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    2017.01.28

    【PORTLAND取材こぼれネタ #4】かつての林道を利用した ハイカーに人気のトレイル

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    ポートランドは、かつて林業で賑わった街だ。1851年に市となった時には、すでに数多くの製材工場が存在していたという。その名残はいまもいたる所に残っていて、街中に巨大な木こりの像がデーンと鎮座していたりするし、郊外には木こりをテーマにしたレストランもある。ポートランドのプロサッカーチームの名前は「ティンバーズ」だし、「ランバージャックス」という名前のラクロスチームもある。「ティンバーズ」がホームゲームでゴールを決めると、丸太をチェーンソーで切るなんてパフォーマンスもあるらしい。

    そんな林業が盛んな土地だったから、広範囲にわたって林業のための道、日本で言うところの林道がある。林業の低迷とともに、使われなくなってきたそれら林道を積極的にトレイルにして、一般に開放している。

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    今回、ポートランド発のアウトドア雑誌『STAY WILD』編集長のジャスティンが連れて行ってくれたトレイルも元々は林業で使われていた道だ。「STEAM DONKEY TRAIL」という名前で、直訳すると「蒸気で動くロバ」。名前の由来は、このエリアで1900年代の初期まで林業で使っていた機械のこと。木にワイヤーを張り巡らせて、それを蒸気エンジンで巻き取って、麓まで下ろしていたという。

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    そんな場所もいまでは、すっかり緑が生い茂る森に帰っているから、ハイカーやキノコ採りの人たちに人気の場所になっている。いまだに古い林業用の機械が放置されていたりして、それを発見するのも楽しいのだと、ジャスティンが教えてくれる。ポートランドには、こうしたトレイルが多くあって、かつて木材を運ぶために作られたトロッコ道などは、マウンテンバイク愛好家にも人気なんだとか。

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