3年ぶりの開催で大人も子どもも満喫!「チャムスキャンプ2022」 | イベント 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2022.06.28

    3年ぶりの開催で大人も子どもも満喫!「チャムスキャンプ2022」

    アウトドアブランド「チャムス(CHUMS)」が主催するファンイベント「チャムスキャンプ2022」が、2022年6月11日に開催された。コロナ禍により、この人気イベントがオフラインで開催されるのは実に3年ぶり。抽選で幸運を引き当てた約400名が、今年の早い梅雨入りで不安定な天候をものともせず、チャムスのブランドスピリットを楽しみ尽くした。その記録を紹介していこう。

    遊ぶ、動く、食べる、つくる。コンテンツ盛りだくさんの「チャムスキャンプ2022」

    「チャムスキャンプ2022」の会場となったのは、人気キャンプ場・ライジングフィールド軽井沢。受付となるセンターハウスもデコレーションが施され、ワクワク感が高まる。

    受付を済ませゲートをくぐると、ブースやテージがある広場「ブービービレッジ」には、すでに数多くのファミリーが来場しているようだ。

    「ブービービレッジ」で繰り広げられた多彩なコンテンツを前に、子ども連れファミリー、友人同士、ペット連れなど、さまざまなグループが思い思いに楽しんでいる。その内容を紹介していく。

    チャムスの味でつくるホットドック

    「チャムスキッチンスタジオ」のブースでは、ワークショップが行われた。「ゼロからつくるホットドック」という題名通り、ホットドックのパン生地も粉から、挟むソーセージも肉から作るという本格的なもの。

    チャック付きビニール袋を使って生地をこね、チャムスのホットサンドウィッチクッカーを使ってパンを直火で焼く。

    その間に肉にチャムスのオリジナルスパイスを混ぜ、ラップを使って成型し、これも直火で焼いていく。両方が焼きあがったら、好きな具材と挟んで完成だ。

    どの行程でも表参道のチャムスキッチンの田村シェフを始め、スタッフが1卓ずつ見て回りながらきめ細かにアドバイスしてくれるため、どのテーブルも楽しみながらホットドックを完成させていた。


    ホットドックづくりで使われたチャムス謹製の調味料が、チャムスオリジナルスパイス2種(マイルド/ホット)。

    BBQや焼肉、チャーハン、炒め物などの料理に深みを与えてくれる。いずれも自然由来のみの材料を使用しているため、食の安全性にこだわりたい家庭でも安心して使える人気商品だ。

    田村シェフ渾身のブリトーが楽しめるキッチンカー

    キッチンカーで人気だったのは、田村シェフが考案したブリトーやポテト。

    「豚肩ロースをチャムスのドライラブでマリネし、それを手で割いてプルドポークのように調理し、自家製のBBQソースで味付けをしました。

    その他にもめちゃくちゃ色々なものが入っていて、サルサソース、サワークリームソース、アボカド、レタス、パプリカ、紫キャベツ、ブラックビーンズ、チェダーチーズ、あと米が入っているんです。トマトとチキンで炊いた米ですね。

    社長が食にこだわりがあるので、何度も何度も試作して、いろんな味の組み合わせが面白くなるようにしました。割と本場に近いようなブリトーになったと思います」(田村さん)

    ブリトー1つで、まるでパフェを食べているようにあちこちで違う味、食感が飛び出し、満足度が高いメニューとなっていた。

    「ポテトは牛脂とサラダ油をブレンドして、コクのある仕上がりにしました。今、本当にポテトが手に入りにくいので、取引先の全業者に電話して、イベントのためにかき集めるのが本当に大変でした」(田村さん)

    キッチンカーの横には、長野県発のクラフトビールである、オラホビールが出展。このイベントでしか飲めないビールで来場者を潤していた。

    当てられるかな?「ブービーマーケット」

    テントの下でにぎわっていたのは、的を狙う5種類のゲームが用意された「ブービーマーケット」。当たった的の点数を合計し、その合計点数により景品と交換できる仕組みだ。

    景品として並んでいたのは、チャムスの豪華製品たち。特賞は、なんと約3万円相当のチャムスの54Lスチールクーラーボックスで、開始1時間ですでに2つ持ち帰られていた。家族やグループで挑戦して、大人も子どもも協力して一喜一憂する姿が印象的だった。

    ボルダリング体験ができる「クライミングトラック」

    絶え間なく子供たちが集っていたのが、NPO法人モンキーマジックによるクライミングトラックだ。

    モンキーマジックは、クライミングなどのアウトドアスポーツの素晴らしさを視覚障がい者などに伝えていくだけでなく、当事者である視覚障がい者は晴眼者が一緒にスクールやイベントに参加する機会をつくり、視覚障がい者や弱視者へのさらなる理解深耕に寄与する目的で活動する団体。チャムスキャンプへの参加は、4~5年前から行なっている。

    会場にはモンキーマジックの代表であり、視覚障がいのある現役パラアスリートとして世界大会4連覇中の小林幸一郎さんの姿もあった。

    小林さんに、イベント参加の感想を伺った。

    「モンキーマジックでは2012年からグッズ販売などを通じて、活動の支援をいただいているが、イベントはリアルな場所でファンの方に活動を見ていただける貴重な機会です。

    でもイベントで毎回残念に思っているのが、クライミングトラックは大人も子どもも楽しめるものを設置しているにも関わらず、ご家族連れでいらしても、大人は遠慮して“行ってきなさい”と子どもにばかり登らせているところです。

    大人の世代はみな遠慮しますが、大人だってスポーツをもっと楽しむべき。親御さんがチャレンジする姿や夢中になる姿を見せたり、もっと家族みんなで挑戦して、楽しくて、くやしくて、じゃあ次はどうしようって真剣に取り組む気持ちを共有してほしいんですよね」と小林さん。

    確かに大人が登っているのはごくまれで、登る子どもを見守る親御さんの姿が目立っていたのは事実。大人も子どもも入り混じって、同じチャレンジを共有することで生まれるコミュニケーションという視点を、筆者も持てていなかったことに気づかされた。

    火起こしの基本を学べる「ネイチャーワークショップ」

    キャンプと切っても切り離せないのが「火」の扱いである。ここでは、火を起こす着火のやり方や、木の組み方を教えてもらい実践。自分で火を初めて着ける子どもや、手慣れた大人など、あちこちで火を囲んでワイワイと盛り上がっていた。

    単純なようで難しい!「チャムリンピック」

    「チャムリンピック」のコーナーでは、竹を使って小さなボールを運ぶタイムアタックレースや、飛ばした風船をキャッチするゲームなど、体を動かすゲームが用意されていた。

    どれもルールはシンプルだが、意外な難しさがあったりして、こちらではまさに老若男女関係なく、真剣にゲームに没頭する姿が見られた。

    ものづくり体験ができる「ワークショップ」

    ワークショップコーナーで行われたいたのは、3つの取り組みだ。

    アサヒ飲料のテントでは、チャムスとコラボレーションした特別な麦茶や十六茶がサンプリングされたほか、そのお茶が入っていた段ボールを利用して、タペストリーをつくるワークショップを開催。子どもたちが想像力を働かせ、さまざまな飾りをつくっていた。

    チャムスのワークショップで体験できたのは、コーヒーの焙煎ワークショップだ。好みのコーヒー豆を購入し、それをその場で焙煎して持ち帰ることができる。

    さらに、シェラカップにパラコードのグリップカバーを施すワークショップも。

    今年も魅力的なグッズがずらり揃う「オフィシャルショップ」

    このイベント限定のグッズや、チャムスの商品がずらりと並んだ光景は、まさにフェス。早速、イベントTシャツを購入している人たちもあちこちに。

    音楽や大道芸で飽きさせないステージ

    動き疲れたら、ビールやドリンク片手にステージ鑑賞も。

    歌や演奏、踊るマリオネットで楽しませるジャグバンド、ザ・ワースレスが登場。飽きさせないパフォーマンスに、大人も子どもも釘付けだ。

    次のステージパフォーマンスは大道芸人が登場。

    観覧している子どもも巻き込んだパフォーマンスや、ハラハラするような危険なパフォーマンスなど、見ごたえ抜群の内容に、みんな食い入るように眺めていた。

    夕方から一気に雨に…BBQ配布ににっこり

    この日は午後から雨の予報が出されていたが、夕刻までは降らずにフィールドで大いに楽しむことができたが、遅れた雨がついにやってきた。

    そのころには、参加者は自分のテントサイトにて、雨ならではの過ごし方をしていた。しばらくすると、お待ちかねのチャムスBBQの配布準備が整った。

    雨の中を雨合羽で、傘で、皿持参で、次々と受け取りにくる参加者たち。BBQのメニューも、チャムスの土屋社長自ら考案し、腕を奮ったものだ。

    チャムス謹製BBQソースで味付けしたスペアリブ、同じくチャムス謹製スパイスでアクセントをつけたバターチキン、マイルドスパイスをきかせたジャガイモが添えられている。

    あいにくの雨で実施できなかったプログラムもあったが、参加者がみな思い思いのペースで、好きなものを選んで楽しく過ごせる仕掛けがあちこちにあり、どなたも、この特別な空間を満喫している雰囲気だったのが印象的だった。

    取材・文/安念美和子(nenko)

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