トレッキングポールの選び方と厳選6つ。形状・素材・ロック方式に注目 | BE-PAL

トレッキングポールの選び方と厳選6つ。形状・素材・ロック方式に注目

2021.09.13

トレッキングポールは、登山やハイキングの際に使用するグッズです。1本は持っておきたいアイテムですが、種類が多く、どれを選べば良いか分からない人もいるのではないでしょうか?トレッキングポールの選び方や、厳選した6種のおすすめ商品を紹介します。

トレッキングポールとは

(出典) photo-ac.com

『トレッキングポール』は、多くの登山愛好家が利用している杖のようなアイテムで、『ストック』と呼ばれることもあるアイテムです。

登山やハイキングでどのように役立つのでしょうか?トレッキングポールの機能を紹介します。 

転倒防止や負担軽減に役立つアイテム

トレッキングポールを使うメリットには、以下の三つの点が挙げられます。

一つ目は、足場が不安定な山道や、滑りやすい傾斜でもバランスが取りやすくなることです。両手に持って支えにしながら歩くため、足だけに頼らずにバランスを保てることで転倒防止につながります。

二つ目は、歩きやすくなることです。腕の力を利用して歩けるため、前に進む力が増すだけでなく、足腰への負担が軽減され、疲れにくくなります。特に、上り坂や平地では大きなメリットといえるでしょう。

三つ目は、下山のときに膝への負担を軽減してくれることです。山を下る際は、膝に大きな負担がかかります。トレッキングポールは膝へのダイレクトな衝撃を分散してくれる効果も発揮します。

安全に登山やハイキングを楽しむためにも、初心者・上級者問わず持っておきたいアイテムといえるでしょう。

グリップの形状

(出典) photo-ac.com

トレッキングポールは、グリップの形状により『I型』と『T型』の2種類に分けられます。適切な形状を選ぶことが、疲労の軽減やけがの防止につながります。

それぞれに適した使用シーンがあるので、詳しく見ていきましょう。  

バランスが取りやすい「I型」

『I型』のグリップは、スキーストックのようにまっすぐな形状が特徴で、基本的に2本1組で使用します。

現在主流となっているタイプで、起伏のある山道を歩く本格的な登山におすすめです。登りの際は軸を手で包むように握り、下りの際はグリップの上側を手で覆うように握ります。

2本で体を支えられるため、起伏が激しい山道でもバランスが保ちやすくなります。前に進む力もサポートしてくれるので、特に登りで活躍するでしょう。

握りやすく、地面を刺しやすいため、リズム良く歩けるようになるのもメリットです。

ただし、最初は腕に余計な力が入ってしまい、すぐに腕が疲れてしまうことがあります。山を登る前に平地で練習すると良いでしょう。  

起伏が少ない道には「T型」

アルファベットのTの形をしたT型のグリップは、1本で使用します。起伏が少ない山道をのんびり歩く、ハイキングに向いています。

グリップの上側を握るため、体重を乗せやすいのが特徴です。体重や荷物の重さを受け止めてくれるので、山を下る際もしっかりバランスが取れるでしょう。

手にフィットしやすい形状のため、軽い力でも握れる点もポイントです。片手が空くので、スマホやカメラでの写真撮影がしやすく、景色を楽しみながらハイキングができるでしょう。

シャフトのロック方式

(出典) photo-ac.com

トレッキングポールは、シャフトの長さを調節できる商品が多く販売されています。

けがをしないためにも、長さを調節した後はしっかりロックすることが大切です。ロック方法には3種類あるため、それぞれ特徴を見ていきましょう。 

レバータイプ

レバーを上げてロックを解除し、シャフトを適切な長さにしたらレバーを下ろしてロックします。ワンタッチで長さの調節が可能で、グローブを付けたまま操作できる手軽さも特徴です。

登山中は疲労がたまるため、むずかしいロック方式ではうまくロックがかけられず、けがにつながるケースもあります。ワンタッチでロックができるレバータイプはその危険を軽減してくれます。

力に自信がない人や、頻繁に長さを変える必要がある本格的な登山をする人におすすめです。  

スクリュータイプ

昔からあるタイプで、シャフトを回して長さ調節とロックをします。シンプルな構造のため強度が高く、リーズナブルな商品が多いのも特徴です。

ただし、締めたり緩めたりするのに力が必要なので、登山で体力を消耗しているときには負担になる可能性があります。

また、シャフトを固定する際は、適切な力で行うよう注意しましょう。力を入れすぎてしまうと、ジョイント部分が壊れてしまうことがあります。

強度の高さや価格の安さを重視する人におすすめです。

ピンロックタイプ

シャフトを引っ張り、シャフトに付いた穴やジョイント部分にストッパーを掛けてロックします。軽量かつコンパクトにできる商品が多く、持ち運びしやすいのが特徴です。

収納する際もストッパーを押すだけなので簡単で、収納や持ち運びの便利さを重視する人におすすめのタイプといえます。

ただし、軽い分ほかのロック方式に比べ強度が低く、起伏の激しい山道や長時間の登山には不向きです。長さ調節ができない商品もあるので、購入前に確認しましょう。

素材と収納方法もチェック

(出典) photo-ac.com

商品によって素材や収納方法にも違いがあります。素材は『アルミ』『カーボン』の2種類、収納方法も『折りたたみ』と『テレスコーピング』の2種類です。

使いやすさにもつながるので、素材や収納方法による違いを確認しておきましょう。  

素材は「アルミ」と「カーボン」

『アルミ』は多くの商品に使われており、軽くて折れにくいのが特徴です。曲がりやすい面もありますが、曲がってしまっても部分的に修復することができます。価格が安く、商品の種類も多いため、初心者におすすめです。

『カーボン』は、軽量で強度が高く、衝撃をしなやかに和らげます。アルミよりも軽いため、腕や体の疲れを軽減したい人におすすめです。

ただし、一点への衝撃には弱く、折れてしまうこともあります。アルミに比べると価格が高めに設定されているので、予算と照らし合わせながら検討しましょう。

収納は「折りたたみ」と「テレスコーピング」

トレッキングポールは短くして収納することが可能です。トレッキングポールの節の部分を折りたたんで、コンパクトにするのが『折りたたみ式』です。小さくまとまるため、バックパックに収納できます。

『テレスコーピング式』は、太さが異なるシャフトを望遠鏡の筒のように収納します。強度があり長さの調節が簡単に行えますが、収納時のサイズは折りたたみ式より大きめです。

価格は折りたたみ式の方がやや高価な傾向があります。予算に余裕がある場合やバックパックの中に収納したい場合は折りたたみ式、強度を重視する場合はテレスコーピング式が良いでしょう。

I型のおすすめトレッキングポール

(出典) photo-ac.com

グリップの形状がI型のトレッキングポールのおすすめ商品を紹介します。

握りやすいグリップや衝撃の吸収など、いろいろな特徴を持った商品があるので、参考にしてみてください。  

シナノ「Fast-130 カーボンW」

グリップの握りやすさが特徴の商品です。手に優しくフィットする卵型形状のグリップで、手のひらに当たる部分には、グリップ力を強力にする加工が施されています。

グリップの大きさも日本人の手に合わせて作られているため、無理なく握ることができます。グリップの下部には等間隔でスリットが入れられており、握り替え時も滑りにくい仕様です。

また、重心を手元に近づけることで、快適な振り心地を実現しています。

105~130cmで長さ調節が可能で、収納時は60cmまで短くなります。シャフトロックはレバータイプなので、力のない人や女性でも簡単に調節できます。腕が疲れにくく、快適に登山を楽しめるでしょう。 

ブラックダイヤモンド「トレイルプロショック」

トレイルプロショックは、衝撃の吸収に優れています。独自のショック吸収機構、コントロールショックテクノロジーをグリップに内蔵し、4段階で衝撃を吸収します。

幅が広いストラップも特徴的です。ハーネスの製法を取り入れて作られており、手をしっかり固定し、操作性を高めます。

シャフトロックはレバータイプなので、長さ調節も簡単です。105~140cmで調整でき、収納時は68cmになります。レバーを開きポールを地面に押し当てると下段のシャフトが収納されます。登山で疲労がたまっても、片手で素早く収納できるでしょう。

衝撃の吸収や操作性に優れた商品なので、起伏の激しい山道を登る人におすすめです。

  • 商品名:ブラックダイヤモンド トレイルプロショック
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レキ「マイクロバリオカーボン」

コンパクトさを重視した、持ち運びしやすい商品です。3段折りたたみ式で、使用時は110~130cmで調節できます。収納時は40cmまで短くまとまります。

バックパックの中に入れられるので、公共交通機関を使って移動する際や、山頂まで登り切って収納する際に便利です。

素材は100%カーボンで、グリップ内部を空洞化しており、強度を保ちながらも軽量化されています。シャフトロックはレバータイプのため、グローブを着けたままでもすぐに長さの調節ができるでしょう。

グリップの形状にもこだわっています。横からも上からも握れる形状をしており、登りや下りで握り方を変えられます。より安全に登山を楽しめるでしょう。

コンパクトにまとまる商品が欲しい人におすすめです。

  • 商品名:レキ マイクロバリオカーボン
  • 楽天:商品ページ

T型のおすすめトレッキングポール

(出典) photo-ac.com

ハイキングにおすすめな、T型のトレッキングポールを紹介します。カメラを付けられる商品や、衝撃の吸収に優れた商品などがあるので、参考にしてみてください。  

キザキ「T型カメラ一脚対応カーボン KTE-1005C」

KTE-1005Cは、グリップがネジ式のため取り外しでき、カメラやビデオカメラを付けて一脚として利用できます。写真や動画を撮るときの上下の手ぶれを防いでくれ、自撮り棒としても活躍するでしょう。

素材は100%カーボンのため、軽さと強度の高さを両立しています。さらに、シャフトの中にスプリングを内蔵しており、振動や衝撃を吸収します。

手首の負担が軽減され、長時間のハイキングでも手の疲れを感じにくくなるでしょう。95~120cmで長さ調節が可能で、収納時は62cmになります。

ハイキングの道中で、ブレのないきれいな写真や動画を残したい人におすすめです。

  • 商品名:キザキ T型カメラ一脚対応カーボン KTE-1005C
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シナノ「3YS-HSS 2W」

衝撃吸収に優れた商品です。下のシャフトに衝撃吸収システムを内蔵し、ポールを地面に刺したときの衝撃を吸収します。

さらに、地面からポールを離すときの衝撃も吸収することで、優しい跳ね返りを実現しました。この2段階の衝撃吸収により、手首への負担を和らげます。

登りと下りで握り方を変えられるグリップも特徴です。登り時はグリップの下部を握り前に進む力を高め、下り時はグリップの上部を握ることで膝への負担を軽減します。

66~90cmの伸縮が可能で、収納時は47cmまでコンパクトになります。ブルーとボールドの2種類のカラーを展開しており、シャフトロックはスクリュータイプです。

手の疲れをできるだけ軽減したい人におすすめです。

キャプテンスタッグ「FEEL BOSCO トレッキングステッキ 3段 CST-002」

FEEL BOSCOのトレッキングステッキは、シャフトの長さ調節がしやすい、レバータイプのロック方式を採用しています。疲れたときでも簡単に長さ調節が可能です。

80~110cmと幅広く調節でき、収納時は58cmまでコンパクトになります。登りと下りでグリップの握りを変えられる2wayグリップを採用しているので、登り時はグリップの下部を、下り時はグリップの上部を握りましょう。

シンプルでコストパフォーマンスも高いため、これから山登りを始めたい人の最初の1本に最適です。

  • 商品名:キャプテンスタッグ FEEL BOSCO トレッキングステッキ 3段 CST-002
  • Amazon:商品ページ

まとめ

トレッキングポールは、登山やハイキングの際、足腰にかかる負担を軽減し、安全性を高めてくれるアイテムです。

グリップの形状やシャフトロックの方式などが選ぶ際のポイントになります。自分に合った商品を選んで、登山やハイキングを楽しみましょう。

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