早春を楽しむ!岐阜市の梅林公園~水道山をめぐるプチトレッキング

2021.02.24

私が書きました!
アウトドア/山好きライター
寺井真理
関東で編集の仕事をしながら登山に情熱を燃やし、脱サラして愛知にUターン。沢登りからアイスクライミング、山スキーなどを一通り楽しみ、アウトドア誌や環境教育などの企画・執筆。2015年に誕生した長女と3年間で子連れ登山50回以上。2019年に長男出産。実体験に基づくリアルな話題を提供します!

梅林公園と水道山をつなぐ

岐阜市の観光地であり人気の山、金華山から連なる山域のふもとに、梅林公園があります。

その名の通り梅が見事な公園で、紅梅、白梅あわせて50種類、1300本もの梅が植えられています。花が咲きにぎわうのは2月中旬~3月下旬。種類が多く開花時期がずれるので、長期間楽しむことができます。

ただ、この公園、一般向けの駐車場がないのです。公共交通機関でアクセスできますが、思い立って気軽に遊びに行くには車が便利です。

そこで、梅林公園の背後にある小さな里山・水道山をからめたルートを計画し、歩いてきました。無料駐車場からスタートし、花を見ながら、神社に立ち寄り、子どもと遊具で遊んだりお弁当を食べたりすることもできる、お散歩にぴったりのハイキングコースになりました。

見どころを紹介した絵地図をつくりましたので、これをお供に家族や友人と歩いてみてください!

水道山展望台からスタート

まず、金華山ドライブウェイを利用して、水道山展望台に向かいます。

広々とした駐車場に車をとめ、階段をのぼったところが展望台になっています。天気の良い日なら養老山地、伊吹山、美濃の山々が見渡せ、北西を向けば斉藤道三公・織田信長公ゆかりの岐阜城も目視できます。この場所には、かつてプラネタリウムや小さな観覧車などがあったというから驚きなのです。

水道山展望台からは、金華山の山頂は隠れながらも、小さく岐阜城が見えている。鳥かごのような見晴台はドライブウェイの途中にあるもの。金華山の山域は、金華山の名の由来ともいわれるツブラジイの花が一斉に咲き黄金色に輝く5月上旬もおすすめ(写真は5月夕刻に撮影)。

トレッキング開始! まずは石畳の道を下る!

歩き出しはトイレ横の、石で舗装された小道から。どんどん下っていくと、お地蔵さんの祠があります。立派な石垣は、水道山の名の由来となった水道施設の跡。途中分岐があり、「粕森町入口」と書かれた方に進むと、印象的ならせん階段で平地に下りられます。

粕森公園から梅林公園へ

らせん階段から下り立った場所が、粕森公園。東に回り込むとすぐ、早咲きの桜として知られる河津桜と出あえます。ソメイヨシノよりもピンクが濃く、本数は少ないですが見応えがあるんです! 地元では知られた場所なのか、通りを行き交う人が立ち寄り、みなさん見とれていました。

写真は、3月初旬の河津桜。色彩が鮮やかで、開花期間が長い特徴があり、雨に打たれてもすぐには落ちない。

真新しい複合遊具を左手に見ながら、山に沿い、道なりに進みましょう。瑞龍寺(ずいりょうじ)の前を通過し、少々の町歩きを経て、梅林公園の西端入口に到着します。

白い梅、ピンクの梅、多種が時期をずらしながら咲く。ベストタイミングはいつなのか? その目で確かめよう!

園内はたくさんの梅の木が並び、広い敷地内には遊具、砂場、芝生広場、ベンチ、そしてD51機関車(日中は機関室に搭乗可)の展示も! 公園の北の高台にある料理旅館「植東(うえとう)」の田楽メニューは、知る人ぞ知る梅林公園の名物料理。立ち寄って味わってみては。

山道に入り、水道山へ

公園敷地を奥に進み、階段を上ったところが篠ヶ谷神社。向かって右手に山道が続いています。何度か里山にありがちな細かな分岐がありますが、落ち葉を踏みしめ上へ上へ登ると尾根上に到達。そこは真っ赤な鳥居が立ち並ぶ、岐阜稲荷山本社です。

この階段で後ろをふり返ると、めちゃくちゃ眺めがいい! 里山っていいな!と思う瞬間。

階段を登りきり、神社の裏手に続く尾根を進みます。少しだけアルペンチック!

梅林公園の背後を屏風のように囲っていた里山の稜線上。こんなちょっとした尾根歩きでも気分爽快になれる! 正面の山が水道山(瑞龍寺山)。

真っすぐ正面の山に向かい、ひと登りすると、今日の最高点の水道山156mに到着です。

水道山のピークには、「瑞龍寺山頂遺跡」という立て札が。水道山はもともと瑞龍寺山という名の山で、山頂に立つ自分の足元には、弥生時代後期に造られた墳墓が2基あるそうです。

ここに葬られた王は山頂から同じ空を見ていたのかな……と考えてしまいます。中部エリアの里山の特徴として、高い頻度で古墳や城跡といった歴史の遺構に出あいます。歴女ではない自分でもそれらはおもしろく、里山ならではの魅力と思っています。

さあ、山頂からは駐車場に下るだけ。方角を間違えないよう帰り道を確かめ、やや落ち葉で滑りやすいところはゆっくり慎重に。おつかれさまでした!

■アクセス

マイカーの場合

水道山展望台へは、金華山ドライブウェイからアクセス(無料)。20台以上駐車可。梅林公園の周囲には無料駐車場はない

公共交通機関の場合

直接梅林公園に行くには、JR岐阜駅から1415番乗り場、または名鉄岐阜駅からは6番乗り場、大洞緑団地行き、諏訪山団地行き、または、せき東山行きで約10分、「梅林公園前」で下車。梅林公園まで徒歩3分。両バスとも10分程度毎に多数運行あり

■コース概要

距離…約2.5km

コースタイム…水道山展望台(20分)粕森公園(20分)梅林公園(30分)水道山(5分)水道山展望台 計75分 ※休憩時間を含まない

■アドバイス

距離が短く標高差が少ないため、未就学児から楽しめるハイキングコース。よく整備された道だが、岐阜稲荷山本社から水道山展望台に至る山道は一部やや足場の悪いところがある。細かい分岐が多いが、間違えても引き返すくらいの緩い気持ちで歩こう

※2021年3月の第69回ぎふ梅まつりは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止 ※紹介した内容は、2021年2月の情報です

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