、土の匂いとともに味わうワインに間違いはありません!

「日本からこんな小さな車で来たのか?」

「たいしたもんだ、これを食ってみろ」

とファッロと呼ばれるものをいただきました。

ファッロは、9000年前から栽培されている殻付きの古代小麦です。もちろんキャンプ場で採れたもので、化学肥料や農薬を使わずに栽培できるそうです。また、アレルギーの症状が出にくいと言われています。

せっかくですから調理方法をネットで調べて、そのファッロを使ったルッカの名物料理「ズッパディファロ」に挑戦しました。

豚バラ肉の塩漬け「パンチェッタ」とトマトのスープです。

素人の日本人が作ったとはいえ、爽やかで美味い!

イタリアの美味しさはピザとパスタだけではないんですね。

このズッパディファロは、日本でも流行ると思います!

キャンプ場:Agriturismo Ai Linchi 一泊:30ユーロ(大人ふたり+車一台)/Wi-Fi(無料)/電気(無料)

世界遺産のボローニャで、泥棒に

ボロネーゼの発祥地、ボローニャにも世界遺産があります。

キャンプ場のなかにバス停があり、気軽に中心街へ行けます。

ボロネーゼ発祥の地と聞けば、筆者の得意料理もボロネーゼですから、ぜひ勝負をしたい。ということで、知らない地元民はいないという老舗の超有名店へ。

たっぷりと一時間も並んで食べた本場のボロネーゼは、

「これはボロネーゼではない!」

と言いたくなるほどの肉肉しい肉料理でした。

今までボクが作っていたボロネーゼは、まったくの偽物だったわけです。

この味を忘れないようにしなくては!

と、その味をまだ口に残していたころ、ファストフードの駐車場で事件に遭いました。

車上荒らしに、車の窓ガラスを破られました。

イタリアは泥棒が多いと聞いていたので警戒していたのですが、まさか日曜日の夕方6時過ぎ、混雑したお店の入り口の前でやられるとは!

車のなかはぐちゃぐちゃです。

かなり車内をかきまわしたようですが、ナニも盗まれていませんでした。

わが家の家財道具一式があったというのに。

失礼な泥棒です。

ちなみにイタリアでは、泥棒に遭っても警察は来てくれません。

被害者が出頭します。

キャンプ場:Agriturismo Ai Linchi 一泊:30ユーロ(大人ふたり+車一台)/Wi-Fi(無料)/電気(無料)

翌朝、車のガラス屋さんを訪ねました。

「そんな車の窓ガラスなんてヨーロッパでは売ってないよ。代わりにプラスティックの板を貼っといてやるよ」

無料で塞いでくれました。

これで雨風は凌げますが、車中泊は寒いです。

ちなみに、ボクの寝袋は夏用です。

 スクーターのベスパを生んだお国柄か、スクーターに乗っている人も多いです。

海外線の起伏のある道は、意外に通行量は多くなく、気持ちのいいドライブができます。

バイクを借りて、キャンプ場&世界遺産まわりもいいですね。

くれぐれも泥棒に注意してください!

私が書きました!
フリーランスデザイナー ワーキングトラベラー
石澤義裕・祐子
住みやすい国をリサーチしようという話から2005年から世界一周をスタート。アメリカ、カナダなどをスクーターで旅行し、オーストラリアをキャンピングカーで回ったのをきっかけに2015年の夏から軽キャンピングカーで旅を始めた。

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