プライベート感満載のツリーハウスで過ごす休日。東京・檜原村でプチ女子旅!

2020.09.10PR

私が旅しました!
アウトドアエディター/ライター
中山夏美
BE-PAL編集部所属の編集者。本誌ではアウトドアカルチャーページやキャンプ場情報を担当することが多い。プライベートではキャンプ、山登りをメインにアウトドアを楽しむ。夏フェス出没率も高め。
女子4人の旅は、意見をまとめるだけでも大変だ。それぞれのやりたいことが多すぎて行き先を考えるだけでもなかなかまとまらない。数ある“譲れないものリスト”の中で、4人の意見がマッチしたのが「自然を感じられる場所」と「プライベート感があること」だった。

週末の休みを利用してサクッと行くとしたら、できるだけ近くて女子の運転でも行きやすいところがいい。そこで見つけたのが東京都多摩地域で唯一の村・檜原村だ。

東京都心から車で約2時間で行ける檜原村は、約9割が林野で山麓に囲まれている。緑いっぱいの景色の中にいると、マイナスイオンをたっぷりと含んだ心地よい風が吹いていた。都会のイメージとは違い自然にあふれている場所だ。

低山ハイクを楽しめる山もあり、三頭山(みとうさん)や御前山(ごぜんやま)、大岳山など日帰り登山をする人から大人気。それ以外にも気軽に歩きたい人向けに浅間尾根ハイキングコース、笹尾根ハイキングコースなどもある。さらには釣り場やバーベキュー広場、キャンプ場も充実していて、まさにアウトドアの宝庫なのだ。

まずは檜原村の玄関口で「森のパン」を頬張る

最初に訪れたのは、檜原村の玄関口にあるパン屋「森の風°」。平成5年にオープンしたこちらのお店のパンは、添加物や防腐剤は使わずに作られていて、自然な甘みが味わえるのが特徴だ。朝8時30分から営業していることもあって、朝食を買いに訪れる地元の人も多いそう。

どれもおいしそうで、気づいたらパンを入れるカゴがいっぱいに!

おすすめは、檜原村名産のジャガイモがふんだんに入ったカレーパン(中央上)168円、煮りんごパン(右上)137円、ユズ入りマドレーヌ(左上)1個で90円、マイタケ入りピザパン(下)294円。

カレーパンは、檜原村の特産のジャガイモがたっぷり入っていてホクホク感がたまらない! ピザパンに入っているマイタケも檜原きのこセンターで作られているもので、とっても濃厚。もちろんユズも檜原村産! どれも素材の味がいきていて、パクパクいけちゃう。朝食を食べていなかった私達は、大量のパンをニコニコで頬張った。

森の風°(もりのぷう)

【住所】東京都西多摩郡檜原村下元郷18
【電話番号】042-598-1685
【営業時間】8:30〜18:30(パンがなくなり次第終了、水、木定休、2020年9月末までは日曜も休み)

アドベンチャー体験ができる神の通り道

大量のパンを食べた私達はランチをおいしく食べるためにも、歩こう! ということに。それでやってきたのが「神戸岩(かのといわ)」だ。
神戸岩は、昭和35年に東京都の天然記念物に指定された高さ約100mの絶壁。岩質はジュラ紀の硬質なチャート層で形成されている。神戸岩という名前の由来は、川下から見ると岩の扉が開きかけているように見え、さらにその隙間の延長線上に大嶽神社(おおだけじんじゃ)があるため、岩が神域への入り口ではないかと見立てられたことから、「神域の戸岩」が「神戸岩」になったという説が有力だそうだ。

この神戸岩、ただ絶壁を眺めるだけではない。もともと1枚だった岩が2つに割れ、その間が渓谷になっていて、そこを歩くことができる。しかもハシゴあり、鎖ありのアドベンチャー体験ができるのだ!

人が1人歩くのがやっとの狭い道を鎖を頼りに歩いていく。

足場も狭く、岩肌が濡れていて滑りそうになるのを必死で耐えながら一歩一歩進んでいく。自然と鎖を掴む手にも力が入る。スリリングな場所ではあるが、勢いよく流れる川の音を聞いたり、そこからあふれてくるマイナスイオンを浴びるのは、とっても気持ちいい! 

夏でもとっても涼しい〜

20分ほど歩くと、岩を後ろから見られる場所へたどり着く。ここまでは、トンネルを通っていくこともできるので、スリリングな体験に不安がある人は、そちらから行くのもアリだ。

橋の先にあるトンネルを通って、神戸岩の後手に行くことも可能だ。

神戸岩

【住所】東京都西多摩郡檜原村神戸
【アクセス】車の場合は中央道 八王子IC第二出口下車 約50分。電車の場合はJR五日市線 武蔵五日市駅下車し、「藤倉」行きバスで「神戸岩入口」下車。そこから徒歩約20分。

駐車場完備(7台程度)。トイレもある。そこから神戸岩を眺められる場所までは、徒歩3分ほど。神戸岩の後ろ側まで行く場合には、渓谷を歩くか、トンネルを越える。

 

日本の滝百選に入るダイナミックな名瀑

続いてやってきたのは、檜原村を代表する名瀑「払沢(ほっさわ)の滝」。東京都で唯一、日本の滝百選にも選ばれており、その落差は4段で約60mもある。

払沢の滝までの道は、整備されていて歩きやすい。

駐車場から払沢の滝までは、歩いて約15分。ゆるやかな傾斜の遊歩道になっていて、ハイキング気分で歩けるのもいい。途中には、村の陶芸作家の作品を展示するギャラリー喫茶や、昔の郵便局の建物を利用した土産物店があり、観光も楽しめる。

滝が近づいてくるにつれ、一気に体感温度が下がったのを感じた。さらに滝の近くまでいくと隣の人の声が聞こえないほど勢いよく滝が流れていて、そこに風が巻き起こり、エアコンがきいた部屋にいるような涼しさが感じられる。あまりにも気持ちよすぎて、しばしそこを離れられない! 

ちなみに最下段(落差約26m)の落ち込みにある深い淵には、古くから大蛇が住むと伝えられている。なんとも神秘的な場所だ。

遊歩道にはウッドチップが敷き詰められていて、ふかふかして歩きやすい。

払沢の滝

【住所】東京都檜原村5545-2
【アクセス】車の場合は中央道 八王子IC第二出口下車 約40分。電車の場合はJR五日市線 武蔵五日市駅下車し、「払沢の滝入口」行きバスで「払沢の滝入口」下車。
滝の入り口には駐車場(25台程度)、トイレがある。ハイシーズンには混雑する可能性あり。

濃厚大豆のあっさり豆腐ソフトクリームで休憩

払沢の滝に行ったならば、必ず立ち寄りたいのが「檜原とうふ ちとせ屋」だ。神戸岩と払沢の滝までの往復ですっかりお腹を減らした私達が真っ先に頼んだのは、ソフトクリームと豆腐ドーナツ!

ひと口食べると、ほんのり甘く、そのあとに濃厚な大豆の味が広がる。あっさりでおいしい。 350円。

豆腐ドーナツは、その場で揚げたてを提供してくれる。サクッとふわふわで何個でもいけちゃう!110円。

国産の大豆を使用した昔ながらの豆腐屋で、創業して25年。檜原村の源流を使っているのがおいしさの秘訣だとか。

もちろん豆腐もおいしい〜。塩で食べると旨味をより感じられる。 厚あげ250円。おぼろ豆腐259円。

檜原とうふ ちとせ屋

【住所】東京都西多摩郡檜原村本宿5557
【電話番号】042-598-0056
【営業時間】9:30〜17:00(火曜定休。祝日の場合は翌日)

モチモチ生地がたまらない天然酵母のピザでランチ

ソフトクリームとドーナツでは到底お腹が満たされない私達が選んだランチのお店は、自家製天然酵母のパン屋「たなごころ」。こちらでは今年から、薪窯で焼くピザの提供を開始! マルゲリータと自家製有機野菜とサラミなどをトッピングした「たなごころミックス」の2種類が食べられるのだ。

左のマルゲリータは1,300円で右がたなごころミックス1,500円。

檜原村では酒まんじゅうを作る風習があり、それをオーナーである井上佳洋さんの奥さんが酒種酵母に変換。牛乳とタマゴを使わないパン生地を完成させた。モチモチの生地は、トマトソースや野菜との相性もよく、1人で1枚ペロリといけちゃうおいしさだ。

テラス席の目の前は南秋川が流れている。目の前の山は、地元住民がサクラやモミジを植えて整備中だ。

同じ酵母で作られたパンも販売している。

たなごころ

【住所】東京都西多摩郡檜原村人里2100−1
【電話番号】042-598-6307
【営業時間】11:00〜18:00(月、火曜定休)
https://www.tanagokoro.biz/

木のぬくもりが感じられるツリーハウスに宿泊

たなごころの隣にあるのが2020年7月に新しくオープンしたツリーハウス「ちゃめハウス」。ここが今日の私達の宿泊地だ。1日1組限定で、宿泊人数は最大で5名(2段ベッド以外に布団がある)。なんと愛犬(小型、中型犬限定)も一緒に宿泊ができる。

ツリーハウスの木は、地元のスギ、ヒノキ、サワラが使われている。部屋に入ると木のいい香りが漂い、窓から見えるのは大自然のみ。森に包まれているような気持ちになれる。宿泊者は私達しかいないから、この景色を独占できるという贅沢感もいい。

部屋の中にはシャワーと洗面所もある。シャンプーやドライヤーも完備。

ウォシュレット付きのトイレもある。

開放感のあるデッキ。

食事は1階にあるデッキでバーベキューが楽しめる。プロも使っているというハースグリラーのコンロがあるほか、冷蔵庫、炊飯器、オーブントースター、電子レンジも完備。食器やカトラリー、包丁などもあるので、食材さえ買ってくれば、それ以外の準備は必要ない。

外からデッキ内は見えないので、開放感があるのに完全にプライベートな空間なのがうれしい。この日は気温もかなり上がった日だったが、南秋川から心地いい風が吹き込んできて、少し涼しいぐらい。「もう都心に戻りたくないよー!」と言い合いながら、ビール片手にデッキでくつろぐ。

肉を焼いて、サルサソースを作って、バーベキューパーティーの開始!

ハンモックのレンタルができる。この景色を独占できるなんて!

デッキには五右衛門風呂が。開放感がありすぎて、少しドキドキするが、気持ちよさはバツグン!

聞こえてくるのは、川の流れと木の葉が擦れる音ぐらい。これだけプライベートな空間が守られているから、ついついはしゃぎがちな私達も安心して楽しめる。もちろんお子さんがいるファミリーも、周りを気にすることなく自由に過ごせるのがいい。

日が暮れてくるとさらに静けさは深まり、自分たちしかこの場所にいないことをより感じる。デッキの前にあるケヤキがライトアップされて、ぼんやり私達を照らしている。いつもなら話がつきない私達なのに、フッとその余韻に浸りながら何をするでもなく各々の時間を過ごした。

ダイナミックな南秋川が眼下に流れる。

ちゃめハウス

【住所】東京都西多摩郡檜原村人里2100−1
【電話番号】042-598-6307
■料金(最大5名)50,000円(愛犬と一緒の場合52,000円)
https://www.chamehouse.com/

都内とは思えない大自然に感動しっぱなしの私達は、その場を離れがたくて遅くまでデッキで過ごした。部屋に戻ると木の香りが私達を包み、また心が浄化されていく。どんなラグジュアリーホテルにもかなわない癒やしの空間がここにはあった。

撮影/高橋郁子

~NATURE TOKYO EXPERIENCEとは~

豊かな山々に囲まれた多摩、青空と海が広がる島々。日本の中心都市の顔とはちがった、“東京の自然”という今までにない魅力を感じることができる多摩・島しょエリアに着目し、体験型・交流型の新たなツーリズムを開発する事業を応援するプロジェクト。https://www.naturetokyoexperience.com/

協力/公益財団法人東京観光財団

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